Mの中国通信

中国で奮闘する大学講師の日々。阜陽での日々が終わりました。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

<一時帰国前に立ち寄った上海の七宝(チィバオ)の風景。日曜ということで観光客が大勢いました。>

今朝、安徽省阜陽市を出て、今は上海にいます。
阜陽から上海まで汽車(火車)で約10時間、しかし、飛行機なら1時間弱!

明日は浦東空港を午後の便で出て、日本へ一時帰国です。
毎回、休暇中も日本へ帰らずに中国にいたほうが経済的にいいと思うのですが仕方ありません。
仮に中国にいて、時間があったとしても、文献等の不足で研究は進みませんから。

それに日本へ帰り、思い切り環境を変えると、それまでの仕事気分から研究気分へとチェンジできます。
ということで、今回も日本で一大学院生として活動してきたいと思っています。



今日は上海についた後、荷物を滞在先のホテルに預け、七宝へ行ってきました。
これは中国の古い街並みが残り、その街並みを活かして老街が形成されています。
その老街に食べ物屋やお土産屋が立ち並び、独特の雰囲気を醸し出しています。

要は、七宝は上海の観光スポットの一つです。
写真をみてもお分かりのように、水路と老街が共生しているところでした。


その中で入った美術品を売る店は特に印象に残りました。
というのも、通常は店員が、

「ねえ、お客さん!買って、買って!!」

の雰囲気が全開で、何だかこっちは気後れするのですが、ここの店員は違いました。
まず私に言ったポツリと言った一言は、

「あなたの持っている紙袋の絵柄は変わっていますね。その絵はすごくきれいね・・・」

でした。

客が金を持っているかより、持っているたわいもない紙袋のデザイン(水彩画で書かれた花)に目がいくとは・・・
その瞬間に直観で、

「この人は商売で美術品を売っているというより、芸術自体に関心がある人だ。こういう人は無理に商品を客に勧めたりはしない。」

と感じました。
そこで、店内の飾られた美術品の中で興味をもったものについて質問をしてみました。
すると、凄く嬉しそうな顔をして彼女の説明が始まりました。
(ただ、説明は私には聞き取れず、一緒にいた卒業生のT君が訳してくれました)

そのうち彼女は自分が美術を勉強していて、これまで作った作品の写真を見せてくれました。
そのデザインは、伝統的な中国風というより、現代の中国アートといった雰囲気で斬新でした。
何でもアメリカの知人から影響を受けて、それらの作品を作ったそうです。
(残念ながら、それらはすべて完売した後でした。)


話ながら、徐々に彼女も熱が入ってきて、店の奥に招かれ、そこの椅子にかけながら話を聞くことに。


しかし、私は自分が知らないことは基本的に何でも吸収しておきたいタイプです。
ですから、興味がなさそうなT君に無理に訳させながら、どんどん質問をしてしまいました(苦笑)

結果的に、今日だけで中国の芸術に対する印象が随分と変わりました。
特に、これまで有していた伝統的な中国の芸術のイメージでなく、現在中国アートの発展を知りました。


建築(特に意匠)の発展と芸術のそれは共通するところがあり、私の研究とも無関係ではありません。
ですから、その時間はとてもわくわくし、何より勉強になりました。

本当にあっという間でした。

そんな私の様子をみて彼女は、

「あなたも芸術に関心があるのね。あなたをみれば、それがよくわかるわ。」

と言っていました。
かなり長い時間話したのに、一度も美術品を私に勧めてこないのも気にいりました。


だからではないのですが、母に買ってあげたいとおもっていた掛け軸を買いました。
値段は秘密・・・・。(でも、通常よりはかなり安い値段にしてくれました。)


何だか、彼女が芸術を純粋に愛していて、それに没頭している様子が素敵でした。
そんな様子は学者が自分の研究に没頭するのと、どこか似ている感じがします。
だからこそ、私の中では非常に印象に残った中国人との出会いでした。


一つのことに没頭し、それだけを見つめている人って完璧ではないけど、なんか魅力的です。
そんなことを今日はつくづくと感じました。

イメージ 1

イメージ 2

<先日、開催された阜陽市主催のパーティーにて。阜陽市在住の外国人を招待、歓迎するものでした。>

大学の定期試験も終わり、成績の入力作業も終わりました。
昨日は、アパートの掃除と洗濯をして、一時帰国の準備をしました。
今朝、上海を経由して一泊、翌日には日本へ変える予定です。

日本ではセンター試験が昨日から始まりましたが、中国でも大学院試験が昨日より始まっています。
(中国では見本と違い、大学院試験も統一して実施されます。)
学生達はこれまで相当な勉強量を積み、強い思いをもって試験に臨んでいることと思います。



さて、話し変わって先日の金曜日のこと。
兼ねてより招待を受けていた、阜陽市主催のパーティーに参加してきました。
場所は、市内にある「白金漢宮」という名の名の通ったホテルでした。

そのパーティーには阜陽在住の外国人が皆、招待されていました。
しかし、日本人は私以外来ておらず、アメリカやベトナム人の方とテーブルが一緒でした。
阜陽政府の要人、阜陽在住の外国人、また、私の勤務する大学のリーダー、などが出席者でした。

人数は100人程度だったかと思います。


パーティーでは主に歌や踊りなどを各人が披露し、その後、会食になりました。
私達の外国人が座るテーブルには、会食中、挨拶に来てくれる人たちが大勢いました。
これは我々が外国人であるため、歓迎の意を表して、こうしたことをしてくれるのです。

中国人は「客人」を大切に扱うという特徴があります。
特に、地方都市である阜陽であれば、外国人は少なく、より大切にしてくれる印象があります。


よって、そんな考え方から派生した今回のパーティーや、そこでの態度だったのだろうと思います。


そんな中国人の考え方を私個人は好意的にとらえています。
しかし、他の国出身者はそうもとらえていないようです。

ある外教は、

「どうして、こう何度も我々はパーティーに行かないといけないんだ・・・。」

とやや感情的に話し、結果、せっかく頂いた招待を当日「病気」を理由に欠席していました。
そうした捉え方をする人もいるのだなぁ、人によって考えは随分違うと思った次第です。


私個人は、違いをどう受け入れるかが海外での暮らしには不可欠だと思います。
意志を明確に伝えることは時には大事ですが、相手の思いや考え方を尊重することが基本と思います。
ま、あくまでも私個人の考え方です。


さて、一時帰国した後は気分を大きく切り換えて、論文に集中したいと思います!
私の大好きな中国阜陽の皆さん、さようなら〜

全1ページ

[1]


.
M
M
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(1)
  • ノブジ
友だち一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事