Mの中国通信

中国で奮闘する大学講師の日々。阜陽での日々が終わりました。

中国の住宅

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二日前から雨が降り出し、今日になってやっと止みました。
雨のお陰でややヒンヤリとし、涼しくて快適です。


最近、木曜日の夜は毎週同僚と一緒に夕食(外食)をとります。

今日は市内のレストランへ行ってきました。
大学から歩いて約20分程度のところにありました。

その途中、目に入る住宅を見ていると、すぐある共通点に気付きます。


それはどの住宅の窓にも鉄格子がついていること。


しかも、一階だけでなく二階、三階、四階とほとんどの階についています。

都市景観という面で考えると、この光景はやや異常な印象さえ持ちます。
というのは、日本ではこうした光景がほぼないからです。

中国の治安状態を考えると、この鉄格子は不可欠なものなのでしょう。


実際、数人の学生に聞いたところ、これは普通の光景だとのこと。
確かに、上海や北京に行った際にも、このような光景をみました。

もちろん、私が今暮らす住宅にも鉄格子がかけられています。


それに関連していえば、中国では自動販売機をほぼ見ることができません。

つまり、自動販売機を置くとそれごと盗んだり、壊すなどの被害が予想できるからです。


今夜も夕食をとりながら、同僚がスリにあったという話をしていました。
私はまだ一度もないのですが、そういう被害は身近でけっこう聞くことが多いのは事実です。


そう考えると、日本の治安の良さを改めて実感することができます。

私の日本の住宅には二階に広いベランダがあります。
そこに、もし鉄格子がかけられていたら・・・

やっぱり、それは嫌ですね(苦笑)


ともかく、中国より日本の住宅の方が治安を気にせず「自由」に設計されているのではないでしょうか。

今日、レストランへ向かう道中、そんなことを考えたりしました。

近頃、同僚がマイホームを買ったという話を何度か耳にしました。

その同僚は、まだ大学で働き出して間もない若い先生方です。
(つまり、教授や准教授という立場ではありません。)

値段は様々な幅がありますが、ここ阜陽では大体40万元(約520万円)が相場のようです。

皆ローンを組んで購入したとのことで、その点は日本と似ています。
(ま、一括でこのような大金を払う経済力は普通はないですよね。)


しかし・・・購入する年齢は日本よりかなり早いようです。
今回、マイホームを買ったという先生方は皆、20代(後半)です。

つまり、私とほぼ同じ年齢、もしくはもっと若い先生方です。

20代でマイホームを購入するとは・・・

ふむ、やるな〜皆様。


一体、私がマイホームを購入するのは何歳になるのか??
恐らく、まだまだ先になるのでしょうね。

日本では最近、銀行等の住宅ローンも審査が厳しくなっているようですし。
(不動産業をやっている親戚の方のお話)


ただ、私はマイホームを建てる際は色々とこだわっていくつもりです。
自身の研究が住宅史・建築史を扱っているだけあって、人一倍それへの関心があります。
例えば、以下のように。

まず、書斎の設計は防音で、外部からの音が遮断されるよう二重の壁。
また、充分な書庫の広さと、耐震性の高いものを。

食事室は広めに、ゆったりと。
そこで過ごすことでくつろげるような空間の設計を。
(台所は、何故かまだイメージが湧きません・・・)

家族の増員によって、間取りの多少の変更がきくような設計に。
例えば、壁の追加の設置、または取り外し可能な設計など。

床はなるべく畳を使った部屋を多めにとりたい。
日本の気候にはやはり畳が最適です。

小さくても庭を造って、季節の草花を植える。
出来れば、そこでホームパーティー等をやりたい。

などなど。
はは、これは妄想になっています・・・

ともかく、このような住宅を建てるにはもっと頑張らないと。
今の私では単なる夢物語です(苦笑)

中国の住宅1 客間

今日から連休も明け、新入生も含めた授業が始まりました。
私も新入生の授業を担当するので、以後授業が増えます。
具体的には月から金まで毎日授業があります。先学期は週三日だけ。
少し負担も増えますが、半日だけとか、一コマだけの日もあるので問題ないでしょう。


さて、今日は中国における住宅の話し。
特にその中でも、「客間」のことを話したいと思います。

中国の住宅では、農村・都市部の住宅内にどちらもほぼ客間があります。
中国社会では元々、客人を大切に扱う慣習があります。
これは私が中国に初めてきた時もそうでした。とにかく接待接待と連続で宴会。
おかげですっかり食べ過ぎ、飲み過ぎで大変でした・・・(苦笑)
そして、何から何までもてなす側(ホスト)が面倒を見てくれました。

住宅にもその文化が反映されていて、招いた客をまず通す部屋(客間)があるのです。
私も関心があって、中国の住宅の間取りを1000パターン以上みたのですが、ほとんど客間がありました。
広い住宅内では、客間と食事室が分離しているのですが、狭い住宅内ではそれが一緒になっています。
よく日本では、ダイニングキッチンといって、台所と食事場所を一緒にしたものが一般化しています。
しかし中国では必ずそうではなく、まず客間が設定され、余裕があれば食事室を設けます。
余裕がない場合、客間で食事をとる場合も珍しくありません。

ちなみに今私が住んでいる住宅にも客間があります。食事室も別にあります。

この客間の位置は、ほとんどが玄関を入ってすぐの場所(真正面、その近く)にあります。
これは客人を招く部屋ということを考えれば理解できることでしょう。
ともかく、この伝統的な文化・慣習に支えられて、今でも客間が中国の住宅内には根強く残っています。
 

日本の場合、リビング(居間)がほとんどの住宅内にあります。
しかし、客間はぐっと少なくなるはずです。仕事柄、訪問客の多い職業の家では客間がありますが。
ともかく、客人をわざわざもてなすために作られた部屋は少ないのです。
それだけ、客人をもてなすということの優先順位が低く設定されているということでしょう。
もっともこれについては断言できませんが、客人を重視する文化は中国の方が高いようです。

反面、日本では家族で過ごすリビングがほとんど設置されています。
それを受けて、日本の住宅は家族本位の住宅構造をしているという学者がいますが、私は疑問です。
今日の日本社会では、もはやリビングはその機能を十分に果たしているといえないと思います。
社会学者の上野千鶴子氏が『近代家族の成立と終焉』の中で、近代日本における家族形態の劇的な変化を指摘しているように、今の日本社会はもはや住宅の間取りにあった家族形態をしていないのではないしょうか?

それはともかく、このように中国の住宅内の客間を一つとっても、その生活慣習や文化が見えてきます。

昨日の夕方、合肥から戻りました。
いつものことですが、ホテルではなぜか熟睡できません。
今回もそうで、ほとんど眠れず帰りはかなりグッタリでした。

でも合肥では安徽図書館で資料探し、本屋で研究関連文献の購入、日本料理を堪能しました。
また帰りにカルフールで日本食材を購入してきましたよ。

さらに合肥在住の学生の自宅にもお邪魔して、夕食をご馳走になりました。
賑やかな雰囲気で、中秋節(10月3日)を楽しく過ごせたことに感謝です。



しかし、今回の旅行で1番嬉しかったのは、中国の住宅の間取りが様々に紹介されている本(タイトルは略)を買えたことです! せっかく中国にいるので、現在はその特徴を色々と調べています。

最近も日本語学科の学生を対象に、学生のふるさとの住宅調査をアンケート形式で行いました。
あ、もちろん授業以外の時間ですよ(笑)

具体的には、間取り(特に台所と食事室)・築年数・敷地面積・戸建か集合住宅か・持家か借家か、等を各自で調査表に記入してもらいました。とれたサンプル数は約60。

その調査からも確認できたことですが、中国の住宅を考える時の指標として、農村(主に戸建住宅)と都市部(主に集合住宅)にわけて考えることができます。

・・・勿論、他にも東北部と南部というように地域ごとの相違を考える等の方法はありますが。

ともかく、この農村と都市部の住宅の差異はかなり大きなものがあります。
実際、これまで農村と都市部の住宅は両方とも見にいきましたが、カルチャーショックをうけたほどです。特に両者の「近代化」の段階が全く違うといえるでしょう。

具体的には、農村は未だに伝統的な住宅がほぼ継続しているのに対して、都市部はその面影はほぼ無くなってきていると思います。この差は、日本のそれと比べ物にならないものです。

日本の場合は中国と比較した時、農村と都市の住宅はある程度は画一化しているのです。
これには様々な要因が考えられますが、この背景の根底には農村と都市の経済格差が大きく関係していることはいうまでもありません。

都市部は住宅の変化に合わせて、生活様式も変化してきています。
例えば、中国のテレビドラマなどを見ると都市部の住宅内では靴を脱いで生活している家庭がほとんど。
農村部はみんな靴のまま家でも生活します。

他にもバスタブがあるのは大体都市部で、都市を離れるとシャワーやそれも無くなることがほとんど。
風呂に入るというのは、元来、「中国」の習慣ではなかったのです。
ですからホテルに泊まっても、バスタブがなく、シャワーのホテルも珍しくありません。


このように住宅1つとっても、本当にその多様性と、その変化の過程を確認できます。
特に変化が著しい都市部の住宅については、もっと詳しく考える必要があると感じています。
そのためにも、合肥で中国の住宅の間取りに関する本(サンプル数2000以上が含まれる)を購入できたのは嬉しかったのです。

中国に戻ってもうすぐ二週間・・・
外国人アパートの改築工事は延びに延び、予定を一週間程すぎてもまだ終わらない有様。

正直、少々困ってきていました。
外国人のアパートは二階建てのメゾネットタイプの住宅が、四件連続して付いて並んでいます。
そのため、一軒が工事をすると隣の三軒もネットが不通になるということ。

その間、スカイプの代わりに国際電話、自宅のネットの代わりにネットカフェへ通ったのでした。
別に大した額は使っていないけど、本当に待ちどうしかった。


なんと、今夜10時(中国の時間)にネットが開通!
とにかく良かった。うん。
ということで、明日以降は通常通りにブログも再開します。



そういえば、昨日(9月10日)は「教師の日」でした。
でも日本にはないですね、これは。

教育者、それと同時に教育を大切にかつ、その重い価値を共有するという姿勢は大切だと思いました。
有難いことに学生からは、沢山の「教師の日」おめでとうメールが届きました。
また、久しぶりに学生と屋台街へ食事に出かけました。
http://picasaweb.google.com/mimuratatsuya/RLpQZC?feat=directlink


感動したのは、以前行った店の店長が私の名前を覚えていたこと。
もう三ヶ月以上経っていたのですが・・・
それだけ日本人、というより外国人が珍しいのでしょう。

ここ阜陽は上海や北京のような都市と違い、本当に中国人だけが暮らしている地域です。

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