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ダンナがアーティスト・イン・レジデンスに行って来た。いいよね。費用はすべて出してもらって、作品を描いて提供すればいい。 滞在したのは桂林の「愚自楽園」。面積900畝。あのー、うちのアトリエ、3畝で大満足してるんだけど(1畝=666平米)。しかもオーナーはそこに全部で8000畝を買ってあって、まだ開発していない。因みに山を20買ったと。 宿泊施設にはいろいろあって、これは↑一番高いところ。宿泊客は自家用飛行機でやってくるような層だという。
敷地内。 「創作坊」がアーティスト活動の場所。外には「47個国家的114位芸術家」の作品が展示されている。 アーティスト歓迎パーティーだって。 ダンナが皆さんに自分の作品を説明しているところ。 洞窟内でパーティー。バンドも呼んであって演奏あり。 観光にも行かせてもらって、写真を400枚も撮ってきたんだよ(作品にも使うし)。写真はまた後日披露する。画家っていいなー。私も今から練習してなろうかな(おいおい)。というわけで中国画をちょっと始めようかと。えっ?書道ブログだったはず?あ、面倒なこと思い出しちゃった(おいおい)。 |
yダンナ・アート・アトリエ
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私、画家の奥さんだけど、中国美術界のことはわからない。だってダンナは仕事の話を全く私にしないし、私が聞いても「おまえにはわからない」って、説明してくれない。9月に絵が売れたっていうから、私はうれしいし、「誰が買ったの?」って聞いたら、「おまえにはわからない」。どうよ、この受け答え。「画廊が買った」とか「個人が買った」とか、答えようがあるじゃない!美術関係の友人がアトリエに来て、「売れたんだあ」「誰に?」「○○に」って、赤の他人にはちゃんと話せて私には話せないってどーゆーことよ。まあ、この境は友人が美術関係で(しかもかなりの地位の)、私が素人ってとこにあるんだけど、ダンナとしたら「入ったお金を家計にまわせばいいんでしょ。どっから来たかは問うな」って感じ。ここらへんは理解できないけど、慣れた。 だから私がブログで美術関係のことを書くのは、新聞からとか、そういうダンナと誰かの会話からとか。そんな内容になっちゃうんだけど……。 夏にテレビで言ってた。798芸術区は画廊を経営していた人がレストランに転向する傾向にあると。絵なんてめったに(または全く)売れないけど、レストランまたは雑貨屋なら一日の売り上げがゼロってことはないもんね。これに関する中国語のニュースはここから→芸術蕭条,798里画廊変餐庁。 798はヤバいよ。だって金融危機でうちもかなり影響受けたけど、絵が売れないんだから画廊なんて経営を維持できるわけがない。たとえば百度で「798画廊遭倒閉」(798画廊倒産)をキーワードに検索すると、じゃんじゃん出てくる。私、国慶節の休み中行ったけど、人が多くてにぎわっている。若い人が多くて、雑貨屋に結構ヒトが入ってるし、消費もしてる。でもあの人たち、絵は買わないよね。798は無くならないけど、存在の意味が変わっていくんだろうな。 さて、すごい情報を聞きつけた。中央美術学院(略して「美院」)が河北省に引っ越す(いつかは知らないけど)。分校っていうのがもうすでに建っているのよ。でも将来的には基礎部分、つまり学部生はそっちに引っ越すんだって。ということは、宋荘画家村はますます栄える。だって北京市内から美院分校へ行く途中に宋荘があるんだから。引越し情報を告げた美院卒業生はなんとすでに新美院近くにマンションを買ってある。なぜなら将来的に美院関係者に貸せるから。すごいな。ヤツは単純な画家じゃない。そこで私の願いは一つ。ダンナがマンションを買うとか言いませんように。これ以上借金増えたら首吊るわ、もう。 どんな校舎か見たい人はここから。 通州宋荘鎮可能参照城市発展 ←ここに書いてある。「宋荘鎮1995年列入国家級試点小城鎮,2008年被国家発改委確定為総合改革試点小城鎮」。「試点」はテストケース。宋荘という村は国に重視されている村だということがわかる。これは書記(村長)がやり手が否かということだと思うけど。 最後に……。うちのダンナ、中国の南のほうへアーティスト・イン・レジデンスに行ったばかり。今電話がかかってきた。「有山、有水、很好」。いいなあ。「いつ北京に帰ってくるの?」「知らない。始まったばかりだから」。はいはい。慣れましたよ。その未来が未知なの。
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うちのアトリエを建てたときの大工の頭(かしら)がやって来た。画家村は市内といっしょで建築ラッシュ。いつも誰かが家を建てている。だから頭は忙しそうだ。祝日だからと、お茶、電気ポット、魚ちゃんを手土産に持ってきた。魚ちゃん――困るんだけど。まあ舅(じいさん)が料理してくれるからいいかな。一緒に記念撮影したのは、義弟が私に洗って切らせる長ネギと香菜。毎度のことながら多すぎ。 ↑写真右は内モンゴルの友人が帰省したとき、ダンナがわざわざ頼んで買ってきてもらった牛肉干(ビーフジャーキー)。硬い。美味い。二袋で200元を渡したらしい。公式サイトあり。紙袋の中でカビが生えちゃったんだけど、どうしたと思う?じいさんは捨てない。歯ブラシでゴシゴシ水洗いして蒸した。ばあさんいなくても精神的苦痛はいっしょじゃんか。 宋荘画家村が宋荘グッズを売り出した。例えばワイン。 第一弾は岳敏君と周祁。第二弾はうちのダンナ。 中華人民共和国誕辰60周年の切手(宋荘バージョン)が登場。全16枚。 明日は中秋節。中国の習慣で必ず食べる月餅は甘すぎるのにとても大きいから、私は8分の1でもう結構。でも食べないのはダメ。一応中国人の嫁だから。画家なんて職業、普通はもらわない。だから以前はたくさんもらって余っている友人に恵んでもらってた。それがここ2年かな。ダンナがキュレーターなんぞをやるようになって、もらうようになった。
今年はバナナ一箱も贈られた。多いってんだよ。うちの子は2人ともバナナが大嫌い。減らないっつうの。バナナで痩せたいバナナ信者(またの名をみのもんた信者)、今すぐわが家へ。 |
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昨日開幕した「中華人民共和国60周年当代芸術成果展」。ちょっとこれだけトップを集めた現代アートの展覧会はないんじゃないかと期待して行ったんだけど、物足りなさすぎ。著名人の作品は確かにある。 方力鈞・岳敏君(例によって写真撮り放題って笑える) 中国現代アート界の上から60人のはずだったが、予定が大幅に変更されたのか、無名(か知らないが、私は聞いたことない画家名)が多いし、あまりその作品達に魅力を感じなかった。一応ダンナも出している。 あと伝統的な絵画、書道もあった。 会場で「いつ終わるの?」と聞いたら「明日4時」。えっ?やる気あんの?確かに北京飯店金色大庁を借りるのは高かろう。でもいくらなんでも会期2日って!建国60周年の弊害だな。入場無料なので行きたい人は明日(27日)行くべし。あまりオススメしないけど。 そこを去って、南鑼鼓巷方面へ。目的は丁未堂さんの個展。なんか知らない人がいないくらい、知ってる人が来てたな。 作品はホンモノを見てちょーだい。日本人による非常中国!な版画作品なんてココでしか見られない。っていうか、今の中国人版画家でこういう題材で作品作る人、いるの? この展覧会は文鳥珈琲で10月25日まで。今日は開幕だったので、文鳥珈琲のオーナー夫妻によるお菓子の数々が並んでた。私は月餅だいっきらいだけど、ここのは半分に切って食べてから「あ、すみません、残り半分も食べていいですか?」って全部食べちゃった。っつーか、月餅作れるって菓子職人なのか?包子も。是非弟子入りさせてください。 |
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昨日、年一度の画家村のアートフェスティバルが開幕した。ダンナが100人の展覧会を企画したというので観に行った。新しくオープンした尚堡美術館へ向かう。 デカい!4階まであるけど、いったい展覧会が何階までなのかわかりにくい。床に突起物がたくさんあって、ダンナに「アレは何か?」と尋ねると、「還没装修完了呢」(まだ内装が終わってない)と。危ないってんだよ。しかも壁もまだペンキをちゃんと塗ってないみたいで空気がすこぶる悪い。 この「宋荘文化芸術節」期間中、ものすごくたくさんの美術館、画廊で展覧会が催される。主な展覧会はここから。ダンナは「オレが企画した展覧会が一番いい!」って。そう断言できるのはいいことだ。出品者は若いアーティストを人選したという。 上は点滴瓶。下には熱帯魚が泳いでいる。 うさぎちゃんのぬいぐるみの顔部分に鏡。自分を写すと自分がうさぎちゃんに。今日からアタシをハニーと読んで❤えっ?バニー? ダンナが企画したのは1階のみ。無名の若い人を人選したようだ。それで2階へ行ったら、別の複数の展覧会があって……。 パンダで有名な、そして何かと世間をお騒がせな趙半狄。本人は勿論いなくて、作品もなくて、Tシャツとパンダのぬいぐるみが売っていただけ。その意義は? 「城市索引——数字芸術中国(都市索引――デジタルアート中国)」
ここに記事あり。馮夢波、卜樺など著名人の作品あり。
人体のツボの模型があって、そこに実際に針を刺すと、後ろの画面にアニメが出てくるしくみ。怖い。 展覧会の名前はひかえなかったけど、同じく2階で別の展覧会。 アルミに油絵で肖像画が描いてあって、その人たちにレンガを投げる。憂さ晴らし?一回2元。今調べてわかったんだけど、その顔はすべて権威ある美術評論家。ここに作者の弁が書いてある。「這其実是個善意的玩笑,因為這些芸術評論家的文章曾推動過当代芸術的発展,但也有些観点被認為是陳腐之見」(善意あるジョークです。この美術評論家達はその文章で確かに現代アートの発展を推進してきました。でも陳腐な意見もあったから)。 開幕してすぐ裸で飛び込んで来た男がいたとも書いてある。「一個全身赤裸,僅用一塊布片遮擋私処的芸術家在現場噴灑不明紅色液体,芸術節的七八名保安立刻湧過去制止他的行為」(陰部だけ布で覆ったアーティストが……←おいおい)。 昨日はダンナは会場に詰めてなきゃいけないし、私らじゃどこに行っていいかわからない。舅、子ども、私、「宋荘美術館」にだけ行って帰ってきた。だってキリがない。1カ月やってるから、また行く機会は――ないだろうな。 |




