季節の記録

家のまわりの自然の移り変わり

読書日記

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名曲解説

                  名曲解説
    「この名曲が凄すぎる」百田尚樹
名曲解説の本は沢山あるが、この本は今までになく判りやすい解説書である。
百田尚樹という人の作品は読んだことは無いが、クラシックファンで2万枚を超えるCDを購入したという人だけあってそのクラシック曲に関しての知識は凄いものがある。
ペールギュント組曲からはじまって、ベートーベンの「交響曲六番・田園」、など
ドビッシー「牧神の午後への前奏曲」まで34曲を百田さんの独断とはいえ、氏の好みによる選択で興味深いクラシック曲について、しかもその曲の中の特にポイントとなる部分についてCD付きの解説をしているところが素晴らしい。
それぞれの曲の作曲された時代や、作曲者のエピソードを含めて興味深い話しが語られる。
ペールギュント組曲では、ペールギュントの奇想天外な人生を紹介しながら、曲の編成や聴きどころが説明されて行く。「ソルヴェーグの歌」は自由奔放は人生を送って、最後にすべてを失って故郷に戻り、年老いたかっての恋人ソルヴェーグの膝に抱かれながら彼女の優しい子守歌を聴きながら静かに息を引き取る、、、、、。この歌のしんみりとした響きが
いっそう心に沁みるものがある。
また、
ショスタコービッチの「交響曲第五番」はショスターコビッチがロシア革命後の共産党政府により、”反革命的”とされ逮捕あるいは処刑を逃れるために”ソヴィエト革命を称える”曲として作曲された・・・・。など、各曲の隠れたエピソードや百田氏の独自の受け取りかたなど興味深い話しが続く。
             
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一気に読み通す本ではなく、CDを聴きながら、一曲一曲の解説をゆっくり楽しみたい本である。時間をかけてそれぞれの曲をゆっくり聴き直しながら、読み進んで行こうと思う。



昔、読んだ日本文学、特に明治時代の文豪の作品をもう一度読んで見たいという気持ちになり、特に印象が強く残っている作品を読み返すことになった。
芥川龍之介の「藪の中」。
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芥川の作品は、特に多く読んだような気がする。「羅生門」、「鼻」、「地獄変」、蜘蛛の糸」、「河童」、「杜子春」、、、中でも短編の「藪の中」は何故か記憶に残っている
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あらすじ
旅をしていた若い武士夫婦が盗賊に襲われて、若い武士が殺された。
その事実について、盗賊、武士、妻が語る。それぞれの言い分の微妙な違い、、、、、。

捕らわれた盗賊の白状(要約)
「私は、あの女の顔を見て、この女を奪おうと思いました。夫婦を騙して夫を藪の中に誘 い込み、夫を倒し縛り上げました。女は縛られている夫を見て、あなたに犯されるなら、  その前に夫を殺してくれ、というのです。そこで私は彼の縄を解いて、堂々と戦うこと にしました。激しい戦いの結果、私はついに相手の胸を刺し貫き、相手を倒しましたが、 気がついて見ると、女の姿はありませんでした。
 その後、私は馬から落ちて怪我をし、逮捕されました。」

清水寺に来た女の懺悔(要約)
「その男は、私を手籠めにすると、口に笹の葉を詰められて口のきけない夫を眺めて嘲る ように笑いました。夫は私を蔑んだ目で睨みました。その目を見て私は気を
失ってしま いました。
 気がついたら、盗賊はいなくなり、縛られた夫だけが目の前にいました。
 私は、夫にあなたに恥を見せました。もう生きてはおれません。どうぞ一緒に死んでく ださい、というと口のきけない夫の目は「殺せ!」と言っていました。 
私は短刀をとって夫の胸を刺しました。」

巫女の口を借りた死霊の言葉(要約)
「縛られた俺の前で、盗人は妻を手籠めにしたあと、巧みに妻に話しかけた。妻は盗人に 手をとられて藪の外に行こうとするとき、盗人に「あの人を殺してください」と叫んだ。 これを聞いて盗人は妻を蹴り倒した。盗人が俺をどうするかためらっている間に妻は逃げ出した。盗人は俺の縄を解いて、藪の外に立ち去った。
 俺は妻が落としていった短刀をとってひと思いに我が胸に突き立てた。
 俺は闇に沈んだ。」
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最近の世の中でも、このような微妙な違いの言い分が飛び交っている場面が多く、ふとこの短編小説を思い出すことが多い。

森 鴎外 「舞姫」

             「舞  姫」
      森   鴎 外                                                                                                                                
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        ドイツ留学中に出会ったドイツ女性との悲恋の物語

冒頭、
”石炭をば早や積み果てつ。中等室の卓のほとりはいと静にて、熾熱灯の光の晴れがまし きも徒(いたずら)なり。今宵は夜毎にここに集い来る骨牌(カルタ)仲間もホテルに 宿りて、舟に残れるは余一人なれば。五年まえの事なりしが、平生の望み足りて、洋 行の官命を蒙り、・・・・・・”
に、始まるこの小説「舞姫」は近代的な内容を、漢文調と和文調を混ぜ合わせた斬新な雅文体で表した文は当時大変な評判をとったとされている。

あらすじは、
明治時代。主人公でドイツに留学した官吏・太田豊太郎(文中は「余」の一人称)が帰国途上のサイゴン寄港し、停泊中の船内客室で、回想録の形でドイツ滞在中の想い出を綴る。
「余」は幼い頃から成績優秀で大学卒業後国家公務員に合格し,官庁での成績も優秀で、ドイツへの出張を命じられる。
ドイツでの3年の勤務の後の、そんなある夕方、街角ですすり泣きながら佇む若い女性エリスに出会う。彼女は町の貧乏一座の踊り子で、昨日父を亡くしその葬式代もないと嘆く。彼女の家まで彼女を送って行くと、亡くなった彼女の父は仕立屋であり、若干の葬式代をおいて帰った。
以後、踊り子エリスとの交際が続くが、仲間の讒言によって「余」は免職される。
その後「余」はエリスと同棲し、生活費を工面するため、新聞社のドイツ駐在通信員という職を得た。
エリスはやがて「余」の子を身篭る。「余」は友人である相沢謙吉の紹介で日本の大臣のロシア訪問に随行し、信頼を得ることができた。復職のめども立ち、また相沢の忠告もあり、「余」はエリスとの関係を絶ち日本へ帰国することを約束する。
しかし、「余」の帰国を心配するエリスに、「余」は真実を告げられず、その心労で半狂乱となり雨の市中をさまよい、エリスの部屋に倒れ込み、人事不省に陥る。その間に、相沢から事態を知らされたエリスは、衝撃の余り発狂し、治癒の望みが無いと告げられ精神病院に収容される。「余」は エリスの母親に、今後の十分な生活費、エリスの出産費用を渡し、大臣とともに帰国するが、、、
「相沢謙吉が如き良友は、世にまた得がたかるべし。されど我が脳裡に一点の彼を憎む心、今日までも残れりけり。」 との悔悟の言葉でこの物語を閉じている。

冒頭の若い女性エリスとの出会いは、ドイツの作家レマルクの長編「凱旋門」の
冒頭で主人公のラヴィックがパリの夕刻の街角でうつろな表情をした女に出会う
場面を思い出す。

虞美人草(4)


第十節
藤尾の母が宗近家に乗り込み宗近君の父の大和尚と藤尾の兄の甲野さん、藤尾の結婚について話が続く。隣室では宗近君と妹の糸子の話が続く。
 
第十一節
博覧会場に甲野さん、妹の藤尾、宗近君、その妹の糸子が訪れた。
 
 (原文)
   ”・・・・松高くして花を隠さず、枝の隙間に夜を照らす宵重なりて、雨も降り風も吹く。はじめは一片と落ち、
   次は二片と散る。次は数うるひまに只はらはらと散る。
   この間中は見るからに万紅を大地に吹いて、吹かれたるもの地に届かざるうちに、梢から後を追うて落ち
   てきた。
   忙しい吹雪はいつか尽きて、今は残る樹頭に嵐もようやく収まった。星ならずして夜を護る花の影は見えぬ。
   同時にイルミネーションはついた。
   「あら、」と糸子がいう。「夜の世界は昼の世界より美しいこと」と藤尾が言う。・・・・・・・”
 
博覧会会場で4人が見物をしていると、小野さんが小夜子を伴って歩いているのに出会う。
小野さんは自分と結婚するはずだと思っている藤尾の心は穏やかではない。

虞美人草(3)

第7節
小夜が父孤堂先生と汽車で東京に出る。
”色白く、傾く月の蔭に生まれて小夜という。母なきを、つづまやかに暮らす親一人子一人の東京の住まいに、盂蘭 盆の灯篭を掛けて5遍になる。今年の秋は久しぶりで亡き母の精霊を東京の苧がらで迎えることと、長袖の左右に 開くなかから、白い手を尋常に重ねている。物の憐れは小さき人の肩に集まる。のしかかる怒りは、撫で下ろす絹 しなやかに情けの裾に滑り込む。・・・・・・”
 
偶然この列車に甲野さんと宗近君が乗り合わせていた。
 
第8節
甲野家での藤尾とははの兄、藤尾の結婚についての会話。
藤尾の父は宗近君を見込んでいたが藤尾と母は外交官試験に失敗した宗近君は評価していない。藤尾は博士になる小野さんに魅かれているらしい。
 
第9節
東京の小夜親子の新しい借家での何に付けても控えめな古風な小夜と小野さんとの会話が続く。
小野さんが帰ったあと小夜の父の孤堂先生がくるが、、、、、、、
小夜と孤堂先生は小夜を小野さんに嫁がせたいが、、、、小野さんのきもちが揺れている、、、、
 

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