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Amazonの書評では絶賛ですね。(…と言ってもお二人のご意見ですが)
日本の通貨である「円」がどのような時代背景からどのようにして生み出されたのかというストーリーを,大隈重信を主人公として描いた作品です…あたりまえすぎる?(笑)
正直言うと,小説としてはいまひとつ読み応えに欠ける作品でした。300ページ近い単行本でしたが,あっと言う間に読み終わってしまいました。その間,終始大隈重信の尊大さが鼻についたままでした(^^;
好みの問題かもしれませんが,大隈重信の人間像をいまひとつふくらませきれずに終わってしまっている感があります。私が好んで読む藤沢周平作品に比べると,底が浅い感じです。
大隈重信という人間を感じたい,という人にはあまりお勧めはできませんが,幕末から明治にかけてのごくごくわずかな時期に,かなりの難産の末に「円」が誕生したストーリーをすっきりと理解したい人にはお勧めできるかもしれません。
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