いいかんじ

社会科教師の目から見た 世の中 ってこんなかんじ

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先日,ある中学1年生の男子生徒に聞かれたのだ。




    「先生,先生はサンタさんはいると思いますか?」




 これが,小学校低学年ぐらいまでの子であれば,即答だったろう。「もちろんいるはずだよ!」と。

 ところが,相手は制服を着た中学生。しかも男子だ。この子はどういう意図でこんな質問をなげかけてきたのだろうか。私の頭の中では猛烈なスピードで,そのこの問いの意図をさぐっていた…が,結局つかめないまま,

 「今日本で知られているサンタクロースは,つくられたイメージのものだから,ああいう,トナカイがひく空飛ぶそりに乗って煙突から入ってくる,白い縁取りの赤い服をきた,白いひげを生やした太ったおじさんはいないと思うな。ただ,今のサンタクロースのもととなった人物は実際にいたかもしれないね」

 などという返答をしてしまった。

 その子は,私の返答を全く理解できていない様子だったのだが,非常に素直な子なので,「ふぅ〜ん・・・ どうもありがとうございました」と言って去っていったのだった。

 この一件から,小さい子に即答してしまっている,私の考え方の根本は,果たして正しいのだろうか,という疑問にさいなまれている。これほどまで平気で小さい子を「だまして」いて,それに対して微塵も罪悪感を持たないような例がほかにあるだろうか・・・と。

 確かに,信じさせてあげたい気持ちは,自分にも3歳の息子がいるのでよくわかるし,今年のクリスマスにはサンタさんは本当はうそなんだよ,とか言うつもりはさらさらないのだが…ただなんとなく気になった,それだけです。

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