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山小屋で、緑一色の世界に浸るのが 年に一度の楽しみ!
避暑地なので 山を降りればそれこそなんでもあるけれど、
一旦 山に入ってしまえば何もない。
無いといったら 本当〜〜〜〜〜に何も無い。
自然に恵まれた場所にお住まいの方々にはわかりにくいかもしれないけれど
この「何も無い」というのは最高の贅沢なのよね。
私は東京の真ん中に住んでいるので 周りは家が密集、車は沢山、地面は全てアスファルトだし
そこら中にコンビニが点在している。
森の奥からは 何億もの木々を揺らし、葉をざわめかせながら風が吹き抜けていく。
風が幾重にも重なった 奥深い、ゴオォォォ〜〜〜・・・・という音・・・
そこに重なる野鳥の声・・・
私は 早朝起き出して それをジ〜〜ッと聞いているのが好き。
さてさて、話は変わるが この数年で 山小屋周辺に 一つ、音の種類が増えた。
「熊除けの鈴」。
私が小さい頃は 野生動物が人家の周辺まで来た話は聞いたことも無かった。
それが高速道路、新幹線などが通った頃から 線で引いたように 現れるようになったらしい。
私は幸い まだ熊には遭遇していないけれど どうやら時々人目に触れているらしい。
ベランダに、爪でマーキングされた!と怯えている人もいる。(怖いよぅ)
怖くて ウカウカ散歩もできないの。
皆さんどこで仕入れてくるのか知らないけれど
それぞれの「鈴の音」には特徴があるから面白い。
ウチのは昔からある「カウベル」のようなガランガランという音。
朝や夕方の散歩時間には 森の中の小道に 様々な鈴の音が行きかう。
叔母の鈴の音が微かに聞こえると 「あ、今日は珍しく散歩しているね。」なんて話したり・・・。
裏のオババ(今夏、私はほとんど会わなかった)の鈴は「チリ〜〜〜〜〜ン、チリ〜〜〜〜〜ン」と
細く長く響き、非常に通る音。
散歩していて 遠くから「チリィ〜〜ン」と聞こえると
「あ、オババがこの正面から来るな!」とコースを変える事も出来るのだ。
どう?便利でしょ。
熊やイノシシは夜行性なので 昼間会うことは滅多にないらしいけれど
サルは昼間にやってくる。
去年あたりから「サル追い」を本格的なチームでやっているらしいが
来るときは来る!
しかも 群れで来る。
「あ、来る!」というのは少し前にわかるのよ。
森の奥の木々が ユサユサ揺れてね
枝の ボキッ、バキッ、と折れる音が聞こえてくる。
一目見て「これが親分だな。」とわかるリーダーが全体を統括しながら移動しているのだ。
そのリーダーシップぶりは 関心するほどに見事なもので
下手な人間より よほど尊敬に値する。
沢山の赤ちゃんがオンブされたり抱っこされたりしていて まあ、すごい大所帯。
増えたら困ることに変わりは無いんだけれど、やはり動物の赤ちゃんというのは可愛いものだね〜。
サルの群れがきたらどうするか。
笑っちゃいけないよ・・・・・初めの頃 玩具の機関銃が町でバカ売れし、
かなりの家庭がこれを備えていた。
しかし、そんなものは ヘでもないよ、というフテブテしいサル達の前で一気に効力を失ったのだ。
まあ、ベランダにズラリと居座ったら 怒鳴ろうが 鍋を叩こうがヘノカッパ、
お尻をポリポリかいて 毛づくろいをしている。
平日の山荘というのは 女子供がほとんどなので 特に馬鹿にしているのだね。
新聞には「いつも小石を用意しておき、サルが来たら次々投げるのが良い。」と書いてあったそうで・・・。
これを信じた母は 周りの小石を集めてベランダの手すりにズラリと積み上げた。
実はこれは効力が(多少)ある。
私は 1回、ポカリとサルに当てた事が自慢だ。
が、当たらなくても 石を次々投げると「うるさい家だ。」(性格にはうるさいババーのいる家だ、なんだけどさ)
と認識されて 少しの間は避けて通るようになるのよ、ホホホ。
得意になって またまた集めた小石の山。
従兄弟が わけもわからず「森に向かって石投げするのは気持ち良いなー!」と
全て投げてしまったので 凄く怒られた事は あまり書きたくないが 添えておこう。
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