のら猫の独り言『のら猫小路日記』

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當年情





  4月1日。
 マグノリアの白が心躍らせる。
 と、書いた『子宮会議』。
 病院の横を通ったら、ホントに、退院の頃を思い出し、なにかこみあげてくるものが
 ありました。

 そして、なぜかきょう、一日中、レスリーのこの曲をずっと聴きたくていたら、
 友人でありセンパイであり、映画感想家であられるちぐみ様から、
 「ヨーリーきょうはレスリーの命日だよ」と、知らされ、
 驚きました。
 そういう偶然というか、なんというか。


   アタシは『男たちの挽歌』での彼の演技、そして歌手としても、
 ものすごく歌がうまくて育ちが良さそうでチャーミングな人だなと、ファンになりまして、
 それから、俳優として、ぐんぐん魅力を増しながら、大スターになっていった。
 香港映画にはなくてはならない存在といっても過言ではない、そのくらい
 素晴らしい方でありました。
  
 その昔、本当に香港映画好きが興じて、まだ返還前の香港によく行っていた頃、
 (そんなに行く理由は恋人がいるから?とか聴かれたくらい。
  ええ、そんくらい香港という街に
  恋していた長い季節がありました)
 『欲望の翼』のロケ地の皇后飯店(当時はまだ北角にあった)のあのQ把手に触れたいがために、
 行ってみたり。。

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  香港映画の数々や彼の出演作のそれぞれからは、学ぶこと多し。
   多謝。
  ー静かに黙祷いたします。

 それにしても、静かな週末。
 新鮮な鎌倉の朝採り筍や春キャベツ、若布や魚を入手出来たので、
 それを炊いたり、桜そばを茹でて食べたり。
 お茶を飲みながら、家族であんなこんなそんなどんなを話しをしているうちに、
 同居のカメも猫も、春の訪れをいち早く察知しているのか、
 なんとなく鼻がピンクだったり、春キャベツをむしゃむしゃ食べていたり。
 ってなわけで。

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 いつかは、そんな遠くもないような
 だけど、遠いように思いたい、
 そんな愉快な家族たちとも、
 お別れしなければならないときだって、そりゃあやってきます。
 でもとにかく、今は、みんな生きている。
 格差だ、民主主義の限界だ、なんだかんだ、パンナコッタ、
 と相変わらず世間の風は荒涼としているけれど、
 こうして少し互いに寄り添い語り合い、静かな週末を過ごすことも、
 明日への未来への糧になるかと。
 まあ、春だから、心機一転、まあ、どうかなと。
 食卓にも、
 会話にも、
 装いにも、
 そうね、黒や濃紺、グレーのスーツのポケットにちょこんと、
 スプリングコートのスカーフもひらひらと、
 少し勇気だして、春色をさし色に。
 ほんのり春色。
 よろしいんじゃないかと。
 
 
 
 
 

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