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今朝の読書から

負けたことのない人生って面白うないのやないか。勝ってばかりいたら、人の心が分からんようになる。神様がくれた試練や思うて、今は我慢せなあかん

小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)
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 最近は、どこもかしこも「コミュニケーション力」ですが、人とのコミュニケーションと同じくらい、自然とのそれも大事だと痛感します。
 心身のバランスを壊したときに、いやしてくれたのが、土と植物でした。今まで、まったく関心のなかったガーデニングをとおして、なんともいえない、「心の芯がほぐれる」感覚をもちました。
 そんなことを思い起こされる文章に出会いましたので、載せておこうと思います。

 夜の美しさは、とくに満月の夜はね、山の稜線と空の境がくっきりと見えて、まるで版画のようだよ。さっきもいったけども、ホントに白と黒の世界なんだ。そしてね、これは自分で出かけた人にしか味わうことのできない世界でもあるのさ。
 そりゃ、写真やビデオで撮ると、ある程度は見ることができるかもしれんが、感じることはできない。というのはね、感じるっていうのは、目だけじゃないからさ。肌で気温や湿度を感じ、鼻は夜の森の匂いをかぐ。耳から聞こえてるんだって、はっきり“なんの音”って説明できないものもある。夜の森に出かけたらね、立ったりしゃがんだり、葉っぱも表や裏をひっくり返して見てごらん。それだけ、美しい世界をみつけることができるんだから、ね。」(『森に遊ぶ』 朝日文庫)森林研究の高橋延清著
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こういう本、好きです。最先端の科学の知見からに正しいと証明できる部分と、文学的に美しく人生を彩る考えとを切り分けて考えることの大事さを冒頭部分から思いました。

まだ読み始めですが、楽しみです。

罪を感じるには

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100分で名著 「罪と罰」(ドストエフスキー著)を観ています。
罪の意識を感じ、自己を反省することと、罰を恐れ、恐怖すること。その違いを改めて深く考えさせられます。

小さな子が、悪いことをしても罪の意識はまだまだ未熟。どうしても大人の罰が先に出てきて、「怖いからあやまっておこう」というようになりがちで、心が育ちにくい。こういう経験をした人は多いと思います。

この番組で、「罪の意識を持つには、心に他者が存在していること」が前提であると指摘されていました。
小さな子も、大人との対話をとおして、やっと相手の身になって「ほんとうにかわいそうなことをした」と、心から悔いたとき、成長します。

野田正彰さんの「戦争と罪責」を読んでも思いますが、日本人は先の戦争を連合国に罰せられたけれども、深い内省とともに、罪の意識が持てなかったのではなかったかと。個人でも国家でも、相手の身になって考えることで成長できるのだと思います。
 月刊誌「潮」10月号より

 一番肝心なことは、「他人事ではない」と一人ひとりが思うことだ。アメリカのカリフォルニア州のバークレーでは、学校の耐震化に予算をつけないことが決まると、住民がリコール運動を起こして市長を解任した。「地震が起きたら壊れそうな校舎で、子どもたちを勉強させるなんて許せない」と保護者が立ち上がったのだ。このように、防災を国任せにするのではなく、自分たちの地域は自分たちで守るという行動を起こしていくことである。

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