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月に数回ある,夕方からの仕事の日だった。
地下鉄を降りて改札を出ようとすると、目の前に何かを配りたいオーラを漂わせる女性の一団が。何事かと思っていたら,駅の放送でこれまた珍しく,女性の声でのアナウンス。どうやら,地下鉄のマナー向上のために,近くにある某有名公立高校の生徒が何かを配っていたようだった。
はっきり言わせてもらえば、福岡の列車の乗車マナーは宮崎と変わりない。街並みは都会ぶっているが、マナーは田舎のままである。
福岡の町は好きだ。が、一度東京で生活したことがある身としては、降りる人間がまだいるにも関わらず入ってこようとするとか、ドアの“前”に並んでいる、などの光景は、見た瞬間に未だにゲンナリしてしまうのだ。
もう一ついやなのは、マナー向上を訴える、中高生の描いたポスター。
あんなポスターを描いたところで、マナーが向上するはずがない。あれを見て、「あ、気をつけなきゃ…」と思うような人は、ポスターがなくてもマナーが良いはずだ。
もう一つ言えば、あのポスターを描いている方々が、乗車マナーについてどれほど深刻に考えているのか、疑問を感じずにいられない、ということだ。
訴え方が目新しいだけで、言っていることは「携帯電話使用の自粛」とか「つめて座る」とか「床に座らない」などなど、全く目新しさがない。いわゆる「いい子ちゃん的視点」からしかマナーを見つめていないということだ。
今から地下鉄で帰るのだが、ポスターが掲示されていないことを切に願うのみ…
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