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勝ち馬に乗る

世論調査でも福田さんの指示が大きいとなると,福田康夫首相の誕生はほぼ確実と言えましょう。

福田氏支持55.9% 麻生氏の倍近く 本社・FNN世論調査
 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は安倍晋三首相の辞任表明を受け、15日午後と16日、合同で「政治に関する世論調査」を行った。自民党総裁選に立候補した福田康夫元官房長官(71)と麻生太郎幹事長(66)のどちらを支持するか聞いたところ、福田氏が55・9%と麻生氏の28・1%を倍近く上回った。福田氏は選挙戦でも多くの党所属国会議員の支持を集めているが、世論も同様の判断を示した格好だ。(産経新聞)

 今回の自民党総裁選挙では,福田さんが「派閥主導」,麻生さんが「個人アピール力」をベースに戦っている。マスコミでも,福田さんを支持する自民党議員を勝ち馬に乗って支持にまわったという報道がなされている。これをもって,麻生さんも野党も,「古い自民党政治だ!」という非難をしているのだが,ここですこしひっかかった。

 今の自民党議員には,小泉元首相の郵政民営化法案をめぐる解散・総選挙のときの党執行部の非常に厳しい姿勢がまざまざと記憶されているのではないだろうか。自分の主張を曲げず,郵政民営化に反対した議員は「造反組」と呼ばれて,非常に苦しい戦いを強いられたのだ。党執行部の意向に逆らうと,議員としての生命も危ぶまれるとなると,勝ち馬に乗るかのような動きも,久間元防衛大臣ではないが,「しょうがない」気がする。
 そう考えると,極端に福田さん支持に集中した今回の状況は,旧来の自民党の派閥論理というよりは,むしろ郵政解散以来のショックが,まだ消えていないということなのではないだろうか。

 私個人としては,一つの政党が一つの意見でまとまっているのは至極当然の姿であって,むしろ,意見が合わない人同士が同じ党に存在するというのは,政党のそもそもの存在理由からして矛盾している気がするのです。

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