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どういう意味かわかるかな?
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2019年01月23日
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事前に台北の故宮博物館の予習をしたときに、書道の作品の真蹟(肉筆)は「是非是非これ見たい」と思わせるような物が展示されていないなと思った。いっぱいいいのを持っているのに、なかなか見せない。でも、青銅器の部屋に「散氏盤」が展示されているとわかったときは、ものすごくうれしかった。
橋幸夫のファンが橋幸夫に会えるくらいの喜びよ(ってどーなのよこの例え)。
青銅器には字が書いてあるものと書いてないものがあって、後者のうち、字が多いものと少ないものがあって、書道的にはやはりたくさん字が書いてあるものがお手本として本になっている。
青銅器に書いてある字を「金文」というが、中国に無数にあるうち、代表作といえば《毛公鼎》、《散氏盤》、《戌嗣子鼎》、《大盂鼎》などで、《毛公鼎》と《散氏盤》は台北故宮蔵、《大盂鼎》は中国国家博物館蔵。
2010年に北京のカフェで私が個展を開いたときに《散氏盤》を書いた。記事はここ。私は《散氏盤》の書風が大大大好きだ。書道留学している時に、課題でずいぶん書かされた。その後、北京のオークションで拓本が展示されているのを見て興奮した。拓本っていうのはオリジナルに直接紙が触れて、実物大の文字の形を表しているが、でも間接的なものだ。それがいま私は本物と対峙している。ガラス越しとはいえ、1メートルくらいの距離。
橋幸夫が1メートルのところにいると考えて見てほしい。いや、私はどーでもいいけど、ファンにはたまらないでしょ。
日本のツアー客が来て、台湾人ガイドが日本語で話す。「これは世界で初めての契約書です」。え?それは本当なのか?青銅器の内容というのは、軍功への褒章、西周建国の困難さ、殷王朝滅亡の教訓、土地の交易や経済賠償、刑事訴訟に関する判決などで、散氏盤は散国と矢国の土地の契約書について書かれている。
土地の契約書が好きだなんて、アタシはマゾか。あんなにダンナで苦労してきたのに。でも内容じゃないから!文字だから!書風だから!
これは台湾の教科書には絶対出てくるらしい。でも、もっと有名なのは、故宮の入口で自由に押せるスタンプにもなっている《毛公鼎》。
最後にミュージアムショップへ行って見たら、青銅器グッズはこの《毛公鼎》しかなかった。《散氏盤》はスカーフしかなかった。身に付けるものは身に付けないなら要らない。青銅器って地味だもんね。今後もグッズ出ないだろうなあ。いいよ。私、ミーハーじゃないから。
参考: 台北故宮の青銅器について 故宮博物院徹底攻略ガイド
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