のら猫の独り言『のら猫小路日記』

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僕は恋してる


天井桟敷 - 僕は恋してる


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   好きな子に
   好きだから、呼びかける
   いい?
   すると、
   だめ、と返される。
   もういい?
   繰り返していくうちに、
   もういいよ、と声がして
   行ってみると、誰もいない。
   バカ、バカ、バカ、
   と、妙な節回しの歌が聴こえてきた。
   好きな子が、物陰に隠れて
   こっちをみながら歌っていた。
   それ以来、
   その歌がずっと頭の中でぐるぐるしていて、
   本気で自分はバカなんだと
   思うようになった。
   バカでもいいから
   もっとその歌を聴きたくて、
   もっと近づいて
   好きな子が仕掛ける
   いろんな罠にかかってみる。
   あの手この手
   どんどん忍び寄る
   好きな子の手、手、手。
   困惑し、泣き顔になるまで、
   好きな子は物陰に潜んでみつめてる。
   見られているだけ、まだよかった。
   やがて、バカの歌も聴こえなくなり、
   みつめられることもなくなって、
   誰もいなくなった。

   ひとりぼっちになって、
   誰もいない森の中へ行き、
   太陽を集めた虫眼鏡で、
   好きな子の写真や宛てた手紙を焼いた。
   言葉の通じないのら猫や虫や雑草と戯れ、
   疲れたら湧き水に足を冷やし、
   暗くなるまでそこにいた。
   アタシははじめて孤独を知り、
   孤独ってなんだろうと、
   もっと知りたくなって、
   図書館で本を開いた。
   ページをめくるたび
   言葉の中に自分の思いを探した。
   孤独なのは自分だけじゃなかった。
   スキップしながら家に帰った。
   それから好きな子のことも
   遠い世界に感じるようになって、
   さみしかったけど、
   なぜかちょっと心地よかった。
     ひとりで夏をころんと転がし遊んでいた
   夏休みをふと思い出した。
   
   
   こういう思い出は、大人になる前に、
   穴に埋めて忘れようとしたんだけど、
   ちょっといい思い出なのか、なかなか忘れないでいる。
   そして、たまに引っ張り出して、
   干してみたくなる。
   けれど、
   もう穴に埋めてしまおうかな、と思うときもある。
   大人になると、穴がなかなか掘れない。
   アスファルトばかりで。
   手も汚さない。
   あ、でも、大人になってお酒を知ったことは大きい。
   あれも付き合い方だ。
   なるべくなら、楽しいお酒がいい。
   で、お酒なんか飲まなくても、楽しきゃ、なおいい。
   
   ライブのお話はまた今度ゆっくり。

   パイティティサイト  http://www.paititi.tv/
  
 
  
  

閉じる コメント(2)

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大人になってからのお酒って必要なお付き合いアイテムなんだな〜と思った記憶がよみがえりました。
お付き合い以前に・・・
お酒が大好きになっちゃいましたが・・・^^;

にゃーちゃんの肉球〜〜〜〜
ぷにぷにしたいですぅ〜〜〜^^
かわいい!!!

2012/7/22(日) 午後 7:34 かえなりん

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お酒は夢も与えてくれるが現実もつきつけられます(笑)
猫はホントにずるいくらいどこのパーツとっても愛らしい。

2012/7/27(金) 午前 6:44 [ のら猫小路 ]


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