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一年に一度「父の日」があることを,世のお父様方は嬉しく思っているのだろうか。
父の日について調べてみると,その起源は意外と古い。1908年にアメリカで始まったのだそうだ。1908年といえば,日本では日露戦争の勝利に気分を良くしているころだ。(翌年に伊藤博文が暗殺されたんですな。)男で一つで育てられた女性が,「母の日があるのに父の日が無いのはおかしい!」と主張したのがはじまりだとか。
ネットで調べているうちに驚いた。 「日本ファーザーズデイ委員会」なるものが存在するんですね。設立は1981年というから,それほど昔ではない。しかも,父の日のプレゼントには 黄色いリボンをしなくてはならないのだそうな。知らないことって身近にもあるものです。
そもそも「父の日」について調べてみようと思ったのは,仕事帰りにみかけた駅のポスターが原因なのだ。「父の日」にちなんで,「お父さんと一緒に陶芸体験」とか「お父さんに“旅”のプレゼントはいかが?」とか,そういうイベントがあちこちで行われるらしい。
「わたし,土日は仕事なんです・・・でも父親でもあるんです。」そういう人って少なくないんじゃないかと思ったわけです。駅員さんはもちろん,タクシーの運転手とか,結婚式場やイベント会社,テーマパークなんかで働いてるお父さんたちは,父の日もやっぱり仕事をしてることのほうが多くなりますよね。「父の日」とか言われても,自分には関係ないよ,というさめた見方をしてしまうお父さんはどれくらいいるんでしょうか。ちょっと調べてみたいものです。
蛇足ながら,「日本ファーザーズデイ委員会」ではアンケートも行われておりまして,「もらって嬉しかったプレゼントは?」という設問に対しては,「何でも嬉しい」という回答が圧倒的に多かったです。このあたりは,私の感覚とも一致しています。そうすると,「もらって困ったプレゼントは?」という項目の回答は当然「何も無い」がダントツかと思いきや,浅慮でした・・・。「好みでない服やネクタイ,サイズの合わない服」が同じぐらい多かったですね。身につけるものは,相手の好みやサイズを熟知していないと大失敗してしまう可能性大なので,父の日に限らずプレゼントとしては注意しなければならないカテゴリなのは明白なのです。たとえば,私にビンテージジーンズなどを贈られても,価値はわからないわ,着る機会はないわで,ユニクロジーンズと同じ扱いを受ける程度で済みますが,間違って金のネックレスとか贈られた日には,即日質屋行き確定でございます。
私の疑問を解消してもらうためには,このアンケートに,「父の日があったほうがいいか?」という設問も設けてほしいところですが,「日本ファーザーズデイ委員会」の存在意義に関わる重大質問なので,ちょっと無理かもしれません。
だいたい,「父の日」を6月の第3日曜日に決めてしまっているのがまずいんじゃないかとおもうわけです。むしろ「自分誕生日」というのを祝日にしちゃって,自分の誕生日はどんな仕事の人も休める,などとした方が,父親でない人にとっても楽しいんじゃなかろうか。
あ〜,でも,紳士服のお店とか百貨店の人は困っちゃうかもしれませんね。
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