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海上自衛隊の補給艦はインド洋から撤収した。
日本人が使用する原油はインド洋を通過して得られている。安全なインド洋となるためには各国の艦船による警備が必要だ。そのためにも日本は給油活動を継続して行うべきだったと思う。
しかし一方で自衛隊・防衛省が情報を隠匿したり、改ざんしたり、破棄したりしてして不透明な、また不誠実な状況であったことも事実である。ここできちんとしたシビリアンコントロールが効いたことにも理解ができる。このまま放っておくと過去のように現場が現場の感覚のみで走ってしまいかねないからだ。
私は、この問題の一番の問題点は現場の誠実さの希薄さと中央の管理能力の稚拙さであると思う、せっかく国際的に大事なことがらも一つずつきちんと対応できるようにしておかなければ、できないということであろう。いくら重要なこととは言え記録をきちんと提示できないのは説得力が無い。せっかく汗をながしている誠実な現場の自衛隊員の方がいちばんつらいのではないだろうか。そういう方のためにも責任のある立場の人がきちんと仕事をしてもらいたい。
「兵士は世界一勇敢、将官は無能」とは先の大戦で連合軍が日本軍を評価した言葉である。現代も良く似たことが言えるのではないだろうか。戦術面では優秀でも戦略的な思考のなされない軍隊は哀れである。
自衛隊がそうならないように願っている。
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