Mの中国通信

中国で奮闘する大学講師の日々。阜陽での日々が終わりました。

自分の研究

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〈先日の土曜日は麹町と神保町へそれぞれ本を買いに出かけました。その途中、アメ横に寄ってみました。〉

先日、投稿していた論文が「掲載許可」になったと連絡がありました。
今回の投稿先は、財団法人東京市政調査会の機関誌である「都市問題」です。
論文のテーマは、

主に戦時期から高度成長期にかけて、日本の「庶民住宅」の規格化の変遷を歴史的に考察したものです。

2011年3月号(3月1日発行)にMの論文を載せていただけるとのこと。
「都市問題」は大学図書館だけでなく、県立図書館にも入っている学術誌です。

もし興味があれば、是非御一読下さい。



東京市政調査会
http://www.timr.or.jp/

都市問題HP
http://www.timr.or.jp/cgi-bin/toshi_db.cgi?mode=saisin

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〈今日の昼間は、革靴などを買いに新宿へ出かけました。中国人の集団もみかけました。旅行でしょうか??〉

実験などがある理系の研究と違い、人文系は一に読書、二に読書といってよいでしょう。
私も日本へ一時帰国して、院生に戻ってからは、ずっと読書をしております。

時には院生の研究室で、ある時は通学の列車内で、また別の時は自宅の書斎で読書です。

集中して読書出来る時間は、中国ではなかなかとれないので貴重な時間です。


読むものは多岐にわたるのですが、大体は取り組んでいる論文に関する文献や論文です。
他には、最近関心を寄せている日中留学生史に関するものや、現代社会を分析した社会学の研究書など。
(私の文学部の某教授(社会学者)は最近出した著書の中で、西山卯三のことを引用していました)
あとは、以前から読もうと思って読んでいない数冊の古典にも時間を割きたいと思っています。


読書は時間が必要なものから、あっという間に終わるものと様々です。
よく本屋などで文庫本や新書を立ち読みしていると、1時間ほどで数冊読み終わることもあります。
(それだけ、読むべき中身が少ないということなのですが・・・)

逆に、何回読んでも理解しきれないものもあるわけです。
しかし、そうしたものを読みこなしていってこそ、自身の見識や理解力が深まっていきます。
どうしてもわからない時は、ゼミなどで一緒に読んでいくという手もあります。



ともかく、そんなわけで今日も買い物と歯医者に行った以外は、ずっと読書、読書でした。
集中力がない僕が結構飽きずに出来ているので、最近は読書をすることに飢えていたのだと思います。
日本へいる間は、まずは読書、そして史料調査、最後に論文執筆の予定です。
加えて、中国での仕事で使う教材探しに凡人社にも必ず行くつもり。
日本語教育に関わる人なら、恐らく一度は足を運んでいるでしょう。

凡人社HP
http://www.bonjinsha.com/


でもそれだけでは、やはり退屈なのでゆっくり美術館にでも行こうと考えています。
個人的には、モネの絵が好きです。
どこかで美術展でもやってないでしょうか・・・

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<先日、調査に行った上海にある同済大学の総合楼。ここのI研究室にお邪魔しました。>

随分更新が遅れました・・・。
最近は時間があっという間に過ぎ行く感じがします。

今学期の講義は全て終わり、あとは来週以降の試験のみ。
一時帰国までは、数える程度の日数しか残されていません。
今学期は長く感じた去年冬と比べ、何だか早く過ぎました。


さて、今日は先日6日までの上海滞在中のことを少し紹介します。
私は今回の滞在中、上海にある二つの大学にお邪魔しました。
特に重視していたのは、以前から調査依頼をしていた同済大学でした。

そこの建築学のI教授が私の所属する大学院の元留学生という縁で実現した調査でした。
ただ、私が研究するのは建築、特に住宅の歴史ですが、I教授はデザインの専攻でした。

我々の研究分野は少々ずれがあり、私の知りたいことが明らかになるか実は心配でした。

指定された日時に、同済大学(四平路のキャンパス)の総合楼にある研究室へ向かいました。
総合楼は最近出来たビルで、高層で、中は一階から最上階まで吹き抜けになっていました。
思えば、中国では吹き抜けの建築を多く目にするように思います。
しかし、20階以上の高層建築で吹き抜けだと、地震の際に大丈夫なのでしょうか??


そんな心配はともかく、I教授と会い、これまでの自身の研究成果を報告しました。
加えて、現時点で、自分が知りたい情報と、史資料の保存場所、聞き取り調査の依頼もしました。
が、予想した通り、I教授は私の話は一部は分かるものの、全部は対応できないという様子でした。

加えて、1960年の日中国交がない時、建築学者の西山が訪中し、同済大に来ていたことすら知りませんでした・・・。
これには、その瞬間、体がガクッとし、力が抜けていくような脱力感に襲われましたね。

「これは、聞き取り相手を別に紹介してもらい、方向転換するしかない!!」

と調査をしながら考え、途中からはその方向で話しを進めていきました。
すると、そこはやはり中国で建築学をリードする同済大学の教授で、人脈がゴロゴロ出てきました。

何でもI教授は上海万博の委員の1人であった人物で、同済大だけでなく、中国建築界に顔のきく人物だったのです。
加えて、非常にフランクで、何でも気さくに話してくれ、かつ親切な方でした。
例えば、

「私の年間の給与は○元なんですよ。これが同済では一番高いランクです。しかし、実際はみんな外部から委託された仕事の方が大学の給与より多いんです。だから、建築学部の教員は皆正確な給与は分かりませんよ。はっはっは・・・」

ここでは給与が具体的に幾らかをかけませんが、驚くほど高くはありませんでした。
ただ、「副収入」は相当のものと推測されますが。

また、他の例として、

「正月(中国のそれ)は日本へ帰りますか。宜しければ私の家で正月を迎えませんか?家内も日本へ留学していたので、日本語が出来ますから。日本語で話して構いませんよ。」

など。初対面の私を正月招こうとしてくれるような、物腰の柔らかい優しい方でした。


そんなI教授は、次回上海に来た際に、ある人物を紹介してくれると約束してくれました。
それは、西山が訪中時、同済大を訪れた際に同済大教員だったS氏でした。
また、その夫のO氏でした。

彼らは現在、大学を定年退職し、月の半分をアメリカ、そして残りを上海で過ごしているそうです。

特に、S氏は西山訪中後に、上海の建築学会で「DK(ダイニングキッチン)」と類似する主張をした人物で、私も兼ねてから注目していました。
その後、S氏の主張する住宅規格が中国の都市集合住宅に採用されていくのです。
ですから、西山とS氏の間にあったであろう影響の因果関係を解きほぐすことは重要な作業でした。


そのS氏がまだお元気で、かつ、今回お会いしたI教授の縁であったことに驚きました。
さっそく、S氏等にお会いし、当時のことを聞き取り調査で掘り下げたいとお願いしました。

すると、

「分かりました。では、私が仲介役になって彼らに連絡をしてあげます。アメリカから戻ったら、また上海に来て下さい。」

という返事を頂きました。
その後、

「これはMさんの研究に役立つかもしれませんから、差し上げます。」

と中国の住宅史(通史)を記した文献を数冊頂きました。
正直かなりの荷物になりましたが、気持ちが嬉しかったです。


今回は十分に掘り下げられませんでしたが、次回以降は非常に期待できます。
何より、中国の建築界に多くの人脈をつくる機会を得られたことが一番の収穫です。
これをきっかけにし、多くの研究者と縁故を築き、共同研究なども視野にいれていきたいものです。

日頃、勤務校では研究活動の機会が非常に少なく、研究に飢えていた私は何か満たされるようでした。
やはり、こうした研究が活発で、かつ、様々な縁故と出会える場は魅力があります。

新年明けて、既に三日目です。
日本では正月気分もそろそろ弱まり、通常モードに切り替えつつある時期ですね。


私の大学は明日から一週間が今学期の最終講義を行う時期になります。
その後は、試験と成績をつけて、大学側に提出すれば冬休みです。


私も明日以降、自身の講義が入っていますが、事前に補講を行いました。
そのため、今日から6日午後まで上海に行けるというわけです。

上海では、事前にお願いしていた二つの大学でそれぞれ先生方と会います。
そして、色々と自身の調査(中国の近代住宅史関連)についてお聞きしてきます。
(同済大ともう一つの上海にある国立大学です。)
今後の調査のことも考え、色々と人脈も紹介してもらうつもりです。

去年の夏頃からずっとお願いしていた調査ですので、「やっと…」という思いです。

加えて、現在取り掛かっている論文や書評も上海で終えるつもりです。


つまり、今回の上海調査は、集中して研究だけに取り組む期間とするつもりです。
ここ阜陽では、いつもじっくり腰をすえて研究だけに打ち込むのは難しいのです。
(研究以外に何かと用事が入ってきたりと、集中して勉強できないことが多い)

ですので、良い気分転換にしてきます!
なお、本日夜は阜陽師範卒業生達(上海で働いている)と食事会の予定です。


9時50分に阜陽空港発の飛行機なので、そろそろ準備をして空港へ行きます。
(空港は自宅近くでタクシーで15分程。加えて、中国時間は日本時間より一時間遅れます。)

それでは!

今月上旬、日本の所属大学院から博士課程学生対象とした研究費の募集が出ました。

来年度2月末日までの研究計画書を書き、応募するというもの。
博士論文の研究であれば、その必要経費(移動、宿泊、物品購入等)を大学側が出してくれるのです。
(今回の募集は、博士学生一人につき満額で30万円です。)

応募対象は所属大学院の博士課程学生全員ですが、実際の研究費交付は若干名とありました。

私は曲がりなりにも職を得ていますので、最初は応募に足踏みをしていました。

しかし、現実問題として研究費はあればあるだけ助かるものです。


それに私は今学期、講義が多く休日が少なく調査の移動に時間をかけられません。
研究費が出れば、中国国内を飛行機の移動も可能になり時間も短縮できます。
また、宿泊費なども馬鹿にならず、書籍の購入費用もかさみます。


というわけで、駄目もとで今回の研究費に私も応募していました。
博士課程学生であると同時に、現在は職も得ているが、研究費は不可欠だと書きました。
そして、博士論文における今回の研究意義を分かりやすく書いたつもりです。

そんな研究計画書を書く作業を先週はずっとやっていました。




そして本日、研究計画書が無事に採択され研究費交付(満額)が決まったと連絡が来ました。
現在取り掛かっている研究活動にも、何だか一段と気合が入った感じです。

これで来月、再来月は北京と上海に費用を心配せず飛行機で調査に行くことが出来ます。
今学期かなり忙しい私にとっては本当にありがたい状況です。

そして関連文献を北京でどさっと購入してきたいと思います。


博士論文題目(正式なもの)も本日、大学院の指導教官宛にEMSで送りました。
いよいよ大学院での研究をまとめていく時期に入ったのだという実感に包まれています。


理系はもちろん、人文系も研究にも金がかかります。

近年は特に人文系でそうした「金」が縮減傾向にあるので、厳しい環境にあります。
それはどの院生でも感じていることでしょう。


そうした中、大学院からこのような研究費をいただけるのはありがたいことです。
それに感謝しつつ、確実に自身の研究成果を出していきたいと思います。

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