Mの中国通信

中国で奮闘する大学講師の日々。阜陽での日々が終わりました。

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<泊まった部屋はかなり大きめ。押入れには布団がたくさん!そこに一人で寂しく泊まりました・・・>

もう2月に入り、少しは寒くなるかと思いきや、暖かな日本です。
というより、中国安徽省の気候と比べ、温暖な日本(関東)では寒く感じません。


さて、昨日より例年の恒例行事?となっている史料調査で関西へきました。
行き先は、「NPO法人西山夘三すまい・まちづくり文庫」です。

以前も紹介しましたが、また紹介します。
文庫HP 
http://www.n-bunko.org/


文庫の事務局員は去年と同様、京大博士でロシア史を専攻する院生の方でした。
聞くと、最近は人文社会学系の研究者達が史資料の閲覧にきているそうです。

西山は本来、建築学者です。
そのため、建築系の研究者が彼の研究成果などを引用したり、学んでいたのが従来の状況でした。

しかし、最近は社会学者や歴史学者などの西山を引用し、論文や著書の中で触れることが多いようです。
最近読んだ本で西山を引用していた本では、

渋谷望『ミドルクラスを問いなおす−格差社会の盲点』
http://www.47news.jp/EN/201009/EN2010092001000264.html

がありました。
また、昨日、大学院のK先生から教えて頂いた本では、

高岡裕之『総力戦体制と「福祉国家」』
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/2/0283780.html

などでも、大河内一男と西山との「関わり」にも言及しているとのこと。
これは、今後しっかり読んでみたいと思っています。


これらの状況を見ると、建築学者西山以外の側面に焦点をあてた研究が進んでいるのが分かります。
それは要するに、西山が建築学者としての顔以外にも多様な顔を持っていたからに他なりません。

また、西山に言及する研究が増えている背景には、現代社会のあり方が深く関係しているはずです。
研究者の持つ問題意識が、建築学者西山が持っていた何らかの顔と共鳴する部分があるのです。
(西山の持っていた思想、社会的発言、社会的行動などなど)

だからこそ、近年、西山に言及する人文社会学系からの研究が進んでいるのだと思います。

私はその一部というより、むしろ全部とはいわないまでも、可能な限り広範囲を扱おうという研究です。
ですから、研究が完成した時、私の成果が人文社会系の学者達が引用するものになれば良いと思います。
そうであれば、研究する意義もぐっと増すはずですし。


ともかく、そうした成果を出すためにも今日もコツコツ収集をしてきます。
それでは。

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