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前回の記事で、ブロ友のいちろうさんのコメントに最近の駅弁売り場は
「肉ばっかりなんですよね。」
との嘆きの一言を見て思う所が大いにあり、記事にしました。
駅弁「鮎屋三代」をデビューさせてから早14年が経とうとしています。
その間に普通のお惣菜やお弁当、鉢盛なども始めましたが、駅弁業界
も様変わりしてきました。
そんな中、数年前に800円くらいで会議弁当をお願いしたいとある団体
からのご依頼を受け、その団体は不規則なお仕事だし、普段のお弁当
ではきっとあまり栄養バランス等もとれていないのではないかな?と
思い、椎茸からだしをとり煮物や野菜類を中心に揚げ物も海老
フライと唐揚げくらいは入れて作りました。
その日の午後にすぐに納品先から電話がありました。
「法事の弁当じゃないんだから!もう二度と頼みません!」
というクレームでした。
ショックでした。何がショックって、もう既に自分は作り手目線で
しか物を見れなくなっていてかなりのズレが生じてしまっていると
実感したことがです。
だしも椎茸からとる惣菜やさんは少なく、ほとんどは、ほ○だし等の
科学調味料を使われているか、もしくは旨味はいれてないところも少
なくないし、今時ここまで手をかけているいいお弁当はないだろうとい
う思いあがりもあったのです。
和食というのは手間暇がかかり、下ごしらえや時間を要するために
家庭でも簡単に炒める、焼くだけの洋食や中華が主流になってきて
和食が食卓に並ぶ事は減ってきていると思います。
以前の記事で「鮎屋三代」ができるまでは延べ日数にすれば5日は
かかる超スローフードとご紹介しています。
それに比べれば肉のお弁当というのは手間暇はそこまでかからないし、
ブランドをいくら謳ったところでその微妙な差って本当にわかってる人が
いるかどうかは甚だ疑問。味付けもどうしてもここのでないといけない!
というほどの物があるのかどうか。。。
しかし、残念なことに肉使ってれば売れるんですよね(苦笑)
うちでも牛肉のお弁当出しているので骨身に染みて知ってます。
和食はユネスコの世界遺産に登録されましたよね。
何故か?
四季折々の食材を手間暇かけて色々な形に仕上げていく世界でも
類を見ない繊細なお料理だから?
鰹、昆布、煮干し、他のうまみ成分の出汁を丁寧にとっているから?
しかし、決め手は
世界遺産の登録は「危機に瀕している文化」を保護するのが目的だから。
家庭料理からも姿を消しつつあるお料理。
危機に瀕しているんですよね。
駅弁も以前は日本鉄道構内営業中央会に加入し駅弁マークを取得して
いるものだけを「駅弁」としていた(もっと細かいルールはあるのですけど)
ものが今では駅で販売しているお弁当は全て「駅弁」となってしまい、
売り場では駅弁屋さんではない町の飲食店やお惣菜屋さんのお弁当が
所狭しと並んでいるのです。
そこには郷土の地域色などはもうなく、売れるお弁当が主流になって
しまっているのです。
売れるお弁当=肉 です。 非常に残念な傾向です。
さて、本題の作り手から見た良いお弁当。
実は、あるのです。私がうちのお弁当以外で「おぉ〜!」と思い、
イベントなどで見つけると必ず手にするお弁当が。
それは、新玉名駅で売られている「日本料理 たがみ」 さんが
出された「四季彩薬草弁当」
一目でその手間暇の掛け方が半端ない事がわかり(たぶん一般の
人はわからないのかな)味も、日本料理店だけあり味もちゃんとしている。
これはすごくいいお弁当ですが、人のいいご主人が全然儲からないと
言われるだけあってあまり注文されると大変そう(笑)
こういうお弁当がもっと評価されるといいんですけどね。。。 |

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