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KINKS - "Sunny Afternoon" (TOTP 1966) 最近というか、もともと、感が働くというか、
ここ最近も、冴えてるなあと思うことしばし。
まずは試写で観た『エル・クラン』キンクスの楽曲に驚愕。
こんな気怠いキンクス聴いたことない。しかも不意打ちをくらう。
普通1度だろうと思うのだ。長い場面で1曲かかるのだったら。
なのに、もうふたたび同じ曲がかかったのだ。
しかも、ええええっ!って場面で。
もう最高。気怠くて残酷で冷血でPOPだった。
ぜひ劇場で体感してほしい。キンクスを10代から聴いてるけど
こんなに返り血のように濃厚にまとわりついた感覚ははじめて。
音楽って不思議。
つづいて、慌てて駆け込んだ試写で観た『永い言い訳』も音楽でちょっとびっくりしたことが。
冒頭、ああそろそろここで、上品で綺麗なマヌーシュサウンドとかが流れてきそう
って思ったら本当に流れてきた。しかもパイティティのアルバムでもお世話になった
バイオリニスト中西さんによるものだった。
そして、ある場面で、手島葵の物凄く透き通った歌声が。
しかもこれももしやするとオペラ?と予期。ニッカウイスキーのCMでおなじみキャスリーン・バトルが歌ったヘンデルの『オンブラ・マイ・フ』だったりして。だけど、手島葵のほかの誰とも似ていない唯一無二のあの歌声で『オンブラ・マイ・フ』という異色さにびっくりしたというよりも、記憶の断片にかすかに残っていたキャスリーン・バトルの初来日(たしか87年くらい?)、前列の方で聴いたときのびっくりを鮮烈に思い出したからだ。耳をそばだてて聴いた彼女の繊細な歌声。決して声量が豊かという感じではなかった意外性も然り。歌を歌うひとの存在、それを聴くことの一瞬の時間はなんて美しいんだろう、と記憶したことが蘇る。
しかしあの頃はよくひとりで好きな音楽をひと晩中だの1日中だの楽しんだものだった。独身の極みか。
『エル・クラン』に話しは戻って
大好きなTheKinksの楽曲も効果的なのだが、
冷血独裁的な父親役のあの冷たくどこみてんだかわからない目が怖い。 宣伝担当の方から伺ったのだが、彼はアルゼンチンでは有名なコメディ俳優なんだそう。 それって日本でいうとビート氏じゃありませんが、そんくらいの恐怖が。家族と犯罪というテーマはスコセッシのグッドフェローズを想起させるも、いやあこれは実話というから益々ゾッとする。80年代初頭のアルゼンチン独裁政権の背景などを知るとまたゾッとした。 なわけであまりやらないコメントを寄せた。
しかしマイコプラズマ肺炎の呪縛からなかなか抜け出せない免疫低下の身体を引きずって
ひと月ぶりに広尾の路地裏でSauternesを舐めながら南海の孤島にいるような気怠い夜を過ごす。
ほろ酔い歩きながら渋谷川を渡り、ミシュラン2つ星の前で、ああここであんなことしたっけ、あんなことってどんなことだと思う?と右側を歩いていた相手に尋ねると即答でずばり言い当てられたり。気が合う同士、バディものみたいに肩並べ歩く夜。
まあ、相変わらず感だけは冴えてる。大丈夫だ。
〜連載中コラム〜
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