【人口ボーナスの終わり】9月議会5日目【人口オーナスの始まり】

イメージ 1

本日12日(火)も引き続き決算審査特別委員会として、保健福祉課、子ども支援課などの審査が行われました。
以下主なものです↓

“保健福祉課”
○高齢者福祉
 → 敬老祝い金事業に660万円支出。
   値下げ改正により前年度から416万円の減↓
   町敬老会の出席率は19.1%。
   理美容・温泉利用助成事業の利用率は34.2%。

○介護保険
 → 介護被保険者が2万407人で318人の増。
   要介護認定は1012人で47人の増。
   地域包括支援センターが中央と北部の2カ所で運営開始。
   食の自立支援事業(1人2人暮らし高齢者への弁当宅配)は、
   登録者が3分の2に減少。

“子ども支援課”
○保育所
 → 町内認可保育所合計定員633人に対し、
   定員の弾力運用を図り、月平均671人の受け入れ実績。
   しかしてついに、待機児童、ゼロ人。

○ファミリーサポートセンター
 → 年間活動件数が426件となり60件の減。

“町民課”
○人口
 → 27年度から125人の人口減少に。
   転入者数1375人に対し、転出者数1513人と、
   転入者より転出者が上回り、2年連続転出超過となる。

“生活安全課”
○消防・防災
 → 塩釜地区消防事務組合への負担金3.5億円。
   地域防災リーダーのフォローアップ講座を2回実施。

“上下水道課”
○水道事業会計
 → 給水収益は減少したが、健全な運営状態。
   老朽施設の更新、耐震化の促進、県による水道3事業の一体化などが
   今後の課題。


などなど。
「高齢者福祉」に関し、“敬老祝い金事業”の縮小はだいぶ財政負担の抑制につながったと言えます。
今後も段階的な縮小で廃止を目指し、疾病予防や健康増進など他の高齢者施策へ充当するのが望ましいと以前から私は考えております。

また同じく、“敬老会”は対象者の8割の方が参加しないできない事業ですし、“利用助成事業”は祝い金と同じバラマキ事業ですので改善が必要と考えます。
シルバー民主主義の我が国において政治的強者である高齢世代への優遇を止めることは、甚だ困難です。が、それでも取り組まなければ将来世代へ先送りする負の連鎖は止められませぬ。


「介護保険」のほう。
地域支援事業として、“地域包括支援センター”が保健福祉センターとしらかし台夢民館の2カ所で運営されています。高齢者の総合相談窓口となる場であり、28年度は合わせて470件ほどの相談件数があったとの報告。
まだまだ町民の皆さんに十分に認識されていない点あるかな、と。

“食の自立支援事業”については、昨年度から宅配回数を週1回から2回に増やし、その配送も社会福祉協議会から民間事業者へ変更となりました。
民間の配食業者がほぼ存在しなかった10年前と異なり、選べるほど多数ある現在、調理が困難な方が対象という条件があるとはいえ、果たしてこの事業の継続は自立支援、介護予防につながると言えるのか。
逆効果ではないのかと以前から考えています。


「保育所待機児童」は、今年4月、沢乙地区にアスク利府保育園が開所したこともあり、ついにゼロ人となりました。
この待機児童解消への道のり、本町では、ガソリーヌもといウワキーヌの日本死ねで話題となるはるか前からしっかりと計画的に取り組んでこられたことですので、これまでの担当課の取り組みの大いなる成果と言えます。グレート。
↑これ議場で伝えればよかったです・・・

“ファミリーサポートセンター”の利用件数減のほうはちょっと気がかりで「潜在的な需要はまだまだあるのでは」と私が指摘。
本町の年少人口等から考えればこれ位の利用件数でも微増で推移していくのかなと考えていたところ、急に1割以上も利用件数が減ったことが少し心配。

行政に往々にして見られることですが、新規事業を立ち上げて数年はどんどん拡大伸張に取り組んで成果を挙げるが、ある程度事業が定着すると事業の維持そのものが目的と化してしまい、昨年同様に行うことが正しいんだと変換されて当初の目的を見失ってしまうことがあります。
イベントなんかに顕著にみられる事例です。
そうならないよう今後も注視。


「人口減少」に関して、“本町の人口増が終わった。ここ2年間人口は変わらず。過去の町の甘い計画通りにはいかないと判断すべき。町当局の認識はいかがか。一時的なものだという認識か”と私が指摘。
それに対しては“新中道地区の開発などでまだ増加は見込め、今後も開発区域の見直しなどで人口増加を目指し取り組んでいく”との答弁でした。

うーむ。
日本は20年ほど前に生産年齢人口の増加が止まり“人口ボーナス期”が終わった、成長率が低下し社会保障などの財政負担が増大する“人口オーナス期”に入ったと言われています。

本町歴史上初であろうこの人口減少を、本町にとっての成長時代の終わり、人口オーナス期の始まりであると捉えるべきでは、そういう厳しい認識を町当局並びに議会全体が持つべきではと考え、これ質疑しました。

平成27年から28年にかけて、合計特殊出生率の向上や、転出より転入が上回る社会増を目標とする人口ビジョンを策定しましたが、1年後のこの決算の時点でもはや達成困難なものとなりました。
当初から指摘していましたが、諦めではなく、厳然たる事実として、です。

国全体が縮小社会となるのですから、そのリアルを受け入れ、無理無謀な目標を目指すのではなく、厳しい困難な時代だという前提を踏まえた取り組みを展開していくべきではないのか。
そう願い訴え戦う、ワタクシ吉田ゆうやでありました。

ま、認め難いことでもありますので、もう、
「わがる奴だけ、わがればいい」@あまちゃん
かな、とも思う昨今。


昨日今日と活発な質疑がなされました。
・・・ただ決算審査は昨年度1年間の成果を問う場です。
なのに思いついたアイデアを提案する場になっていてひたすら困惑。





.


みんなの更新記事