Mの中国通信

中国で奮闘する大学講師の日々。阜陽での日々が終わりました。

中国人の精神性

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最近、良く通っている韓国料理店に学生達と行って来ました。
良く来ているということで、会員カードを頂きました。

次回からは割引が出来るとのことです。
加えて、プレゼントももらえるとのことでした。

これはラッキー!

一方、阜陽市内のタクシー運賃が上がりました。
と言っても、初乗りが4元から5元へと1元だけですが・・・
(1元=約12円)



以下は、その韓国料理店で食事をしている間の会話です。

学生 『先生はいつも授業の時は元気ですね。』

私 『そうだね。授業でテンションが高いのは重要でしょ?』

学生『そうですね。・・・でも、それと逆に電話の時は先生は冷たい感じがします・・・。』

私 『えっ!?そうかな・・・』

学生 『そうですよ・・・。なんだか感情が無くて、お邪魔したような感じがしてしまいます。』

私 『ごめん!そんなつもりはないけど、これは私の癖なんだよね。』


と、まあこんな会話がありました。
学生の話しでは、何だか授業と違って電話では感情がこもっていないようなのです。
どうもその理由は、電話の声が小さいことと、声の抑揚が少ないことにあるようでした。

といっても私にそんな意識は全くなく、いたって自然に話しているつもりだったのですが。


元々、大半の日本人は電話で大きな声で話すことが少ないように思います。
しかし、中国人は通常も電話でも大きな声で話している人が大半です。

その声の大きさはかなりの差を感じます。

私も通常の時は声は大きな方ですが、電話では小さめです。
ですので、そこは中国人の習慣と違うようです。


加えて、人が実際にいれば別ですが、電話では人が居ないため感情が入りにくいのです。
ですので、無意識に何だか感情の無いような話し方になってしまうようです。

しかし、感情をあらわにして話す日本人の男性も少ないように感じています。
(あくまでも個人的にですが・・・)
ですので、私の電話での話し方は日本ではそれほど不自然なものではない気もします。

しかし、中国人は電話でも感情豊かに元気に話している人が多いようです。


要するに、今回の一件は日本人と中国人の一つ習慣の違いということなのではないでしょうか。


とはいえ、「お邪魔している」と思わせることが私の本意ではありません。
ですから、今後はもう少し電話でもテンションを上げて話していこうと思います(苦笑)



さ、今夜は来月予定している上海の同済大学での聞き取り・資料調査の準備をします。
(夏から交渉していた同済大学での調査でしたが、本日同済大I教授と正式に連絡がつきました。)

昨夜は新入生を対象にした、あるパーティーがありました。

そこに外教(外国人教師)も参加してほしいと依頼され、行ってきました。
依頼は二年の学生からあり、具体的な内容等は聞かされていませんでした。


私は基本的に学生達が交流したいと言ってきた時、断ったことはありません。
ですので時間帯だけ確認し、即答で『行きます』と返していました。


パーティー会場に行くと、アメリカ人外教のMも来ていました。
それを見計らって、パーティーは開始!

最初に主催の学生の挨拶。
次に、司会の学生がマイクを外教Mの手へ。

『何だい?一体?』

という外教M。

『新入生に何か英語が上達する方法を話して欲しい』

という司会の学生。

『そんなことを話しても意味がない。今、直接学生達と多く話した方が良い。』

と応える外教M。
何となくざわつく会場、そして慌てる主催者側。

結局、外教Mは自分でマイクを手に、

『何か質問があれば自由に聞いてくれ。』

と話し始めました。
主催者側は苦笑いをしつつ、特に何も言わず、そのまま放置。


私なら主催者の意向に従い、そんな大きな問題がない限り、そのまま同意します。
それは集まった200人を超える新入生の前ですから、なおさらだと思います。

要するに、「日本人的」な考えでは、自分より周囲を配慮して行動することが多いのです。
ですから、自分の主義主張は持っていても、それを殊更強調する行動は少ないのです。


「相手のことを考える結果の行動」


が「日本人的」な行動の特徴の一つだと思います。

昨夜の場面を見て、私はアメリカ人と日本人の考え方の違いを肌で感じたのでした。
周囲の意見に抗して、自分のやり方を貫いた外教Mは全く悪いという意識はなさそうでした。

確かに、悪いことはしていないのですが、「日本人的」にはKYな気もしてしまいます・・・。


「国が違えば、考え方も違うもの」


と感じた昨夜の出来事を、今日の授業で学生達にも紹介しました。


『言語を学ぶ時は、文法やアクセント・発音などを修得するのも重要です。しかし、最終的にはその言葉を使う国や地域の人々の考え方を知る必要があって、そのことを君達は知っていかないと、本当の交流は出来ないと思う。だからこそ、君達は数少ない日本人である私を使って、何を考え、どんな行動をしているかを考える訓練もしてほしい。』


というような内容を伝えました。
いつもは明るく、元気が良すぎる位の学生達が、静かに一生懸命聞いているのが印象的でした。

『それは難しい・・・』
『分かります・・・』

などの言葉が彼らの口から漏れていました。


私も今日彼らに話した事と同様に、今、共に暮らす中国人の考え方、それに伴う行動を更に知っていきたいものです。

最近、プリンターとMP5を購入しました。
プリンターは主に論文・授業資料の印刷用、MP5は中国語練習用です。

家電ショップへ行くと、中国で売られているプリンターはほぼ日本製でした。
日中間が難しいご時勢ですが、変わらず日本製の電気製品は支持されているようです。
このまま関係がこれ以上悪化しないことを祈るMです。



さて今夜は、外教(外国籍教師)Mと、もう1人の外教M先生と食事に行きました。
気づくと、この大学は名前がMという外教が三人です。

実は、先日外教M(若い方)から韓国の酒を差し入れてもらいました。
そのお礼も兼ねて、今夜は私が食事に招待したのでした。


行ったのは、おなじみの「滁州人家」です。
このブログでも何度か登場している中国家庭料理の店です。


食事中、色々な話になりました。

・三人の好きな釣りについて(バスフィッシング)

・中国各地の物価の大きな相違(特にタクシー)

・日本と中国、またアメリカで人気のあるスポーツの違い

・私Mの研究テーマについて(最近書いた論文について)

・それに関して、冷戦時期の中国とソ連の関係

・同様に、中国の都市の住宅間取りについて

などなど。

とはいえ、聞き取れないことも多く、自身の未熟な英語力を痛感したMです。

そうした会話の中で、特に興味をもったテーマがありました。



それは、中国の女子大学生達が自身の肌の日焼けを一生懸命防ごうとすることでした。
2人は共に、以前の勤務先でも女の事達が日焼けを非常に気にしていたと言いました。

『日本の女子大学生達はどうなのか?』

と聞かれたので、大体同じような傾向にあると答えました。

彼らによると、アメリカではそうした状況にはなく、女性が日焼けをしていることは多いとか。


私はアメリカ映画に登場する女の子達が、肌が白く綺麗な印象があったので、それを聞いてみました。
すると、

『実際は、日焼けをした女性は沢山いるんだ。そんなに女性は日焼けを気にしないよ。』

との返事が。


日本や中国では、いや、恐らく韓国などでも肌の白さを保とうとする女の子は多いでしょう。
こうした東アジア地域で、女の子が日焼けを嫌がる習慣や文化はどうして生まれてきたのでしょうか。

特に、中国での女性の日焼け対策は涙ぐましいと思うことさえあります。
夏は外出の際、日傘を絶対に差し、日焼けクリームをぬったり。

場合によっては、必要以外の外出をしなかったり・・・


東アジア地域における日焼けを嫌がる昨今の文化は、ちゃんと考えてみると面白いかもしれません。


彼らと話しながら、そんなことが気になったMでした。




ところで、今夜スカイプで久々に大学時代の友達(女の子)と話しました。
何でも来月に結婚して関西に行くとか。

みんなどんどん結婚していきますね(苦笑)

お幸せにね!

本日は中秋節で、中国人の大半が家族や親類と一緒に過ごしたことでしょう。

しかし、自宅を遠く離れた大学生にとっては帰省は困難な場合も。
そんな学生達が集って、中秋節パ−ティを開催してくれました。


二年生が主体となり、大学に残った新入生達と教師を招待してくれました。
大学の諸活動は二、三年生が中心になっていることが多いようです。
これは日本の大学と同様ですね。


その様子を数枚、学生Kさんに撮ってもらいました。
http://picasaweb.google.com/mimuratatsuya/20100919?feat=directlink

新入生達には何を言っても、反応が良いのは相変わらずです。
この点は日本の大学生とはかなり雰囲気が違います。
去年、長春の大学で教えていた友人も同様の意見でした。



さて、そんな中秋節に関わって一つ感じたことがありました。
最近、中国史研究者の岸本美緒氏のある論文を読みました。

それは、中国の中間団体論の系譜を明らかにしたものでした。
その中に、

・中国社会は長期的な伝統として、協同と相互扶助を行う自然発生的な社会組織があった

・そうした組織は、支配が末端まで届かない中央集権官僚国家の支配的空白を埋めるがゆえ発生した

という、梁啓超や内藤湖南の中国社会に対する認識が紹介されています。
中国という国家は広大で、民族も多く抱えており、各地域で驚くほど多くの相違があります。

そうした国家を統治することはやはり難しく、結果的に各地域の自治がしっかりしていたというのです。
さらに言えば、そうした社会的性格上、各地域に暮らす親族や家族も同様に協同、相互扶助する関係が構築されていったと考えるのが自然なのかもしれません。

このような長期的伝統があったが故に、今でも中国社会は多くの行事を家族や親族と過ごすことが定着しているのではないでしょうか。


それに関わる例として、一つ具体例を挙げたいと思います。
それは、彼らが親戚の人たちを呼ぶ時の言い方です。

例えば、彼らが親戚のお姉さんやお兄さんを呼ぶ時、

『親戚のお兄さん(または、お姉さん)』

ということは非常に少ないのです。
通常は、

『お兄さん(または、お姉さん)』

というように、『親戚の』がつきません。
そして、その言葉を具現化するように親戚づきあいは非常に親密で、まるで自分の家族のようです。

日本では親戚づきあいはあるにはありますが、そんな親密でないケースも多いのですが。
間違いなく、ここは大きな相違点でしょう。


ともかく、中国の家族中心主義は長い伝統に培われて形成されてきたものであるという見方は見当違いでしょうか。


今日は最近読んだ論文と、中国における家族(または親類)中心主義を重ねて愚見を連ねてみたMです。

本日は午後から所属学部の新入生懇親会がありました。
懇親会と言っても、実際は飲み食いはせずに学部紹介をする会です。

そして、司会進行(若手の教員)のもと、終始社交的な雰囲気で進められました。

300人は収容できるような大教室の前方に教員達が座り、学生はそれに対面して座りました。
私の拙い中国語挨拶も何度か笑いをとれたので、個人的にはそこそこ満足です(苦笑)


毎回感じることですが、新入生は活気があって明るい。
お陰で彼らが一同に会した会場は、熱気でムンムンでしたね。




さて、そんな中で午前中は色々な雑用を済ませていました。
昨夜、自宅二階のトイレの蛍光灯が切れてしまいました。

その蛍光灯も買おうと思い、近所のスーパーへ切れた蛍光灯を持って行きました。
すると、そのスーパーにはないとの返事が・・・

そこで、

「近所にこの蛍光灯を売っている場所はないですか」

と聞くと、

「この近所にはないわよ・・・」

との返事。

「それなら市内まで買いに出かけるしかないか…。午後は懇親会もあるのに困ったなぁ…」

などと一瞬考えていると、店員さんが、

「午後7時以降にまたここに来なさい。それまでに私が蛍光灯を買っておきますから。」

と言うではありませんか!?


このスーパーは私の自宅から徒歩1分程度の場所にあり、毎日のようにここへ買い物に行きます。
ですから、私が外国人教師であることも店員さんは皆知っています。
最近は、拙い中国で彼らと会話を交わすのも私の一つの日課です。


恐らく、店員さんは外教が蛍光灯を求めて街を彷徨うの想像し、助けようとしてくれたのだと思います。


ともかく、店員さんの御好意に甘え、その場は切れた蛍光灯を渡して店を後にしました。
(その後、夜再び店に寄って蛍光灯を無事買うことが出来ました。)


実は、今回挙げたような例は、ここ安徽省阜陽市では決して特別なものではありません。
私はここに来て、もう一年半経ちますが色々と助けてもらったことは数知れません。


「相互扶助」意識と言えば簡単ですが、地域住民がそういう意識を持っているのを肌で感じます。
それは人間同士のつながりの強さを感じさせ、独特の安心感を与えてくれます。

1人寂しく?暮らす外教Mにとっては、非常にありがたい環境です。



しかし、こうした「相互扶助」が一般化している背景には「貧しさ」があると思います。
貧しいがゆえに、あるいは、過去貧しかったがゆえに、「相互扶助」が根付いているのだと。

助け合わないと生きていけない環境であれば、「相互扶助」が生まれるのは必然的といえます。
しかし、社会が経済的・物質的に豊かになればなるほど、その必然性は無くなっていきます。
(ちなみに、現在の日本で「隣の醤油や米などを借りる」などの文化はもうないですよね)

要するに、ここ安徽省阜陽市は相対的にみれば「貧しい」地域だということです。



であれば、ドンドン経済的・物質的に豊かになっていく阜陽で「相互扶助」は消えるのでしょうか。
それとも、それは変わらずに残っていくのでしょうか・・・。


私個人としては、この「相互扶助」の習慣や雰囲気がずっと残っていって欲しいと思うのですが・・・。

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