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レスリー・チャン Days of Being Wild - Leslie Cheung 阿飛正傳 張國榮 何去何從 WKW 欲望の翼 先日の週刊文春シネマチャートでも取り上げましたが、
ウォン・カーウァイ監督作品。久々に観て、こみ上げてくる熱い想いに
思わず、
昔の香港に夢中だった自分を思い出してしまいました。
アタシが最初に香港映画を劇場で観たのは、ブルースリー3本立てかなんかで、
三鷹オスカーという名画座でした。中学生くらいの時。ひとりでこっそり行きました。
とてもワクワクしました。劇場の暗闇の中で、実に心地よかったことを覚えております。
これが最初の映画体験(東映まんがまつりなどの子供の頃のは除く)
にして、映画を通じて異国への強い憧れを抱く
きっかけになった作品でもありました。
次に、香港への憧れに強烈な拍車をかけたのが、『Mr.Boo』であります。
オープニングを観た途端、
ああ!これがアタシの求めていた香港だ!
早くこの国に行って、人混みにまみれて
アヒルだの焼豚だの食べて、マイケル・ホイのようなおっさんと
遭遇したい!と思ったのであります。
中学生の女子がハマるにはちょっと奇抜かもしれませんが、
幸い、友人にも同じようなかわりものがおりまして、
しかし、彼女はサミュエル・ホイのファンでしたが。
今でもこの曲は車の中でよく聴きます。
東京の街がむかしの香港に見えないかなあとか、果てしなき妄想は今でも続いてます。
また、マナーの悪い車や自転車通行人に対して、車の窓をあけフル音量でかますときもります。
もうもうホントに嬉しくなってしまって、当時はネットなんかないから、雑誌だの地図だのありとあらゆる文献資料などで調べてうっとり妄想する日々。
へえ、撮影所はこんな離れたとこにあるのかとか、
エリザベス女王の国なんだとかね。
あのゴールデンハーベストの文字が出てくるだけで、
うひょー!
だったわけです。
香港が好きで好きでたまらなくなり、
ケッコンするなら、香港人がいい!
などと、思っていたくらいです。
で、大人になって初めて行ったのが18歳の時。
もうくっだらないもんばっか買って、
うひょひょしておりました。
噂によると、香港ではレストランで
食事をしている際、スターによく遭遇するときき、
ドキドキキョロキョロ。
バカだよねえ。
で、20代になってから、運命の人と出会うわけです。
レスリー・チャン。
彼のまなざし、ちょっと翳りある表情、しなやかなカラダの動き、色気ある歌声に
完敗。
もうこの頃になると、毎年多い時には3〜4回香港に行っては
飯を食い、ただ街をブラブラするのが趣味になりまして、
そんな時に、彼のカセットを買ったのが出会であります。
もう大人買いです。
でも、まあ情報量もなく、ずっとカセットを聴いているだけで
満足していたのですが、
ホントあきるくらい車の中で、自宅で聴いてましたね。
当時のマネージャーが
お願いだからもうやめてくれっていうまで(笑)。
で、なんと。
それから『男たちの挽歌』という映画に出会って、
また香港熱がヒートするわけであります。
そして、そこに俳優のレスリーが!
しかも可愛い!
この方は動く姿がとても素敵なのですが、立ち姿もいい。
(身体能力に優れた方なのでしょうね)
表情もいい。
で、なんだよかっこいい兄さんも出てるじゃないか!
アタシこういう人とケッコンしたい!
こういう人に魚料理とか作って食べさせてもらいたい!
って、チョウ・ユンファなんですが。
とかまあ勝手に妄想をして遊んでいたわけですが。
いやあ、そこから、香港映画熱が再び盛り上がり、
そいで、ウォン・カーウァイ監督のあの名作、
『欲望の翼』に出会うわけであります。
もう最高でした。
なんなんでしょう。映画の中に漂う匂い空気感。
そこには 香港の夢、がありました。
ロケで使われたレストランのQの把手をさわりたいだけで、
店に行ったりね。
語るときりがないので、このへんでやめときますが、
アタシにとって香港は返還前まで、
つまり英国植民地だった香港が好きだった。
香港の友人に逢ったり、翡翠や夜市を覗いたり、
ただ街をブラブラするだけで、
なんだかホッとしました。
高級ホテルも泊まったけれど、
重慶マンションにも泊まったり、
離島で遊んだり、
香港女優のようなメイクをしたり、
香港上海銀行に口座まで作るはしゃぎっぷりで、
(友人が勤めていたという経緯もあり)
ラブ香港♡だったわけです。
あ、言っておくけれど、
アジア映画評論家・テルオカ君に
香港映画熱を伝染させた張本人は、
アタシです。
当時、彼なんかおフランス映画かぶれでしたから、
香港映画〜?なにがそんなに面白いの〜?
とか言うので、無理矢理ススメたら、
ハマったようで、今やもうアタシよりも詳しい。
「ジョニー・トー監督が、」
なんてエラそうに語るテルオカ君、微笑ましいです(笑)。
で、アタシと香港の甘い蜜月は
97年返還まで続いたわけですが、
仕事の合間をぬって返還当日は、もちろん香港に行きました。
友人らとランカイフォンの人だかりの中、
こぬか雨が降っていて、湿度が異常に高く、
汗なのか涙なのか雨に濡れているのか
もうどうでもよくなるほど、
気持ちが高揚して複雑な思いでした。
生娘のアタシに、
キューカンバーサンドウィッチや変な飲み物やマカロニスープの味を
教えてくれた英国植民地香港に
さよならをしたわけです。
そしてその年にアタシ自身もケッコンし変換されたわけです(笑)。 その後、レスリーがいない香港には一度しか訪れておりません。
でも、また是非行ってみたいです。
そういえば、
『グランドマスターズ』のラストのトニー・レオンは、
『欲望の翼』のラストに通じる何かを感じました。
そして、レスリーが生きていたら、イップマン役はレスリーだったんじゃないか、
チャン・ツィイーが、香港女優のマギー・チャンやアニタ・ムイだったとしたら、
とか、
懐かしい香港の役者の顔を思い出さずにいられませんでした。
ああ、香港。
今どうなってるんだろう。
あ、返還後に一度長州島に行って遊んだなあ。
あのとき、なんだか緞帳くぐるような古い劇場が一軒あって、
そこで、コーズウェイベイの不良モノの映画を観たっけなあ。
香港の劇場は楽しかったなあ。
週末などはものすごく混んでいて、早く行かないと座席予約出来ない。
その島の劇場はガラガラで、そうだな、『気狂いピエロ』に出てくるような
居眠りしているおっさんがちらほらいるような、鄙びた劇場でした。
またそれもいい味わいでしたが、
もうなくなったようです。
ではまた。
あ、忘れていたが、勿論ジャッキー映画にもまんまとハマっていたわけで、
さきほど、沖縄の友人ヨシミからこんなものを教えてもらって泣いてしまった。
リンク先だけ貼っておく。
夢ってホント映画的で儚くて素敵だよね。
メイキング!
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男たちの挽歌はハマりました。それしか見てないですが、気持ちはわかります…ちなみに香港はいったことがありません…( ゚д゚)
2013/6/11(火) 午後 6:39
ハマったら是非行くべきです!映画や小説など芸術から受ける影響力は波半端ないですよ。
2013/6/11(火) 午後 9:48 [ のら猫小路 ]