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 個展に出している篆書作品(写真一番左。ちょとりちゃん撮影)。ほかは創作だけど、これだけ臨書(古典を手本にして真似て習うこと)。私が北京で書道留学していたときに、授業で「散氏盤」(さんしばん。sàn shì pán)を毎日書いた。これは主任の先生からの指示。私、日本で大学のとき書道部で、書道の教員免許もとって、いろいろ臨書してきたけど、「散氏盤」は日本で一度も書いたことがなかった。
 
 
 
 
 
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 もともとどこに書いてある字かというと、西周の青銅器「盤」に刻されている。「盤」とは浅く広い洗面器状の器に圏足(けんそく)をつけたもので、祭祀や饗宴で手を洗うとき、「匜」(い。器の名)で水が注がれ、「盤」は下に置いて、その水を受けるために使った。
 
 
 
 
 これは拓本。私は初めの10字を書いた。
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 用夨[]散邑,廼即散用田.
夨が散の邑(領地)を破壊した償いとして、夨の領有する次の土地を賠償に充て譲渡する。
 
 あのこれね、内容は土地譲渡についてなの。美しい景色を詠ったわけでもないし、別れを悲しむとかいうセンチメンタルなものでもない。こんな大昔(西周←「にしあまね」じゃないよ。「せいしゅう」。紀元前1100年頃 - 紀元前771年)に土地についての争いがあって、こうやってしっかり契約文書として記録しているところが貴重。
 
 青銅器の表面に刻まれた文字を「金文」というが、この頃の金文は王からの賞賜策命が多かったのに、契約文書なんぞが刻されるようになったということは、王室の衰微とともに封建制度が崩壊し始めてきて、土地に対する争いが増えた西周後期の特徴だと専門家は分析する。
 だいたいこんな昔の字を解読するだけで高度な作業だというのに、その内容から歴史的背景までをも紐解く学者はあまりにもすばらしい。
 つまり書道作品として価値があるのみならず、史料的価値も大。特大。
 
 あのー、別にぃー、書作品の内容を土地に関することに私が選択したのは、自虐じゃないから。篆書といえば「散氏盤」が好きだから。留学時代さんざん書かされたし。
 
おまけ
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左:「恪」(。「恭敬,つつしむ」という意)静香作
 
中央:「」(龍の簡体字)。周吾作
 
右:「縁」(友人への結婚祝い)みどり作
↑ダンナが勝手に「派手な額」にしちゃってヤなんだけど。

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