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自分の考えていることを言葉にするのは難しいですね。
日々の生活の中で、伝えたいことや感じることがたくさんあるのに、
いざ言葉にしようとすると出来ない。
そんな悶々とした気持ちを抱えていました。
しかし!昨日、半身浴をしているお風呂の中で見つけてしまったのです。
私が高校時代から大好きな、山田詠美さんの「ぼくは勉強ができない」。
久しぶりに読んでみたら、あの頃、言葉に出来なかったたくさんの言葉がありました。
「ぼくは、久し振りにグラウンドを駆け巡った。マネージャーの女の子たちが、嬉しそうに
叫んでいた。ここには心地良いものが確かに存在している、とぼくは思った。」
「ユニフォームは相変わらず、体に吸い付き、気持ち良い。それなのに、ぼくは、それらを
やがて失う。ぼくは、ここで、確かに勉強をしていた、と今になって思う。ここを離れることに
なって初めて、そのことに気付く。永遠に、グラウンドを走っていたのでは解らなかったであろう
何かを、ぼくは確実に、体の内に残しつつある。汗が目に入って痛い。しかし、それが痛みだけで
ないことを、今、ぼくは走りながら悟っていく。」
ここだけではないけれど、あの時感じたものが、この本には存在しているなぁ〜と
思いました。
あとがきで、山田さんは「大人の人にこそ読んでほしい」と仰ってたけど、
その気持ちが解るような気がしました。
高校生の頃は、どんな気持ちで読んだのか全然覚えてないけれど、その時にも何か
感じるものがあったのだろうな・・・と今になって思います。
状況は全然違うけれど、今、春という季節に、これまでの別れと出会いなんか
思いだします。
不安と希望の間で、何ともいえない気持ちに毎年なるんですが、
この本をもう一度読んで、なんだかスッキリしたような感じです。
とりあえず、春になるとたくさんのことを感じれて、
キレイなものをキレイと感じて、
大好きな本があって、
大切な人が周りにたくさんいる、ということが、とても幸せです。
いつもこんな気持ちでいれたら最高なのにな♪
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