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JapanKnowledge「新語探検」より
社会 -2007年1月8日
=以下引用=====
北海道大学教授の山岸俊男の造語。「頭でっかち」が「知識や理論が先走って行動が伴わないこと」(大辞泉)であるのに対して、「心がすべてであって、精神的なものがすべてを解決する」という考え方。戦争中の「精神主義」にその極端な形がある。山岸によると「日本人は集団主義的でアメリカ人は個人主義的」なのが「常識」とされているが、この常識は間違っているという。実験によるとアメリカ人の方が集団に協力的で、日本人の方が個人的に行動する傾向が強かった。日本人は集団志向的な「心の性質」をもっているわけではなく、相互監視、規制、しがらみや圧力といった「社会の圧力」のなかでそうしているに過ぎないのである。ここに「心でっかち」が生まれてくる背景が存在する、と山岸は指摘している。
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日本人って,「気合」とか「心」とか大好きですよね。大好きというか,原因をそこに求めすぎるという気がします。
たとえば,「風邪をひく」という状況を考えます。風邪をひくのは「気合が足りないからだ!」ということをいう人もいますが,実際には気合は関係ありません。ウィルスや菌が体の中に入ってきて,体の中で免疫系との戦いが行われるわけですが,抵抗力が弱っていると,体調をくずしてしまうだけのことです。それなのに,風邪をひいた人が悪いような言われ方をするときがあります。これは納得できないですよね。
あと,某化粧品会社のシャンプーのCMも気になっています。
「日本の女性は美しい」
とかいってますけど,だいたい,「美しい」の基準からしてよくわかりません。髪だけの話をしているんでしょうか。それとも外見?それとも心身ともにってことでしょうか。あまりにも漠然としています。
私は女性ではないので,女性があのCMを見てどう思っているのか正確にはわかりませんが,男性がああいうCMをやっていて,「日本の男性はかっこいい」と言われたとき,まず納得はできないんじゃないかと思うわけです。それどころか,ちょっと腹が立つかも。「かっこよくなければ日本人じゃないのか!」ってね。
どんどん「心でっかち」から離れていきますが,筆が乗っているので続けます。
去年,ワールドカップありましたけど,あのときも「サムライ」という言葉が耳障りでした。言葉の響きはかっこいいのかもしれませんが,あの「サムライ」っていう言葉は,日本チームの特徴を的確に表現していたんでしょうか。もしそうだとするならば,どんな特徴だったのか。これまた漠然としています。
女子のサッカーチームはこれまた漠然愛称の「なでしこ」。ボールを敵と奪い合うサッカー選手の表現として「なでしこ」はあんまりじゃないですか?とりあえず日本女性っぽいフレーズというだけでつけられている気がしてなりません。
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