降り続く雨

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PTSD

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こんにちは。「降り続く雨」の”のえる”です。
本日はPTSDに関する話題です。


癌(がん)の患者さんが亡くなる場所と
残された遺族の精神状態には深い関連性があるようです。
GIGAZINEに興味深い研究結果が掲載されていました。
皆様にご紹介したいと思います。
・アメリカ Dana-Farber癌研究所の
 Alexi A. Wright博士による研究結果。

・342人の(進行した)癌患者と看病する家族を対象にして、
 患者のQQL(社会的な満足度、幸福度)と
 家族の精神的健康についてを研究した。

・病室やICU(集中治療室)で亡くなった患者は
 在宅ホスピスの患者と比べて、
 大きな身体的・精神的な苦痛を味わっており、QQLが低かった。

・看病をする家族も、病院で亡くなった場合は、
 自宅と比べて、PTSDとなるリスクが5倍も高たった。

・具体的には、病院で亡くなった場合の発症率は21%だが、
 自宅の場合は4.4%。

・家族が遷延性悲嘆障害(何事も手に付かない強い悲嘆)となる割合も、
 病院の場合は21.6%だが、自宅では5.2%だった。
つまり簡単にまとめてしまうと、
癌患者が亡くなる場所は残された家族の精神状態に影響する
という研究結果ですね。

しかし、意外だったことは、
患者が亡くなると、看病している家族は
PTSDを発症するリスクがあるのですね。
21%という確率なので、かなりの高確率と言えます。
そして、今回の研究では癌でしたが、
他の病気でも同様なのかもしれませんね。

自宅でのホスピスには課題が多いとは思いますが、
患者にとっても、家族にとっても、
「最期の場所」は重要な意味を持つようです。
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こんにちは。「降り続く雨」の”のえる”です。
本日はPTSDに関する話題です。


皆様は「中3男子の自宅トイレ監禁」事件を覚えていますか?
昨日(9月15日)に判決があったようです。
事件の内容は次のとおりです。
・母親とその交際相手は、
 東京都練馬区で当時中学3年だった次男を
 トイレに11日間閉じ込めた。

・パン、水、角砂糖しか与えず、
 木片でドアを固定していた。

・事件の3〜4ヶ月前から、次男を木の角材で殴ったり、
 手に火をつけるなどの虐待を繰り返していた。

・上記の結果、顔などを数ヶ所を骨折し、
 身長約165センチに対し、
 体重は40キロにも満たないほど衰弱していた。
このような悲惨な虐待に対する判決は...
・検察側の求刑・懲役3年に対して、
 東京地裁は半分の懲役1年6月を言い渡した。

・刑期が半分になった理由として、
 被害者はもっと早く助けを求めることが出来たはずだが、
 被告の期待に応えたいという気持ちがあったために、
 自らの意思で助けを求めなかった、と指摘。

・東海学院大学の長谷川教授によると、
 虐待でPTSDになると、無力感に陥って、
 「自分が悪いからこういう事態になった」と思い込むようになる。

・「助け」を求めないこと自体が虐待の深刻さを物語っており、
 判決はその実態を理解していない。
なるほど。
長谷川教授の言葉には説得力があります。
確かに虐待やPTSDの実態を理解していない判決かもしれませんね。

被害者の少年が幸せに成長することを祈ります。
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こんにちは。「降り続く雨」の”のえる”です。
本日はPTSDの研究についてです。
男性と女性では発症の傾向に違いがあるようですね。


PTSDとは「心的外傷後ストレス障害」のことです。
災害、事故、戦争、犯罪、虐待など原因で心の傷を負い、
それが原因で様々なストレス障害を引き起こすことです。

Healht Day Newsに興味深い研究が掲載されていましたので、
皆様にもご紹介いたします。
・南デンマーク大学のAsk Elklit氏らの
 グループによる研究結果。

・PTSDの研究に参加したことがある
 6548人のデータを分析した結果。

・上記のうち21.3%が発症しており、
 女性は男性の2倍の発症率だった。

・PTSDに最もなりやすい年代は、
 女性では51〜55歳だったが、
 男性では41〜45歳だった。
つまり簡単にまとめてしまうと、
PTSDを発症しやすい年齢は男女で異なる
という調査結果でしたね。

日本においても同じ結果なのでしょうか。
上記の調査のとおりだとすると、
中高年の発症がもっとも多いということになります。
気になるところですね。
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こんにちは。「降り続く雨」の”のえる”です。
本日はPTSDの治療法についてです。
アメリカ国防総省が研究している方法についてお話しいたします。


皆様もご存知のとおり、アメリカは戦争のために
イラクやアフガニスタンに兵を送って来ました。
とても過酷な戦争だったために、帰還兵の5人に1人は
PTSDに罹患しているという推測もあるそうです。

そんな状況を解決するため、
次のような研究を行われています。
・ウォルターリード陸軍病院の
 Sean Mulvaney中佐のチームによる実験結果。

・対象は2人のPTSDを発症した兵士。
 (1人は現役、もう1人は退役軍人で20年前の湾岸戦争に従事)

・上記の兵士に、頸部の神経の束の部分に
 局所麻酔薬を注入する「星状神経節ブロック(STB)」
 という治療法を実施した。

・注射後10分ほどで、2人ともとも症状の緩和を実感した。

・7ヶ月後には2人とも、
 抗うつ薬と抗精神病薬の利用を止めることができた。

・シカゴ在住のEugene Lipov医師も上記の研究とは別に
 退役軍人を対象に独自に実験を行ったところ、
 悪夢、フラッシュバック、継続的な不安が完全になくなった。
つまり簡単にまとめると、
首に麻酔薬を注射する方法によってPTSDを治療した
という研究結果でしたね。

ちなみに、星状神経節ブロックは
神経痛、顔面神経麻痺、突発性難聴、多汗症等の
治療で使われている治療法です。

まだまだ研究の途中だと思われますが、
有望な治療法なのかもしれませんね。
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こんにちは。「降り続く雨」の”のえる”です。
本日は子どもの頃の体験と脳への影響についてです。


過去の記事で取り上げたことがありますが、
幼児期にPTSDを発症した子どもは海馬が縮小していた
という研究結果がありました。

PTSDを発症する原因は様々なことが挙げられます。
その中の一つが親からの虐待ですね。
しかし本人(子ども)が直接的に暴力を受けない場合でも、
脳に悪影響が出るケースもあるようです。
・熊本大学 友田准教授と
 アメリカのハーバード大学による共同研究の結果。

・18歳から25歳までのアメリカ人の男女の脳を解析して比較した。

・上記の内訳は、子どものころにドメスティックバイオレンス
 (父親が母親を殴ったり蹴ったりという暴力)を目撃した15人と、
 暴力のない平和な家庭で育った33人。

・ドメスティックバイオレンスを目撃した人は
 平和な家庭で育った人と比べて、脳の「視覚野」が平均で20.5%も小さかった。
つまり簡単にまとめてしまうと、
子どもの頃にドメスティックバイオレンスを見て育った人は
脳の一部が小さくなっていた
ということですね。

ちなみに「視覚野」とは目で見た情報を処理する部分です。
「視覚野」の発達が不十分な場合には
知能、学力、(見たものに対する)記憶力などが低くなるそうです。

本人が直接的な被害を受けなくても、
子どもにとっては、家庭内の暴力を目撃することは
大きなダメージになっているのですね。
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