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中国に来てからもうすぐ三ヶ月。
部屋は四部屋あるような大きい家に1人で住んでいる。
家具は既に何でも揃えてあって、家電もパソコンにプリンター、テレビ二台、DVDもある。
でもテレビは見ない。日本では毎日何かをみていた。
日本の時は、毎日あるテレビ番組や情報に敏感で、それをしっかり把握していないと気になった。
でも今は違う。気にならない、ほんとに。
逆に音楽を聴いたりして、部屋で仕事をしたり、読書をしたりする。
必要なニュースはチェックするだけ。
そんな生活をしていると、今まで何か見えない世間の流行というものに大きく制約を受けいたことに気づかされた。
必要な情報は得ないといけないが、必要以上に世間を気にしていた自分がいた。
それが中国での生活を通じて気づいた。
何か解き離れていくような、不思議な自由を感じる。
思えば、今までの自分の研究もそうだった。
周りのやっている「流行」なテーマを見つけ出し、何とか自分の研究も世間に認められたいという気持ちがあった。
しかし、今はすこし違う。
そのようなことも大切だが、もっと大切なのは世間が何と言おうと自分が一生をかけていけると思う研究テーマをみつけ、それに没頭できるかが重要だと思う。
世間の評価を気にし、逆にそれに縛られていくのでは意味が無い。
世間がみている部分とは違う点を見て、そこから新たな知見を編み出す。
思えば、そんな視点が研究には皆求められていると思う。
研究者とはそんな仕事なのだと思う。
勇気がいることでもあるが、そのように思ったらなんか肩の荷が下りた。
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