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「100%植物由来成分です」 などと謳うテレビCMを見たりすると,「どうして植物由来だったら安心できると言えるの?」とつっこんでしまいます。この世にあまた存在する植物には,人間の身体に害を与えるような成分を含むものも多いと聞きます。それを,植物由来だから安心という言い方をされるのは,納得がいかなかったんです。 タイトルの本は,そんな思いから手にとってみました。 読んでみての印象ですが, (1)化学物質と人間の身体への影響の関係について,データや化学式などをもとに, 世間のイメージが間違っている,または,大げさに騒ぎすぎているという事を説明 しようとしていて,内容としては賛同できるものが多かったです。 (2)初歩的な化学知識がないと,読んでいても意味がわかりにくいところがあります。 逆に言えば,この本程度の話が理解できないと,健康食品の宣伝や,危険を 煽るマスコミの言説に簡単にだまされてしまう可能性があるとも言えます。 やはり,義務教育で化学の素養が培われていないと,マスコミに簡単にだまされて しまうのだなぁ,と感じました。 (3)論の展開が,やや不統一なところもありました。 [例] P.16
〔しかし単純に「人間がどんどん二酸化炭素を出したから暑くなった」と 両者を結びつけてしまうのは早計なのです。〕 P.81 〔また石油を燃やしてエネルギーを得るということは,とりもなおさず地 下に眠る炭素分を汲み上げ,二酸化炭素の形で大気中に放出することに 他なりません。いうまでもなく,これこそが地球温暖化の最大の原因で す。〕 今日も田んぼの草取りをしてきましたが,農業従事者が激減してる現状で,米の自給を維持しようとすれば,農薬の使用は避けられないことが体験としてわかるのです。大人15人が集まって,3時間かけても1面の田んぼの草取りが終わらないんですから…。 化学物質に対しても,名前やイメージだけで悪者扱いするのはそろそろやめないといけないんじゃないでしょうかね。 |
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2008年08月10日
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