全体表示

[ リスト ]

 さる9月28日、横浜の産貿ホールで行われた「三国志フェス2013」で、京劇のレクチャーと参考上演を行った。
イメージ 1
 
この日の昼は、京王プラザホテルで、三国志について30分ほどレクチャーをした。
これについては、また後日、触れるかもしれない。
 
その後、新宿駅から電車に乗り、横浜の会場に行き、三国志のイベントにかけつけた。
同じ日に、三国志関連が重なるのは、珍しい。
 
「三国志フェス」の事前の告知では、加藤徹の解説と、新潮劇院による京劇上演があることは観客に伝わっていたが、解説者(加藤徹)が曹操に扮することは、伏せられていた。
ということで、当日来たお客さんは、かなりびっくりしたようだった。
 
そりゃ、いきなり京劇の曹操がステージ上の机の前にすわって、ひげをかかげながらペットボトルの水を飲んで(京劇の衣装を着ると暑いし、あとで唄を歌わねばならぬので、のどをしめらす必要があるのです)、パワポのパソコンをのぞいたりしたら、お客さんは、笑うでしょうね。・・・・・・
 
右は、解説のときの写真。前列のお客様が撮影してくださいました(^^;;
手にマイクを持ち、パワポを映写した画面を指さしつつ、熱弁中。・・・
イメージ 2
 
最初にこの話が来たときは、
「解説はやらせていただきますけど、曹操は他のかたが演じたほうが・・・」
と一度は辞退したのだが、結局、こんな形になった。
正直にいう。
曹操を演じたくなかった、と言えば、ウソになる。
 
会場の客席は、立ち見が出るほどの盛況だった。
私たちの持ち時間は、一時間だった。
前半の30分は、私の解説。
張烏梅さんに相方をお願いして、演目の内容と見どころについて、パワポを使って解説。観客は終始、爆笑の渦だった(^^;;
 
後半の30分は、京劇の実演。
私の下手な演技が足を引っ張ったにもかかわらず、新潮劇院のみなさんの演技力と、
「とことん楽しんでやるぞ」
という三国志ファンのお客さんたちのおかげで、終始、拍手喝采の嵐だった。
終演後のお客さんとの記念撮影は、長蛇の列だった。
ツイッター検索やブログ検索で、見知らぬのお客さんたちが、たくさんの感想を書いてくださっている。
 
実は、事前には、酷評されるのも覚悟していた。
三国志のファンは、三国志への造詣と情熱が深い人が多い。
当日、会場に来た人の何割かは、おそらくは三割くらいは、私の解説に不満をもつかもしれないな、と、覚悟を決めていた。
 
だが、ツイッターの多数の感想(私の知らない人々が書いてくださったもの)を見ると、京劇のコーナーの評判は非常によかった。
もちろんきっと、不満をもったお客さんもいたと思う。
実際、今回の解説では、私は確信犯的に、ギリギリのきわどい内容にも言及した。
パワポの内容は企業秘密だが、画像もエグいものをわざといくつか混ぜておいた。
いろいろ考えた末、あえて「毒」を少し、解説の中に入れた。
しかし、なぜかネット上では、批判の感想は今のところ見かけない。
 
もし私の解説が好評だったとしたら、それは私の力ではなく、京劇の力であり、三国志の力である。
三国志フェスのスタッフのみなさま、新潮劇院のみなさまのおかげである。
そして何より、来てくださったお客さまたちの、
「なにがなんでも、今日はとことん楽しんでやるぞ!」
という情熱のおかげである。
謙虚なふりをしているのではない。
この年齢になって、心底、そう実感するようになった。
 
なぜ、そう確信するのか。
その理由は・・・これはここで書いていいかどうか、最後まで迷ったのだが、やっぱり書こう。
解説者であるはずの私自身が、年甲斐もなく、
「こんな楽しいイベントは、人生で何度もない。とことん楽しんでやるぞ!」
と、お客さま気分で会場の空気を楽しんだからだ(^^;;
 イメージ 3
本当は、クールな立場でいなければならなかったのに。
 
いろいろな意味で、ごめんなさい。
そして、ありがとうございます(^^)
 
演出:張春祥(新潮劇院主宰)
制作:張烏梅
出演:禰衡(老生):張春祥  曹操(浄):加藤徹  張遼(武生):張小山
    高官(小生):張飛鳳  高官(丑):樋口理世  役人(丑):安藤弘人
解説:加藤徹(明治大学教授)

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事