したきりすずめ ワンダー民話館
木暮 正夫・文 村上 豊・絵
むかし ある ところに おじいさんと おばあさんが いました。
こどものない ふたりは おじいさんが やまから ひろって かえった こすずめを そだてて
「おちょんや おちょんや」と かわいがって いました。
あるひ おじいさんが やまへ しばかりに でかけて いくと
「きょうは しょうじの はりかえでも しましょうかね」
おばあさんは かみや はさみや のりを よういしました。
どころが その のりを おちょんが たべて しまったから さあ たいへん。
おこった おばあさんが おちょんの したを はさみで ちょんと きって しまいまいました。
「いたいよう ちゅん ちゅん……」
おちょんは なきながら やまの ほうへ にげて いきました。
したきりすずめの おやそは どこだ……
おちょんすずめの おやどは どこだ……
おじいさんが たけやぶに はいって いくと いっけんの いえが ありました。
「まあ おじいさん。ようこそ おいで くださいました」
ざしきに とおされた おじいさんは ごちそうを たべたべ すずめおどりに みとれました。
すっかり ごちそうに なった おじいさんが かえろうと すると おちょんが おおきな つづらを だして きました。
おじいさんは かるくて ちいさな つづらをもらって かえって いきました。
「おばあさんや いま かえったよ。」
おじいさんが さっそく つづらを あけて みると きん ぎん さんごの たからもの。
「まあ!これは びっくり!あたしも いって もらって こなくちゃ」
つぎの あさ はやく いえを でた おばあさんは おちょんの いえを みつけると ずんずん ざしきへ あがりこみました。
「ごちそうも おどりも いらないから すぐに おみやげの つづらを だして おくれ」
「ちいさい つづらと おおきい つづら どちらに いたしますか」
「きまって いるじゃないか。おおきくて おもたい つづらだよ。はやく おだしったら」
おばあさんは その つづらを せおって おちょんの いえを あとに しました。
おばあさんは はやく たからものが みたくて たまりません。たけやぶの はしで つづらを おろしました。
おばあさんが ふたを あけると へびや むかでや からかさの おばけが ぞろぞろ ぞろぞろ。
おばあさんは こしを ぬかして めを まわして しましました。
5歳のお誕生日プレゼントに頂いた絵本です。
我が家の幼稚園児は「赤ちゃんの時に読んだ事がある。」と言って覚えていたみたいです。
私が子供のころ家にあった絵本といえば昔話ばかりでした。
このような絵本を頂くととっても嬉しいですね。
昔から言い伝えられるたくさんの民話を我が子にも読み伝えていきたいと思いました。
「ワンダー民話館」よりシリーズでたくさんの昔懐かしい民話が出版されているようです。
お値段もお手ごなので、お誕生日祝いや、今の時期は入園、入学の贈り物におすすめです。。。
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