Mの中国通信

中国で奮闘する大学講師の日々。阜陽での日々が終わりました。

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今日のヤフーニュースに以下の記事が出ていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091123-00000520-san-pol

いわゆる予算案の編成をめぐって、「無駄を省く」予算策定方針が評価されていると報じている。
特にその予算策定の過程で、有識者を集め、また国民の「声」も聞きいれて色々な議論行われている。

間違いなく、その予算編成の過程自体も世論の評価を受けているといえるだろう。


しかし、その過程の中身を知らずして一方的に礼賛するわけにもいかないのではないか。
特に、今回の「研究費」をめぐる暫定的な結論はお粗末と言わざるをえない。

現在日本では大学院生が急速に増加傾向にあり、その先の就職先が「約束」されていない。
よって、「無事」に就職ができるまで、国や財団等の研究費をもらいながら研究を続けるしかない。
つまり現状でも、日本の大学院生は相当厳しい研究環境におかれているというのが私の認識だ。

これに関して他の院生諸氏のご意見もそう違わないだろう。


にも関わらず、今回の予算編成では研究費、特に「若手研究者」のそれを削減しようとしているようだ。
来月中旬には予算会議にかけられて、「決定」する可能性が高いのである。

「人を育てる」との趣旨をうたっていた鳩山内閣の暫定決定だけに、驚きを隠せないのが正直なところ。

そんなことをしては、現在の大学院生はより厳しい環境に置かれ、その道を諦めるもの出てこよう。
このままでは貴重な人材の流出を招くのは必至である。
他にも問題は数多く考えられるが、この人材という事が何より大きな問題であると思う。

そもそも大学院生数増加は政府の政策である以上、その「卵達」を育てるような政策をとって頂きたい。
現状において院生をさらに「厳しい立場」に追い込むのは、愚策といわざるをえない。

今、研究費を失うことで、将来大きな成果を生むはずのものが流産するというのはあまりにも忍びない。
それは国益にとってマイナスでこそそれ、絶対にプラスは生むまい。

先日、私に知人(他大の博士課程院生)から、内閣府・文科省に意見書を出してほしいとの依頼が来た。
もちろん「若手研究費」の件を再考してほしいとの旨を書いて出す予定である。

私も今でこそ暫定的にこちらの大学で「御世話」になっているが、日本に帰れば一大学院生である。
そのため、この問題は実に切実なものである。

私としては時間が許す限り、この動きを「阻止」し、鳩山内閣の「善良な判断」を促したい。
そのためになるべく多くの友人・知人に意見書を出してもらうようお願いするつもりだ。


長い自民党政治から「脱却」した今、民主党政権に国民は大きな期待を寄せているのだ。
私は、それを裏切るようなことは絶対にしてほしくない。


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