続・よねちゃんの車中泊旅行記

4月22日、はてなブログ「よねちゃんの花日記」に移行しました。車中泊旅行記もそちらで継続しています。

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
    2014年9月30日(火)

 今、新潟県魚沼市大倉の旧佐藤家住宅にいます。1738年の竣工で重要文化財です。場所は只見線の魚沼田中駅の北東約2キロメートルの国道252号線から北側の在所に入ったところにあります。

  今、旧佐藤家住宅の茶の間にいます。向こうはにわと呼ばれる土間です(写真①)。
イメージ 1

 先ほどから何気なく見ていた奥の部屋との仕切りのこの板戸、ただの板戸ではなかったようです(写真②)。
イメージ 2

 これを読んでその事情がわかりました(写真③)。ここでいう「昔から」とは竣工当時からなのか江戸時代からのと言う意味なのかは定かでありません。骨組みとなる桟(さん)が無く、桐板の三枚続きとは驚きました。
イメージ 3


  これがその板戸です(写真④)。
イメージ 4

 これも同じ造りの板でしょうか。見た目は2枚続きのような感じです(写真⑤)。
イメージ 5

 これは今いる茶の間の雨戸です(写真⑥)。
イメージ 6

 前回までに紹介したのとは違う解説がありました(写真⑦)。
イメージ 7

 この写真はまだ文化財に指定されていない頃の写真と思われます(写真⑧)。
イメージ 8

 墨書と書かれた写真です。この建物の棟札か何かでしょう。こういう書いた資料があると建築年代が特定され、重要文化財以上に指定されるときの有力な情報になります(写真⑨)。
イメージ 9

 旧佐藤家の重要文化財指定書です(写真⑩)。
イメージ 10

 重要文化財になる目的の一つは修理代に補助金が出ることです。その際にはこういう修理記が残されることがあります(写真⑪⑫)。
 ここでも、どういうよいに修理したかがよくわかるようになっています。
イメージ 11

イメージ 12

 この写真は修理後の旧佐藤家住宅と思われます(写真⑬)。まだ市に移転する前かもしれません。
イメージ 13

 写真もいいですがこういう絵もいいものです(写真⑭)。
イメージ 14

 茶の間の梁の上に神棚には色々なお札がありました(写真⑮⑯⑰)。これだけ並んでいるとどの神様のおかげで祈願成就したか分からなくなります。
 まあ、八百万の神々が仲良く暮らす土地柄だから気にしなくてもいいでしょう。俺だけを信じろなんてけちなことは言いませんから。
イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

 続く

    2014年9月30日(火)

 今、新潟県魚沼市大倉の旧佐藤家住宅にいます。1738年の竣工で重要文化財です。場所は只見線の魚沼田中駅の北東約2キロメートルの国道252号線から北側の在所に入ったところにあります。
 取っ手のついた箱は岡持のようなものでしょうか。左下には丸い蒸籠、中央には往時の整理タンス、右には屋根ばさみがあります(写真①)
イメージ 1

 こね鉢です(写真②)。こういう大きなものは一般家庭ではもう使われないでしょう。
イメージ 2

 枡、重箱、火のし。こて、炭火アイロン、めんぱ、一番下は文机など色々と展示されています(写真③)。
イメージ 3

 機織り機なのですが、綜絖、筬がばらばらに展示されているようです。杼(ひ)と呼ばれる舟形の道具もさり気なく置かれています。中央の箱は絹糸を入れる箱だったかもしれません(写真④)。
イメージ 4

 糸繰り機です(写真⑤)。
イメージ 5

 これも糸繰り機です(写真⑥)。この写真では肝心の作業をする部位が見えていません。
イメージ 6

 さて、囲炉裏の丈夫です(写真⑦)。この屋根裏の取り付け部に巨大な木の鈎を使った家もありますが、ここでは単に縄で火格子を吊っているだけです。これを見ると茅葺き屋根の構造もよくわかります。
イメージ 7

 よく見ると火格子の中央に木の棒があってそこの一端をくり抜いて滑車を組み込み、下の自在鉤を吊っています(写真⑧)。こういう構造のものは珍しいです。
イメージ 8

 写真中央の木片は魚の格好をしていることが多いですがここは質素な木片です。魚を意匠するのは火を使うからです。
 しかし、この木片の自在鉤でちゃんと鍋や鉄瓶の高さを調節できるでしょうか。てこの原理で締め付けるようになっていないようにも見受けられるのですが(写真⑨)。
イメージ 9

  囲炉裏は今も焚かれているようです(写真⑩)。一般に茅葺きの屋根は毎日中で火を焚かないと屋根の劣化が早くなります。朝一番に行くと屋根から水蒸気が立ち上がって壮観な雰囲気になります。
 囲炉裏には鉄瓶がかかり、五徳、渡し、火箸がありました。
イメージ 10

 屋根の辺縁部にはこういう曲がった梁が使われることが多いと思います(写真⑪)。今はこれだけの部材は見つからないかもしれません。
イメージ 11

 旧佐藤家住宅です(写真⑫)。
イメージ 12

 これは何の面でしょう(写真⑬)。
イメージ 13

 とても外観の美しい柱時計です(写真⑭)。
イメージ 14

 安政2年(1855年)発行の往来手形です。安政年間は元号の名に反して安政の大地震、安政の大獄、桜田門外の変という歴史上に残る大事件や自然現象が起こっています(写真⑮)。
 最近、安倍総理大臣の一字を取って新元号にするという話が飛び交っています。しかし、安政年間のことを思うととても無理でしょう。それ以前にテレビでこう言うように放送されてものはその都度候補から消されていきます。
 新元号でメディアが盛り上がるのは勝手ですが、図らずも採用されそうな元号を言い当ててしまうこともあります。そうなるととてもいい元号が採用されなくなる恐れもあるのです。静かに待つ方がいいでしょう。
イメージ 15

 写真⑮はとても読めませんので楷書に書き直したものがありました(写真⑯)。漢文のように見えて日本語という文書です。上から順に読んでいけば意味がわかります。
イメージ 16

 さらにひらがなを多くしたものもありました(写真⑰)。病気で死んだらその地の作法で葬り、連絡不要ということでした。今でも行旅死亡人という言葉があります。
 旅行の理由は伊勢参りと西国33ヵ所巡りでした。江戸時代、この巡礼目的だと簡単に往来手形が出たのです。もう10数年で明治という時代でした。
イメージ 17


  続く

  2014年9月30日(火)

 今、新潟県魚沼市大倉の旧佐藤家住宅にいます。1738年の竣工で重要文化財です。場所は只見線のメ魚沼田中駅の北東約2キロートルの国道252号線から北側の在所に入ったところにあります。

 にわと呼ばれる土間と茶の間の間にある柱です(写真①)。往時の生活用品が色々と展示されています。詳しく紹介しましょう。
イメージ 1

 これが茶の間です。ムシロが敷かれています。17畳くらいの広さでしょうか。今の感覚なら2つの部屋に割った方が使い勝手がいいと思うかもしれません(写真②)。周囲はすべて板戸なので閉めると昼間でも真っ暗になります。
イメージ 2

 比較的簡素で小さめの囲炉裏です(写真③)。
イメージ 3

 先ほど紹介した物置のようなところです。五徳、火消し坪、大きな十能、火箸、七輪、盆。、ハエ取り器などが無造作に置かれています(写真④)。
イメージ 4
 
 中央は箱膳です(写真⑤)。江戸時代にはもうあったようですが、田舎では昭和30年代まで普通に使われました。
イメージ 5

 付け木入れです(写真⑥)。マッチのない時代、火をおこすのは大変でした。火打ち石と火打ち金で出た火花を付け木と呼ばれる燃えやすく加工した木片に移しとるのです。
イメージ 7


 付け火の作り方というのがありました(写真⑥の2)。やはり、硫黄を塗らないと火は燃え上がりません。
イメージ 6

 明治39年の通い帳です(写真⑦)。昔は多くの場合、この通い帳だけを持って買い物に行き、月締めの一括払いという信用取引が普及していました。昭和40年代まで田舎の商店ではやっていたと思います。 スーパーが登場してから一掃されたと思いますが、最近、スーパーでもクレジットカードが使えるようになりました。信用取引という意味ではこの通い帳の子孫に当たります。
イメージ 8

 これは何だったでしょう(写真⑧)。
イメージ 9

 奥に井戸のの滑車があるのがわかるでしょうか。滑車の両側にはふるいがあります(写真⑨)。
イメージ 10

 
これは今でも使われるカーバイトガスライトだと思います(写真⑩)。
イメージ 11

 中央にあるのは昔の鍵です。今の感覚だとどの錠前でも開きそうな感じです。右は刃に隙間がある横挽き鋸で、こうするとおが屑が詰まりにくくなります(写真⑪)。
イメージ 12

 中央はうどんあげでしょう。右端の木槌は何に使ったのでしょう(写真⑫)。
イメージ 13

 裁縫用のこて、栓抜き、包丁などです(写真⑬)。繭玉をこういうところにぶら下げるのは何か理由があるでしょうか。
イメージ 14

 
地券証箱です(写真⑭)。大事なものをこういうところに置いたことがあったのですね。一番先にやけそうな感じですし、囲炉裏の煙で黄ばんでしまったと思うのですが。
イメージ 15

 茅葺き屋根用の屋根ばさみです。右は製材用の縦挽き鋸です(写真⑮)。
イメージ 16

 
往時の外套です(写真⑯)。外套(がいとう)という言葉自体死語に近くなったでしょうか。昨今はやたらにカタカナ表記が多くて困ります。
 「美しい日本語再生のためにカタカナ語を全部禁止しろ・・・」、まあ、そういう時代でもありませんか。
イメージ 17

 続く

    2014年9月30日(火)

 今、新潟県魚沼市大倉の旧佐藤家住宅にいます。1738年の竣工で重要文化財です。場所は只見線の魚沼田中駅の北東約2キロメートルの国道252号線から北側の在所に入ったところにあります。
 中門を入って馬屋の前を通ると奥に茶の間とにわがあります。多くの家では家の中の土間のことをにわと言います(写真①)。
イメージ 1

 中に入りました(写真②)。この家のいわゆる座敷の部分は床下というものが無いようです。外から見たときに縁の下に大きな石が敷き詰められていたので、多少は床下と地面との間に隙間があると思われます。
イメージ 2

 ちゃのまと奥を見たところです(写真③)。奥の部屋が「でい」と呼ばれる部屋です。
イメージ 3

 ちゃのまは17畳半の広さと思われます(写真④)。敷いているのは筵(むしろ)と言ったらいいでしょうか。
イメージ 4

 にわから今来たところを振り返りました。二階があるのがわかります(写真⑤)。
イメージ 5

 階段を上がってのぞくとこうなっていました。いわゆる屋根裏部屋で物置です(写真⑥)。ここで寝るというのは少し無理だったでしょう。寒いし下には馬がいましたから。
イメージ 6

 こういう自然の木の枝を使った道具は日本中に残っています。もし無人島で生活しないといけなくなったらこういうもので干物を造ったり物干し竿代わりにしたらいいでしょう(写真⑦)。
イメージ 7

 かまどや薪で沸かす風呂があった頃、焚き付けに使われたのが杉の枯れ枝です(写真⑧)。新聞紙では苦戦しますが、杉の枯れ枝だと簡単に火がつきました。
イメージ 8

 餅つき用の杵と臼です(写真⑨)。家族が大勢いて年中行事として餅つきをしていた頃は賑やかでよかったですね。我が家では親が死ぬと餅つきも廃れました。 
 まあ、ぼつぼつん嚥下力も怪しくなって餅も食べない方がいい年になってきたのですが。
イメージ 9

 これは珍しいものがありました。ストーブの格好をしたかまどだと思います。奥に壊れた水桶があるのがわかるでしょうか(写真⑩⑪)。
イメージ 10

イメージ 11

 水桶があったのはこの位置で、古くは掛け流しだったと思います(写真⑫)。
イメージ 12

 戦後、水道に変わりこういう流しが使われたと思います(写真⑬)。
イメージ 13

 にわの上を見ると、何と、唐箕がつられていました(写真⑭)。普通は物置にあるものなのですが。
イメージ 14

 これは運搬用のソリでしょうか(写真⑮)。
イメージ 15


  続く

    2014年9月30日(火)

  今、新潟県魚沼市大倉の旧佐藤家住宅にいます。1738年の竣工で重要文化財です。場所は只見線の魚沼田中駅の北東約2キロメートルの国道252号線から北側の在所に入ったところにあります。

  これは旧佐藤家住宅です(写真①)。
イメージ 1

 突出部に出入り口があるため、曲屋ではなく中門造りと呼ばれます(写真②)。
イメージ 2

 解説を紹介しておきましょう(写真③)。
イメージ 3

 間取り図です(写真④)。今の感覚で言うと、何人住んでいてどこで寝たのだろうと心配になります。
イメージ 4

 周辺の案内図です(写真⑤)。途中の目印がないのでこれを見ても到達するのは難しいかもしれません。
イメージ 5

 この建物が文化財指定を受けたのは昭和52年、大修理を経て市に譲渡されたのは平成5年です。前の住人が造ったと思われる池です。掛け流しの水で鯉が泳ぎ、盆栽の島があるとはいい風情です(写真⑥⑦)。
イメージ 6

イメージ 7

 かなり凝った造りです(写真⑧)。
イメージ 8

 裏手に回りました(写真⑨)。
イメージ 9

 主屋のほかに物置小屋もあるようです(写真⑩)。
イメージ 10

 では正面の突出部のから中に入りましょう。外から見えていたのは一種の庇で、奥に門があります(写真⑪)。
イメージ 11

 かつて民家だった頃もこうだったかどうかはわかりませんが、かんじきや雪掻き用の木のスコップが置かれています(写真⑫)。
イメージ 12

 これは魚をすくう網でしょうか(写真⑬)。
イメージ 13

 たくさんの蓑です(写真⑭)。
イメージ 14

 小便器です。右奥に大便所があります。便所は主屋とは別棟ということも多かったのですが、ここは厩の横にあります。夜、トイレに起きたときでもそう恐くも寒くもなかったことでしょう(写真⑮)。
イメージ 15

 ここが馬屋だったところです(写真⑯)。
イメージ 16

 往時の農具がそのまま眠っています(写真⑰)。
イメージ 17

 主屋はこうなっています(写真⑱)。庇が張り出し、雪の重さに耐えられるように柱で支えています。では中を見学しましょう。
イメージ 18

 続く


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事