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<昨夜は、千葉大の国際教育センターの教員の方々と飲みました。写真は二次会の某研究室で。>
ここ数日は自分の研究だけでなく、幾つかの用事もあり、大学へ行きます。
そんな中で、中国人の留学生に良く会う機会があります。
何でも、私の大学にいる約1000人の留学生の内、6割以上は中国人の方です。
だから、確率的にも決して偶然ではないのでしょうが・・・
留学にも色々とタイプがあって、学部入学や院入学という留学タイプ、短期留学など。
昨日、会った留学生は中国からの短期留学生(Wさん)でした。
大学三年が終了時に日本へ短期留学できたWさんは、一年の留学生活後、また中国へ帰ります。
戻った向こうの大学で、四年生として一年を過ごした後、卒業するとのことでした。
日本語は非常に上手でした(聞く、話す、に関しては)。
(今、勤務している大学の学生よりも確実に上手だった・・・ま、留学の成果としておこう)
そして、比較的考え方が柔軟な印象を受けたのでした。
凝り固まった考えを固辞するのでなく、日本(または日本人)の考えや慣習に順応している様子でした。
特に、時折、授業の中で出る政治的な話題に対して、上手く「対応」している様子でした。
中国人学生のタイプとして、
「将来の就職のために、日本語を学ぶ、資格試験を頑張る!」
という人が大半のように思います。
しかし、Wさんは、
「私は日本語を話して、日本人と交流したいし、外国語自体に興味があります。」
と話していました。
私の経験則ですが、日本語が単純に好きとか、興味があるという学生は将来伸びていきます。
(もちろん、時間のかかる学生もいますが。)
逆に、資格試験のためだけに勉強する学生は伸びが止まっていきます。
ちなみに、Wさんは帰国後は進学を考えていて、日本の大学院に進学希望を持っているようです。
そんな話しを聞いていると、Wさんの留学生活は成功といえるのだろうと思います。
短い時間しか話せなかったのですが、きっと中身の濃い一年を過ごしたのだろうとみました。
よく留学した人を前にすると、
『へー、凄いねー(じゃあ、この人は留学先の地域の言葉は上手なんだな)』
などと、無批判にそれを褒めたりしてしまうことがあります。
しかし、私から見れば、現在、留学すること自体はさほど珍しい時代ではない。
むしろ、留学先で何をやったか(そして、何を得たか)が問われるべきかと思います。
留学して、「すごーい」の時代は少し昔の時代です。
関わって言えば、留学しても同じ国の学生とばかり話したりする留学生が多いと聞いたことがあります。
それと、これは実際に飛行機であった実話なのですが、留学先の国の文化を理解しようとしないものもいるようです。
その日本人留学生は中国北京の某大学へ留学している大学生でした。
彼の話は、中国における習慣で彼が「悪い」と考える部分を、ただ軽蔑するようなものでした。
聞きながら内心、
『せっかく高い金を払って中国まで来て、何を学んでいるのだろうか・・・』
と思ったものです。
そんな理解をする程度なら、日本の古本屋で適当に数冊中国を紹介する本を読み、中国語どこかの学校で習えば十分でしょう。
変な例を出してしまいましたが、そうした学生と比べると、Wさんは留学生活をモノにしていた学生といえます。
中国と違う部分がいっぱいあったはずですが、それを受け入れ、合わせようとしたのでしょう。
そんな雰囲気は話している随所に現れていました。
やっぱり、柔軟な性格の人間は得だな、と思ってしまいます。
私ももっと柔軟な思考をもって生きていきたいものです(苦笑)
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