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皆様、あけましておめでとうございます。
4日が初日の東京乾電池「ハムレット」のため、昨日と今日のみお休みの吉橋です。
寝て過ごそうかとも思いましたが、やっぱり映画を見に行くことにしました。
「男はつらいよ」2本立て。
観終わって、とっても気分がいいです。
お雑煮も食べたし、明朝の仕込みがんばるぞ!
というわけで、今年もなにとぞよろしくお願いいたします。
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こんにちは、ゲストさん
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皆様、あけましておめでとうございます。
4日が初日の東京乾電池「ハムレット」のため、昨日と今日のみお休みの吉橋です。
寝て過ごそうかとも思いましたが、やっぱり映画を見に行くことにしました。
「男はつらいよ」2本立て。
観終わって、とっても気分がいいです。
お雑煮も食べたし、明朝の仕込みがんばるぞ!
というわけで、今年もなにとぞよろしくお願いいたします。
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ウニー・ルコント監督の韓国映画。
すんごく良かった。(以下、ネタバレを気にする方は読まない方がいいです。ぜひ、観に行ってください、映画館に。)
ファーストカット、自転車の前の席に乗せられ、心から楽しそうな少女の顔から映画は始まる。
口を大きく開け、入ってくる風を受けてニコニコしている。
大好きなお父さんに自転車に乗せてもらって彼女はとてもうれしいのだ。
彼女の名はジニ。街を歩き、食事をし、父のために歌を歌い、終始しあわせそうなジニ。
だが、なぜか父親は遠景だったり、背中だったり、手だけだったりで、その顔は映らない。
家に帰って眠るとき、彼女は父の背中にそっと寄り添う。
どうやら、母はいないらしい。
翌日、彼女は父とともにケーキ屋に行き、さんざん迷ったあげく大きなケーキを買い、父とともにバスに乗る。
途中、バスを降りて田んぼで用を足し、バスに戻ろうとするところでぬかるみに足を取られるジニ。
そのジニの足を、父は丁寧に洗い流してやる。
愛に満ちた手つきで。
このとき一瞬だけ父の顔が映るがこれも遠景でぼんやりとしか映らない。
やがてたどりついた先には大きな鉄格子の門。門の向こうには数人の子供たちの姿。こちらをじっとうかがっている。そのほかには修道女の格好をした女性が数人。建物の屋根には粗末な十字架。
父に手を引かれ、門の中へ入って行くジニ。
やさしげな眼鏡の中年男性に父と二人であいさつし、「中を案内してあげよう」と言われてジニだけ修道女に手を取られ、子供たちのいる食堂へと向かう。
何かを感じ取り、不安げな表情で父のほうを振り返るジニ。
そのとき初めて父の顔が映る。はっきりと。
困ったような、笑顔のような、泣き顔のような表情。
食堂で他の子供たちにあいさつするよう言われたジニは、ハッとして叫ぶ。
「ケーキを忘れた!」
叫ぶと同時に、さっきまでいた部屋に向かって走り出したジニが見たのは、閉まりかける鉄格子の大門と、その向こうに歩いて行く父の後ろ姿だった。
ここまでの展開で、もう僕の心は鷲掴み。目には不覚にもうっすら涙を浮かべて見入ってました。
ただ誤解しないでもらいたいのは、泣いてスッキリ、涙の感動大作!というような薄っぺらなものではけしてないということ。子供をダシに涙と金を絞り取る卑怯な作品でもないということ。
事実、このあと空腹に耐えかねて食堂に忍び込み、釜の底に残されたご飯粒をこそげ落として食べながら涙を流すジニの姿に、僕はついにたまらなくなって涙をダーッと流しはしたのだけれど、それでカタルシスを得てスッキリということではなく、涙は、もっともっと深いところへといざなわれて行くその第一歩でしかなかった。
カトリックの孤児院に預けられたジニは、その現実を受け入れるのを拒み、反抗し、脱出を試みるのだが、それを含めたこの後の展開は是非、映画を見てください。
子供から見た世界をきちんとフィルムに焼きつけている。
ローアングルが印象的だが、単なるスタイルの模倣ではなく、子供の目の高さから見た世界ということと結びついているから表現としての強度が違う。
ジニ役の女の子がとにかく可愛い。
ジニが最初に心を開くスッキ役の女の子もとても可愛い。他の子供たちも本当に可愛い。
胸に突き刺さる、すばらしい映画だった。オススメ。
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いやぁ「ダブルベッド」傑作だったなぁ。
いい映画だった。
こないだシネマヴェーラで観たロマンポルノ特集の一本。
藤田敏八監督。荒井晴彦脚本。
大谷直子、石田えり、柄本明、岸部一徳、高橋ひとみ、趙方豪、出演。
素晴らしい脚本と、素晴らしい監督と、素晴らしい出演者がそろって、素晴らしい映画が出来る。
なんという幸せなことなんだろう。
観るほうもしあわせ。
三角関係がふたつ。ひとり(大谷直子)とひとり(柄本さん)がその両方に重なって四角関係。
たとえばそれが、冒頭のほうの一杯飲み屋のシーンでの座り位置で暗示されていたりするのもとてもくすぐる。
カウンターに左から岸部一徳、大谷直子、柄本明、石田えりの順で並んで座って。
岸部一徳、大谷直子が夫婦。そして岸部の大学時代の友人が柄本明。そのちょっと年の離れた恋人が石田えり。
やがて大谷と柄本が関係を持つことになるのだが…。それがもうこのシーンでものすごく匂い立っている。
その後もシーンシーンの人の立ち位置、物と人の位置取りが、もう、いちいちの構図がバシバシ決まって行く。
そして俳優陣の演技も素晴らしい。
なぜか大きなライオンの絵が掲げられたバーで、その絵の下で吉行和子と鈴木清順がオスとメスの役割について語っている、そのすぐ近くのカウンターでこれから関係をもつであろう大谷・柄本が飲んでいるところとか。
初めて大谷と関係を持った直後に、岸辺に話があると持ちかけられた柄本が、ドキドキしながら岸部とバーで飲むところとか。
岸部一徳が不在のマンションで大谷・柄本が密会しているところに岸部が帰ってきてしまうところとか。
関係がバレて岸部と柄本が岸部のマンションでウィスキーを飲みながら話し合うところとか。
挙げて行けばきりがないくらい面白いシーンのオンパレード。
観終わって、あぁ観に来てよかった。もう一度観たい。とすぐ思った。
こりゃ、傑作ですぞ。
DVD化されてるかなぁ。されてたら借りて来て、いや、買ってでももう一度観たい。いや、何度も観たい。
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3日前に渋谷シネマヴェーラで観た。
まずは「自転車泥棒」。ヴィットリオ・デ・シーカ監督。
イタリア映画。名作の誉れ高く、いままで名前は知っていたけど観たことなかったのです。
いいです。
世の中はけして公平じゃないってこと、よい行いをすれば必ずよい報いがあるとは限らないこと、そういう現実に目をつぶらない。厳しい映画。
父親と幼い息子の関係性、「そうそう!そうだよ!」って思って観てました。
そしてラスト前に主人公が葛藤するシーン。
台詞では一切説明しないけれど、主人公の気持ちが手に取るように分かる。
物との距離の取り方、距離の変化、によって心情も動くしドラマも動くと言うことがとてもよく分かる映画でした。
息子ブルーノのこまっしゃくれ方がとっても可愛い。
つづいて「喜びなき街」。ゲオルク・ヴィルヘルム・バブスト監督。
ドイツ映画。サイレント。
サイレントだから、台詞による説明が制限されるぶん、画というものがものすごく考えられていて勉強になる。
画を観ただけで関係性やドラマが伝わってくる。
その人の配置、物の配置。
とくにセットの置き方。度のシーンを観ても、ドラマが起こりそうな空間がそこにある。
何度も観て、セットを考えるときの参考にしたい。盗みたい。
そう思わせる映画だった。
3.11以来ずーっと絶えていた映画を観る日々を再び始めるにあたって、これ以上ないくらい素晴らしい2作品だった。
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いま参加しているワークショップ(ワークショップとは何かについては昨日の記事参照)に一緒に参加している人が出ている映画を観に行った。
映画全体のことはさておき。
その人の演技のみずみずしいこと。
うわー、やられた。という感じ。
すなおに、ポンとそこにいれてる感じ。
衒いも無く力みも無く。
もちろん本人としたら「そんなことない」って感覚もあるかもしれないけれど、観ている方としてはそう見えました。そして、誤解を恐れずに言えば、本人の内面がどうあれ、観客から見てそう見えればいいと思うしね。
心とか、気持ち、は演者の内面にあるのではなく、観ているものの想像力の中にある。
これは東京乾電池の養成所に入って以来、劇団員4年目に突入した現在に至るまで日に日に強くなる確信のひとつ。
そういう意味で、すばらしい俳優さんだなと。
才能に嫉妬。
すくすく育っていくんだろうな〜。すくすくキャリアを積んでいくんだろうな〜。
くそー、負けねぇぞ!!
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