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顔真卿展が話題沸騰ということになっているが、うちのじいさんばあさんなんて知らないからね。そんなニュース。
昨夏時点でのチラシ。
秋に微博にこの写真を貼って、「東京で顔真卿展がある」と中国語で書いた。そしたら知らない中国人のコメントが
「請上網蒐尋新聞內容: (台灣中時電子報 2018/11/28) 顏真卿真跡借日本竟不掛我名 故宮澄清: (台灣中時電子報 2018/11/29) 顏真卿《祭姪文稿》明年東京展出 國寶悄悄出借 未掛主?惹議」。
目玉の作品を台湾から借りて、その写真をポスター、チラシに大きく載せているのに、「台北故宮」と書いていない。それで台湾側が怒っているというニュースをそのままコピーしていた。
12月に納骨で一時帰国したとき、実家にあったチラシを見たら、前のと変わっていた。
青という色はいかがなもんだろう?台湾の旗の色からとった??
青に白地で「台北 国立故宮博物館より 奇跡の初来日」。表に全くなかった「台北国立故宮博物院」がこれには書いてあるし、裏に一つしかなかったのに、四つも書いてある。
2014年のことを思い出す。東京国立博物館で台湾の故宮展があって、そのときのポスターは中国に気を遣って「國立」を抜いた(中国は国立って認めてないから)。台北故宮としては正式名称は「台北 國立故宮博物院」。そしたら台湾政府が東京国立博物館に抗議して、訂正しなければ展覧会中止だとまで言ってきた。で、もうホントギリギリで日本側が折れて「國立」と入れたという経緯があった。
だから今回入れるけど目立たなくしたのに、目立たなさすぎて、また抗議され、印刷し直したんだろうなと思った。
あとこのチラシで気になったのが伊集院静の言葉。「眺めているだけで、こころが洗われる」。目玉はこの写真にある作品で、内容は非業の死を遂げた甥への弔文、チラシにも書いてある「悲痛と義憤に満ちています」。伊集院静、どんな心を持ってるの?
それから「王羲之を超えた名筆」と書いてある。超えてないと私は思う。それは王羲之がすごく良くて、顔真卿が及ばないという意味ではない。どっちも立派な書家。どこぞの本にも「王羲之と双璧をなすもう一人の書聖が顔真卿」と書いてある。そのくらい評価される書の腕前。でも私にどっちが好き?と聞かれたら、同じくらいかな。私にはもっともっと好きな別の書家がいるし。
王羲之はとにかく一番有名。顔真卿は書道をやっていないとまず知らない。だから「王羲之を超えた」って書くと、人が集まる。注目する。卑怯だなと思った。
今日「顔真卿展」の図録を入手したのだが、中国古代の歴史から近年までが学べるようになっているし、まさに私が先週講演した内容とかなりかぶる。
ある程度予習してから見に行くと、本当に意義深い。
今年に入ってから、大陸の皆さんが怒っているとニュースになった。日本語でもニュースになったから、知っている人も多いだろう。
中国人の中は「台北故宮のものは元々は北京故宮のものだ」と考える人がいて、北京に全然貸さないのに、なんで日本に貸すんだ?という怒り。それがあまりにも跋扈(?)して、先週から中国人の友人達が擁護側の記事を送ってくる。
今回の展覧会では唐の楷書の拓本など優れた名作が展示されるのだが、ほとんど日本収蔵。
「台東区立書道博物館なんていう区立レベルは台北故宮の比じゃない」←日本で書道作品を収蔵している上から三つには入る台東区立書道博物館の価値を知らない輩の意見。
中国の古代から現代、そして日本の作品まで。書道で中国から日本へ与えた影響を日本人に知らせるのは何が悪いのか。
中国人が台湾へ行く通行証を取るのは、日本へ行くビザを取るより難しい。
こんな感じで冷静な中国人がいることに喜びを感じ。
1.「顔真卿 王羲之を超えた名筆」
2019年1月16日(水)―2月24日(日)月曜休館
東京国立博物館 平成館
2.王羲之書法の残影 ー唐時代への道程ー
2019年1月2日(水) 〜 2019年3月3日(日)
① 台東区立書道博物館
2月の休館日 4日·12日·18日·25日
② 東京国立博物館 東洋館 8室 月曜休館
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書を嗜む人にとっては待ち焦がれていた展覧会なのでしょうが、私にとっては猫に小判かな。^^;
2019/1/25(金) 午後 11:29
> hn2043さん
図録を手に入れたのですが、書道に興味のない人にもわかりやすく書かれています。きっと会場もいろいろ説明があって、勉強になる!と感じられるのではないかと察しています。とはいえ、私が行くのとエッチさんが行くのとでは違うでしょう。
2019/1/26(土) 午後 4:59