y書道・絵

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 前回のマージャンの訳を当日の記事に足しておいた。
 不論是誰和牌,自摸或者接炮,都是和四条。于是自始至終,都在,四条,四条,四条。
 誰が上がっても、ツモで上がろうがロンで上がろうが、全部(上がり牌が)4索(スーソウ)だった。最初から最後までずっと4索。
 路過サマ、有難うございました。
 
さてメールで質問が来た。「友人が北京へ出張するのですが、ハンコを作りたいそうなのです。お勧めの店はありますか?あと石の種類にもよると思うのですが、大体相場はいくらくらいですか?」
 
瑠璃廠へ行ったら、印を彫ってくれる店はたくさんある。印のよしあしはハッキリ言って「運」だと思う。何年も前、日本の篆刻家が老舗『栄宝斎』で印を作るというのについていった。その先生でも知っている有名な中国の篆刻家を指定して一つ注文した(ランクがあって、高いのを頼んだ)。先生の名刺には「篆刻家」と書いてあるから、それを出しておくと丁寧に作ってくれるんじゃないかと先生は考え、名刺も渡したんだけど、結果「はっ?」というレベル。弟子が彫ってるんじゃないかと思ったくらいだった。
 
 書家で作品に捺したいというのでなく、旅行者が単にお土産にというのであったら、私は戴月軒』(筆屋の老舗)の店内にあるハンコ屋を勧めている。印材はそこにあるのから選ぶんだけど、大きさも印材の質もいろいろで、60元くらいから数百元まで。ストラップが付けられるように穴が開いているのもある。
 
イメージ 1文字は一字につき10元〜20元。字を彫るのと字の周りを彫る二種がある。前者が白文(陰文、陰刻)、後者が朱文(陽文、陽刻)←以上すべて日本語。お店に行ったら、陰文(y?n w?n)陽文(y?ng w?n)と言って注文する。字の周りを彫るほうが面倒だから高い。
この写真は「設計中国」と彫られているが、このように白文と朱文の両方を彫ることもできる(値段は高くなる)。
 
日本人の名前は二字が多いでしょう?だからその二字か、「○○之印」として四字にするか。三字の場合「○○○印」でもいい。字の結構や画数にもよるけど、三字なら画数の多い字を縦長にすることも可。右二字、左一字というふうに。
字体はお店に見本があるので、そこからこんな感じと指定すればいい。あと小さい印泥(朱肉)があって、100元くらい買えばもらえると思う。
 どの店でも一顆(いっか。ハンコの単位は「顆」)、日本円で1000円〜1500円かな。
<追記:「30分で出来上がります」と言われるので、その日しかそこへ行けない旅行者にはいいかもしれないが、時間に余裕があったら「数日後取りに来ます」と言わないと、丁寧に彫ってもらえない。ガオダオ!謝謝提醒我>

 さて今日知ったニュース。
 3.08億!前晩,書聖王羲之草書《平安帖》在嘉徳拍出天価。尽管這個価格尚未打破今年6月黄庭堅《砥柱銘》所創4.368億元的紀録,但平均毎個字貴達750万元。
 20日、嘉徳のオークションで王羲之の『平安帖』が3800万元(約38億6800万円)で落札された。これは今年6月に落札された黄庭堅『砥柱銘』の4368万元を超えてはいないものの、一字当たりを計算すると最高額となる。
 
……可若論字,《砥柱銘》有近600個字,平均毎字約100万元,《平安帖》僅41個字,平均毎字750万。
『砥柱銘』は600字近くあるので、一字平均100万元。一方『平安帖』はわずか41字なので、一字平均750万元。こういうふうに割り算するのって中国らしい。『砥柱銘』を見たい人は百度百科へ。
 
 これ落札した人が明かされていないんだけど、仕事は何をしているんだろう?絶対悪いことしてるわ。だってどうやってそれだけ儲けるわけよ。この人には借金ないんだろうなあ(遠い目)。
 友人に子どもが生まれて「命名って筆で書いてください。お礼はどうしたらいいですか?」って聞かれて、「ランチおごって」と言い、もうランチは済んだのだが、二人目のときは「億」単位で請求させてもらうわ(おいおい)。
 
 
王羲之の記事の続きは待ってて。あと「筆」の質問も来たので、すぐ記事にしたい。
 書道は素人の日本人が浙江省紹興市へ行った。そして『蘭亭』へも行った。そこで私に質問をする。なぜ私に聞くかというと、日本の中高の書道教員免許を持っていて、先ごろ北京でふてぶてしくも書道の個展をやったから。書道に明るいと考えるのが普通であろう(「ところがどっこい」なのにさ!)。
 
イメージ 1 『蘭亭』といえば「曲水の宴」。小川の両岸に座り、流れてくる杯が自分の前を通り過ぎるまでに詩を詠む。それができなければ、その杯の酒を飲むという罰ゲーム(おいおい)。ここで353年(永和9年)、「曲水の宴」が開かれ、王羲之を含む41人が参加。その時に作られた詩集の序文の草稿が蘭亭序。日本でも「曲水の宴」はある。 
 
 
イメージ 3
 
で、本題。なぜ王羲之(303- 361年)という人はこんなにも長い時間たっても「書聖」と言われ最も優れた書家とされているのか。中国には字が上手い人なんてゴマンといる。その中でなぜ王羲之なのか。
 
私が思うに……。
1.  単純に字がすごく上手い。
2.  字にヘンなくせがない。後の人が字を習う手本として適切である。
3.  皇帝に重宝された。
 
イメージ 2 私、久しぶりに書いてみた。王羲之の字はとてもきれいで、それだけでなく、特徴もある。
 
・「九」の最後のハネはかなり左に入っている。
・「初」の二画目、「春」「暮」の「日」の二画目はかなり右上がり。
 
 
  
 日本中国を問わず、プロの書家に「好きな書家は?好きな古典作品は?」と聞いたとき、王羲之または王羲之の作品を挙げる人はまずいないと思う。プロならもっとクセのある人の字を好きになると思う。
 
 「なぜ王羲之が書聖なのか」。今からその道を極めているブロガーの皆様に「意見くださーーい」ってコメントして来るけど、そのほか王羲之本人、作品等について何かあったらご意見ください。

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 大学の後輩LEMOちゃんと朝から待ち合わせて、琉璃廠へ行った。LEMOちゃんは書道留学をしているんだが、学校で急に「展覧会に出すから作品を持ってきなさい。3日後に」って言われるんだって。急すぎるわ!3日で書けるかってーの!でも書かざるを得ないと。「もーそういうの、笑っちゃいますー!」というLEMOちゃんの留学生活は楽しそうで有意義に見える。

 この日の目的は書作品に何か使えそうなものを買うこと。で、ちょっと紙を買った。筆も買った。私には「なかなか他の筆が持てない!」っていうくらい書きやすい筆があって、新しい筆を買うことはあまりないのだが、LEMOちゃんが「私はここで買います」と筆屋に連れて行ってもらった。

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 「清秘閣」の中の「怡弘筆荘」。これ定価50元で、値切ってもいないのに48元と言われた。私はこういう細長い筆(羊毛。柔らかい)を好む。彼女は絶対絶対「狼毛」(硬い)の人。

 あととっておきの武器(個展用)を買ったけど、それは内緒だ。どうしても知りたかったら、もう文鳥カフェに置いてあるから、見るがよい。

 私は私で買い物して、「LEMOちゃん、ここに何か用は?」と聞くと、「裏打ちがしたい」と。私、十年以上裏打ちなんてしてないし、するとしたらダンナに渡せば画家村でやってくれる。琉璃廠でするなら「大千画廊」がいいんだって。

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 B4くらいのを2枚で20元。20分もあれば裏打ち完成。

 そしてLEMOちゃんは自分で用意したアクリル額に入れ、日本の友人へ。
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 郵便局で送る直前に撮影。

 その後、文鳥咖啡に行くんだけど、その前に昼食。
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 バス通りから文鳥咖啡に向かう角(南)にピザ屋があるが、反対側(北)を数軒先へ行ったところ。私はビアンビアン麺を注文した。陝西省の伝統的な主食で、ものすごく幅広い麺。12元。まあはっきり言って、油は心配な店だ。

 ビアンという漢字はこう。
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 漢字の中で一番画数が多く57画(おいおい。煩雑にも限度がっ!)。辞書にも載っていない字なのだが、発音は陝西方言で「biang」。詳しくは百度百科のbiangbiang面の項へ

 昼食を済ませて、文鳥咖啡へ。コーヒー(15元)とチーズケーキ。
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 この日、壁の長さを測った。


 で、作品できてるかって話よね。まだ何を書くか全部決まってない(おいおい)。先週末、アトリエに行って、ダンナに「何か、変わった紙ない?」と聞いた。「おまえにいいものをやる。ほれ」とよこされたのが、日本の額。立派な額。「この額はおまえの作品よりも価値があるな」。


離婚するぞ、ごるあ!
 私の「ものすごーーくいいこと」は北京にいれば享受できるんだけど、私以外の人じゃダメなのよ。あ、大学の後輩LEMOちゃんもOK。だって彼女が「展覧会情報です」と教えてくれたんだから。ちょうどその朝テレビで紹介しているのも見た。北京画院で開催している「苦禅金石縁——李苦禅先生収蔵金石碑銘拓本与題跋展」。

 これわかる人にしかわからないけど、近年これだけ集めたものは見たことない。

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 北京画院って初めて行った。入口にいつも斉白石の写真があるから気にはなっていたけど。

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 石鼓文

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 始平公

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 魏霊蔵

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 石門頌

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 開通褒斜道(3行目に「開通褒斜道」って書いてあるの、読める?下手うまじゃないよ。上手うま)

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 鄭文公碑

 他には……。石門銘,三国魏上将軍曹真残碑,虢季子白盤銘,礼記碑,史晨碑前碑/後碑,乙瑛碑,好大王碑,孔宙碑,漢故太尉公神道碑,夫柱山銘,多宝塔碑,大唐三蔵聖教序など。


 素人は見ても「字が上手ですね」くらいしか感想を持たないかもしれないけど、私のように書道の教員免許を取った人とかね、さんざん練習したからね。こういう価値あるお手本、印刷した本じゃなくて、本物をこの目で見ているーーーという感動(石碑が本物だけど、石はよく見えないから、こういうふうに白と黒にしてくれると見やすいでしょ)。

 私が現在練習中の「散氏盤」があって、もう鼻息が荒くなった。私「散氏盤」の特集をした雑誌を持っているんだけど、それを読んだらとても面白かったので、自分の展覧会のとき紹介したいと思っている。
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 今回は「李苦禅の収蔵と跋」という4月14日までの特別展(李苦禅……1899年—1983年。斉白石の弟子。国画家、収集家)。1階と2階がこの特別展の拓本。3階と4階は半年ごとの展示換えで斉白石ばかり。書道がわからなくても、絵が好きな人は斉白石の方を観に行けばいいと思う。

 ここも例によって、写真撮り放題なのが笑える。但し、1階と2階はOK。3階と4階はダメ。どう考えたって、斉白石より拓本のほうがランクは上だろが!

北京画院:朝陽区六里屯北里(朝陽公園の西南のほう)TEL:65071285 公式サイト
9:00-17:00 無休 
入場料:10元


おまけ:首都博物館では「趙孟頫」が展示されているらしい。
 私の闘志に火をつけるようなコメントがゲストブックに書き込まれた。

 美人すぎる書道家→http://getnews.jp/archives/49913

 あっ、初めに言っておくけど、プロの書家は絶対自分のことを「書道家」とは言わない。「書家」と言う。私は「書道愛好家」。略して「書道家」じゃなくて、「書家」だからね。「書道家」という日本語、とても気持ち悪い。

 で、「美人すぎる書道家」のブログを見た。本人が「書道家として……」って書いている。わかった。そのレベルだ。でも若くて可愛い。所詮私の相手ではないわい。それでも彼女の字を見たら、私も同じ字を書きたくなった。「愛」って書いてある記事、写真はここから













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 負けず嫌い。負けてないし。


追記:今思いついた。「書道愛好家」。略して「愛」にしようかな。えっ?

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