Mの中国通信

中国で奮闘する大学講師の日々。阜陽での日々が終わりました。

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本日、この冬初めての雪が降りました。
その前の日からグッと冷え込んでいて、その前兆はありました。

気温はマイナス2度まで下がり、手足の芯まで冷えます。
雪化粧された阜陽の街は何となく静かで、いつもの賑やかさがややおさえられたようでした。

しかし、授業に行ってみると、そんな街の雰囲気とは対照的に学生はテンションが高めでした。
何でも雪が降ったのが嬉しかったらしく、学生はテンションが上がったとのことです(笑)
こういったテンションは日本の大学生とは随分違う感じがします。



さて、最近一つ気づいたことがありました。
それは中国における各レストランでのメニューについてでした。

私が行きつけの店は幾つかあるのですが、どこの店でもメニューは一緒です。
いや、正確に言えば、メニューに表記された料理名が一緒なのです。

例えば、

「番茄炒蛋」(トマトと卵の炒め物)

はどの店でも同じ表記で書かれています。
(ま、「西紅柿炒鸡蛋」もありますが。)
他の料理も例に漏れず、どの店も同じ名前で表記されています。

また、大学の食堂でも表記は同じです。
(高級レストランなどではどうなのでしょうか?)


中国に来てずっと当たり前と思っていましたが、この点、日本では違います。
特に、各ファミレスのチェーン店などでは料理は大体同じでも独創的な名前がつけられています。

例えば、「とんかつ」です。

某ファミレスでは、

「鹿児島県産‘黒豚’手打ちとんかつ」

となっており、豚の種類、生産場所、調理方法が分かるように料理名が考えられていました。
でも、要は「とんかつ」です。

この他にもきっと、もっとユニークで独創的な「とんかつ」のネーミングもあるはずです。
このように、日本では店によって同じ料理でも名前がそれぞれ特徴があり、少し違います。

時々、独創的過ぎて何の料理か分からないものもある位です。
それは少し困ってしまいますが、何だか選ぶのが楽しくなり、料理に期待するのも事実です。


こうした現象の背景の一つには、飲食業界が激しい経営競争をしていることと関係があるのでしょう。
日本では24時間営業の飲食店が沢山ありますし、味も良く値段も安い店がどんどん出てきています。
それは同時に、店同士の差別化をはからないと生き残れないことを意味しています。

ですから、店によってオリジナルな部分を出す必要性が高まり、メニュー名にもこうした影響が出ているのだと思われます。



一方、中国(正確には、安徽省)ではファミレス自体が珍しい存在です。
24時間営業の飲食店は阜陽では数えるほどしかありませんし、大体は9時頃閉店となります。

競争はあるにはあるのでしょうが、それでも日本のそれとは比較になりません。
ですから、店の差別化をはかることの必要性もそれほど高くないと思われます。

そう考えると、ここは競争が日本に比べ緩やかで、ストレスが少なくて良いと思います。

その一方で、何年も同じメニューだけでは正直、客の方も飽きてしまいます。
ですから、定期的に新メニューが登場し、値段が安くなるなどの「努力」もしてほしいと思うことも。


どちらをとるかというのではなく、どちらもあるという環境にならないものか、と思うMです。

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