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先日の日曜日、学生達とスポーツジムへ行きました。
ちなみに、ここは会員制で100元(約1200円)で一ヶ月通えます。
久しぶりに幾つもの筋トレマシーンで体を鍛えました。
その疲労が今日になってようやく出てきました・・・(苦笑)
特に胸筋がはって痛いこと(涙)
完全に体がなまっていた証拠です。
これに懲りずに暫くは通い続けるつもりです。
さて、こないだの授業で二年生の学生達と一緒に映画鑑賞しました。
映画の名前は、
ハチ公物語(松竹映画・1987)
です。
誰もが知る日本映画の名作ですね。
私が学生達にこの映画を見せたのには幾つかの理由があります。
一つは、ハチの飼い主の上野教授やその家族の使う言葉が綺麗だということ。
特に上野教授の言葉は品格があり、非常にきれいに感じられます。
学生達にはそうした品格ある言葉を学んでほしいと思ったのです。
もう一つは、そのストーリーです。
「忠犬」と呼ばれる、ハチ公の「忠義」を学生達がどう感じるかを知りたかったのです。
映画では犬の「忠義」ですが、それと似た「忠義」が武家社会などの人間関係には登場します。
そうした観念を中国人の学生がどう受け止めるのかを知りたいと思っていました。
最後は、一昔前の、いわゆる近代日本の社会の様子を彼らに紹介したいと思っていました。
いわゆる映画に表現される風景や、街の様子や服装などを彼らに紹介したかったのです。
どうも今の大学生達は、現代日本の若者文化に強い関心があり、その関心に偏りを感じています。
ですので、映画から別の時代の日本を感じ取ってほしいと思っていました。
ともかく、そんな目的をもって映画鑑賞をすることにしました。
そして、学生と一緒に鑑賞。
途中から、シクシク鳴く声、なきすぎて鼻水をすする音、嗚咽がはっきり聞こえてきました。
意外だったのは、私の後ろに座った、いつも明るいO君の嗚咽が聞こえてきたことでした。
もちろん、みんな一様でなく、お眠になった学生も数人いたようですが・・・(苦笑)
鑑賞後、学生達に映画の感想レポートを日本語で書いてもらい提出させました。
彼らの鑑賞時の様子を見れば分かるように、最も多い感想は、
「感動した」
というもの。
ただ、これは小学生でも言えるもので何だか幼稚に私には感じられました。
この他には、一番印象に残った台詞を書いた学生が意外といました。
そのなかで一番多く書かれた台詞は、映画の中の上野教授のある言葉でした。
それは、
『人間にも人格があるように、犬には犬の犬格というものがあるのです。』
というものです。
実は、私もこの台詞が映画の中で最も好きでした。
それは、古き良き大学教師の見識を表象する一つの言葉のように感じられるからです。
(今はこんな言葉を自然に言える大学教師は減っているように感じられますが)
中国の大学生達も私の同じ点が強く印象に残ったようです。
どういう点で学生達がこの台詞を受け止めたのかを知りたいものです。
感想の中でクスッとしてしまうもの、または暫く腹を抱えて笑ったものが幾つかありました。
クスッとしたものは、
「・・・女子学生たちは映画を観ながら涙ぐんでいました。先生も同じでした。例えば、G先生。彼女はほんとうにやさしい先生ですね。」
でした。
この映画鑑賞には他学科の学生や学科の先生が来ていました。
その1人であるG先生(女性)は映画を観ながら、泣いていたのを男子学生が感想文で書いたのです。
この他にも、ハチ公のことを
「八ちゃん」
と書いている学生が意外に多く、妙なネーミングに思わず笑ってしてしまいました。
腹を抱えて笑ったのは、
「(映画を見た後)私は犬になりたいと思いました。」
というもの。
一体どこまで感動したの??
というより、犬になって何をしたいの??
感想を書いた学生を想像すると、もう笑いを耐えられませんでした。
とまあ、こんなユニークな感想もありましたが、夫々に学生の胸に「八ちゃん」は刻まれたようです。
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