Mの中国通信

中国で奮闘する大学講師の日々。阜陽での日々が終わりました。

中国の政治・経済

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<悲しいかな私が暮らす中国では偽札が多い・・・。写真は偽札と本物を比べた写真。>

もう早いもので、12月に入りました。
今年の冬は比較的暖かい気候が続いています。

最近は、自宅のある旧校舎から講義のある新校舎まで歩きます。
往復で一時間弱の散歩で、体は健康そのものです!
忙しいですが、それなりに充実した生活を送っています。


さて、今日は中国の偽札の話し。
日本では、偽札問題が出ることは非常に少ない。
いや、正確に言えば中国と比べてです。


先に断っておきますが、中国を悪く言うのが目的ではありません。


中国では買い物、タクシーに乗る時、汽車の切符を買う時などお金を払う場面である光景があります。
決まって店員やドライバー、駅員が私の金をチェックするのです。

チェック方法には色々なものがあります。
機械にかける者、光にかざしてみる者、自分でもっているライトで光をあてる者など。


最初は「何にやってんの??」と驚いていましたが、今はすっかり慣れました(笑)
けれど、今でもやはり良い気分はしませんね。


中国では、偽札の存在がある種「当然」とされていて、誰でも注意しているのです。
(誤って偽札を持たないようにです)


それは学生も例外ではありません。
先日の授業で、日本円を学生達に見せました。
その際、ある学生が、

「先生!日本円が本物か否かを見分ける方法は?」

と質問してきました。
恐らく、大半の日本人は見分け方を知りません。
私も自分で気をつけたことはありませんでした。

ですから、何となく唐突な質問に感じました。
そして、同時に中国と日本の違いを感じた瞬間でもありました。



私が大学二年まで居た経済学部では、

「貨幣の信用」

ということを勉強した記憶があります。
貨幣に対する信用があってこそ成り立つのが貨幣の流通です。

何より重要なのが、「貨幣の信用」だと言って良いでしょう。
中国ではそれが完全には成立していないということなのでしょうか?

であれば、それは相当深刻な問題です。


街で買い物をしていると、時々、ボロボロの人民幣を渡されます。
もっとも驚いたのは、セロハンテープで止めてあった切れた人民幣を渡された時でした。

それを拒まずにもらった私が一番問題なのでしょうが、そうした貨幣が流通していたのに驚きました。



ただ一点補足しておくと、こうした貨幣の状態は都市部に行くとグッと綺麗になります。
(それでも日本の紙幣の状態とは比較にはならないのですが・・・)
ですので、中国全体がそうした状況ではありません。

都市部とそれ以外とで貨幣の状態がこれほど違うのも日本と全然違う点です。
日本では都市も農村も一様に貨幣は綺麗ですから。



そう考えると、日本はかなり貨幣への信用度が高い国と言えるでしょう。
そうした点は、日本に居ると当然と感じる点なのでしょうが、実は当然ではないようです。


一年半以上になった中国生活で、中国の良い点にも気づけましたが、同様に日本にも今まで気づかなかった良い点があることに気づく機会が多くあります。

菅直人首相の民主党代表再選。
とりあえず、ころころと変わる日本首相のイメージが変わっていくことを祈ります。
そして、もっと国民に不安でなく、安心を与えてほしいものです。



さて今日は、今月7日に発生した尖閣諸島(釣魚島)付近での中国漁船衝突事件のこと。
日本でももちろんですが、ここ中国でもかなり報道が過熱してきています。

いや、ネットニュースを比較してみると中国側の報道の方が熱が入っている印象です。
ちなみに、私はほとんどのニュースを人民日報の記事からチェックします。
もちろん、そこにも加熱していく報道振りが明らかにみてとれます。

「人民日報」中国語版
http://world.people.com.cn/GB/8212/191606/202393/index.html
「人民日報」日本語版
http://j.peopledaily.com.cn/94474/100700/index.html


この影響を受けて、中国国内でもナショナリズムを刺激され、反日感情が高まっています。
実際に、既に複数の地域で反日行動が発生し、それらがニュースでも取り上げられています。


尖閣諸島を巡る今回の問題は、何より領有権を双方ともに主張していることが背景にあります。

ちなみに、日本の政府公式見解は以下の通り。

外務省(日本)の尖閣諸島領有権に関する見解参照
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senkaku/index.html

すなわち日本側は、尖閣諸島を領土問題として扱わず、日本が固有の領有権を持っているというもの。
(これに関しては先日、蓮舫氏の「失言問題」がありましたね。)
加えて、中国側が領有権を主張しだしたのは「1970年後半東シナ海大陸棚の石油開発の動きが表面化」してからだという見解です。


しかし、領有権を主張するのは中国も同様で、話し合いはかみ合うどころか白熱していく一方です。

今日会った日本語学科の大学四年生の話では、中国国内はかなりこの事件に熱くなっているとのこと。
そのことを心配して、学生のご両親が、

「あなた(学生のこと)は日本語を学ぶ学生なのだから、反日活動が起きても参加してはいけないよ。」

とおっしゃったそうです。
そういう方も中国にはいるのだという事を強調しておきたいと思います。



ただ個人的にやや懸念しているのは、今週土曜が9月18日、いわゆる柳条湖事件の日ということです。
(ちなみに、中国では「9・18事変」と呼びます。)

この日は日中戦争が始まるきっかけとなった日として、毎年中国ではナショナリズムが高揚します。
(日中戦争は、中国では「抗日戦争」)
去年、私が勤務する大学でもそれを祈念する行事が行われています。

そんな日と、今回の漁船衝突事件での国内の雰囲気が合わさると果たしてどうなるのか。
個人的には、ただ何も起こらずに時が過ぎることを祈っています・・・。



ちなみに、学生の話では私のいる阜陽や大学では、反日感情が急激に高まっている様子はないとのこと。
確かに、大学構内であっても学生や教師の方は皆変わらず親切で、優しいですね。

これは非常にありがたいことですし、良い土地に来ていることを改めて実感しています。

この後、深夜1時発の夜行列車で南京へ行ってきます。
(到着は、五時間後の6時)

帰りは、明日の夜8時には南京を立つ予定。

かなり強行スケジュールですが・・・


色々と「勉強」してきたいと思っています。
詳しい出来事や感想については後日。




さて、今日は中国における政治について。
これは最近気づいたのですが、ブログで政治に関して書いていることが意外と少ない。

別に私は意図的に避けているわけではありません。


考えると、一つ理由が分かりました。
それは、


学生達と話す中で、学生が政治に関する話題をすることは意外と少ない


ということでした。
もちろん、政治の話を好んでする学生はいます。

が、少ない。

どうしてだろう??
特に、中国人は日本人より思ったり感じたりしたことをはっきり言うのに。

つまり本音を結構言う中国人が、政治に関して語らない、もしくはそれが少ないのは何故か?


日本なら、
「○○首相の支持率は急降下しているし、もう辞任すべきだ。」

「麻○首相は漢字も読めないアホ、馬鹿」

なんて話題や意見を、国民は平気で言います。


しかし、ここ中国でそんな話題を聞くことはほぼありません。
そんな話題が出るのは、学生と一対一の場面が多いのも特徴です。



もしかしたら、本音を頻繁に言うとされる中国人も、意外に本音で言えない部分も多いかも。
そんなことを何となく感じたのでした。



それはそうと、もう出発時間。
それでは南京へ行ってきます!

先日まで読んでいた、デヴィット・ハーヴェイ『新自由主義』を読み終えた。

その中で特に関心を持って読んだのは、今、私が暮らす中国に関する部分で、

第5章 「中国的特色ある」新自由主義

だった。


日本にいる時、あるゼミの先生が、

『皆さん、わかっていると思うけど、今の中国はいわゆる共産主義国とは明らかに違うのですよ。』

という発言があった。


確かに政治的には共産党がリードし、一方で、経済的には改革開放以来、大きな規制緩和が実施された。
結果的に、経済的な発展の仕方は共産主義国では絶対にありえない様相をみせている。

それは急激な経済成長を生むと同時に、大きな社会格差(地域格差ともいえよう)も生んだ。

特に上海をはじめとした沿岸地域(特に経済特区)は目覚ましい経済発展を続けている。
一方で、内陸の地域になると、それとは対照的なところが多い。

私も、資料調査で上海には度々足を運ぶが、今、暮らしている安徽省阜陽とはあまりにも違う。


街の様子も、人の雰囲気も、物のあふれ方も、、生活リズムも、そして経済的な豊かさも・・・
何もかも・・・


上海は明らかに共産主義国の「におい」を感じることが少なかった。

そこにはむき出しの競争があり、確実に新自由主義の波が及んでいた。



縁あって出会った上海で起業したある中国人が、

『上海はストレスが多い、疲れますよ。』

と言っていたのが印象に残った。


そうした上海からのんびりした空気の阜陽へ戻ると、大きなカルチャーショックのようなものを感じる。

それは阜陽に対して心地よく安心した気持ちと、ここは本当に同じ中国なのだろうか、という複雑な思いである。



数年前、ゼミで聞いた、

『皆さん、わかっていると思うけど、今の中国はいわゆる共産主義国とは明らかに違うのですよ。』

という言葉は、今、強い実感となって僕の中に自然に入り込んでくる。



デヴィット・ハーヴェイは中国の新自由主義化の様相を以下のように書いていた。

「中国は明らかに新自由主義化と階級権力の再構築の方向に向かって進んできた。たしかに、そこには「はっきりとした中国的特色」が見られる。しかしながら、中国で権威主義体制が強化され、ナショナリズムへの訴えが頻繁になされ、帝国主義的傾向が一定復活していることから、中国がまったくの違った方向からではあるが、(中略)新保守主義的潮流との合流に向かいつつあるのではないか、と。これは未来にとってあまり良い兆しではない。」


中国の新自由主義化は確かに「中国的特色」があるとしつつも、それは全体的に見れば「あまり良い兆し」ではないという。


確かに、そういう見方が妥当なのかもしれない。
政治的リーダーたる共産党が、いかに現在の中国(新自由主義化が進む中国)でヘゲモニーを握り続けるのか。

そのために、いかに今、新自由主義化によって生じている社会的な諸問題を片づけていくのか。

これは、今日、中国では大きな問題になっているといえよう。

その振舞い方が今後は何より重要であり、多くがそれに注目している。


もちろん、私もそのひとりである。

今日(もう、正確には昨日か)は、4月21日。


最近続く寒い気候に加え、生憎の雨。
やや、ひんやりとした一日でした。

今日は午後の授業が無くなり、やや時間が出来ました。
帰宅して、少しインターネットで映画でも見ようと思い、見ると見られない。


ちなみに、私は「迅雷」というソフトで映画をインストールして、いつも見ています。
日本だけでなく、中国、台湾、韓国、アメリカ、イギリス等の世界の映画が見られます。

さらに映画だけでなく、ドラマやアニメなどもここから見られて便利です。


いつもは問題なくみられるのに、今日は駄目・・・
なぜ??

と考え、よく画面を見ると、

「由于4月21日为全国哀悼日,为表达全国各族人民对青海玉树地震遇难同胞的深切哀悼,迅雷公司决定」

ということで今月22日零時まで、映画等がインストール出来ないとありました。

要するに、地震被害を追悼して自粛ということです。
これは政府が、14日を青海省で発生した大地震の被害者に対する哀悼日に定めたためです。

中国全国では21日、公共の場所などで半旗を掲げ、娯楽は全面禁止、主要サイトは白黒になっています。


その代わりに、地震被害のニュース、政府の地震への対処等の動画が見られるようになっていました。
中国の人民は、共に地震への被害、被害者を追悼しようとの考えなのでしょう。


ところで、人民日報と日本のメディアが伝える今回の地震被害の内容において一点相違があります。

具体的には、日本メディアは地震被害者数が増加する毎にそれを克明に追っています。
(毎日、報道の被害者数が増加しているのをみても理解できると思います)


一方、中国サイドは地震の被害者の増加を克明に追うことに重点は置かれていません。
(これは人民日報を見ている限りです。)
それより、政府が如何に地震に対処し、今の義捐金が幾らで、援助の状況はどうかが重視されています。

もちろん、被害者数の報道も行われ、全くない訳ではありません。
ただ、重視している点は明らかに違うといえるでしょう。


それにしても、4月21日を「全国哀悼日」とし、全国一斉にそのムード一色にする辺りはさすがです。
何でも「一斉に」が良いとは思いませんが、こういう政治的なリーダーシップは時に必要だと思います。

特に今の日本の政治を見ていると・・・



しかし、四川省の地震に続き、その隣の青海省で起こった今回の地震。

残念ながら、被害者はまだ増加傾向にあるようです。
ですが、一日も早く地震被害にあった地域の人々が元通りの生活が出来るようお祈り申し上げます。

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