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ウクライナでの軍事衝突はどうやら回避されそうな感じです。そして、アメリカの覇権は衰退しつつあります。中国が「中国は内政不干渉の原則を堅持しており、ウクライナの独立、主権と領土の保全を尊重する」と珍しくまともな主張をしたのが印象的です。日本は日米安保に過大な期待をせず、しっかり自国を守れる国にならないといけません。
「干渉やめよ」「政権崩壊あおった」 米欧と露、安保理で非難合戦
2014.3.2 18:08 MSN産経
ウクライナ情勢の緊迫化を受け、1日開かれた国連安全保障理事会の緊急会合では、欧米理事国とロシアが非難の応酬を展開した。緊急会合は2日連続。双方は先月、内戦が続くシリアへの人道支援強化を目指す決議採択で歩調を合わせたが、ウクライナ情勢ではロシアが「当事国」ともなっているため、協議の着地点は見えないままだ。
「ロシアは今こそ、ウクライナへの干渉をやめるべきだ」。パワー米国連大使は安保理会合でこう強調した。ライアルグラント英国連大使も軍を本格投入する法的根拠を明らかにするよう迫った。
他の欧米理事国もロシアに批判的で、国連と欧州安保協力機構(OSCE)による監視団や調停団を直ちに派遣するよう求めるパワー氏に賛成の立場を示している。欧米理事国としては「20世紀に世界各地で起きた侵攻や主権侵害がもはや許されないことをロシアに決然と示す」(安保理筋)狙いがある。
安保理会合に出席したウクライナのセルゲイエフ国連大使は、安保理に「できる限りの対策」を講じるよう要求した。ただ、監視団派遣などの決定には決議が必要となる。ロシアが拒否権を持つ以上、ロシアが自国に不利とみなす要素を含む決議案であれば廃案になることは確実視される
チュルキン露国連大使は、米国や欧州連合(EU)がウクライナのヤヌコビッチ前政権を崩壊させるためデモをあおったと非難した上で、「ウクライナの暫定政権が(同国南部の)クリミア半島の治安を不安定化させた。ロシアが干渉しなければならなかったのはなぜなのか」と反論した。
中国は目立った発言をしなかったが、ロシアに同調するのは確実で、安保理として一致した意思を示すのは困難な状況にある。
NATO介入は「実効不能」 米指導力の低下、顕著に
2014.3.2 21:07 MSN産経
北大西洋条約機構(NATO)は2日、ロシアがウクライナ南部クリミア半島への軍事介入を決めたのを受け、加盟28カ国の大使級による緊急理事会とウクライナ代表との会合を開き、対応を協議する。だがNATOによる軍事介入は、西欧諸国を主導する米国とロシアとの直接衝突につながりかねず、実行に移すのは極めて困難だ。
ウクライナは1990年代後半以降、NATOから軍近代化の支援を受けてきたほか、アフガニスタンでもNATO軍主体のISAF(国際治安支援部隊)に駐留部隊を派遣している。ウクライナが攻撃され、地域の混乱が広がれば、欧州の安全保障情勢にも重大な影響を及ぼすのは必至だ。
ただ、ウクライナはNATO加盟国でないため、ウクライナが攻撃されても、NATOがただちに集団的自衛権に基づく軍事行動を起こすことはない。緊急理事会は、同国支援の方策について協議し、NATOとしての結束を確認し、ロシアを牽制(けんせい)するとみられる
ロシアがクリミア半島で実態の明らかでない隠密作戦を進めているとみられる現状で、NATOが具体的な措置をとるのは難しい。しかし今後、ロシアがクリミア半島だけでなく、ロシア系住民が多いウクライナ東部でも軍事作戦を展開する事態となれば、先に同国の「主権と領土の一体性を支持する」と表明したNATOも、軍事介入の検討に踏み切るとみられる。
だが、NATOを実質的に束ねる米国では、米露の直接対決につながる米軍の軍事介入について、保守派の間でも「実行不能な選択肢」(ヘリテージ財団のスティーブン・ブッチ外交安全保障政策センター長)との見方が支配的だ。
それ以前に、米国内の長期的な厭戦(えんせん)気分と国防予算の削減を背景に、オバマ大統領は「世界の警察官」という役割を放棄している。
国際社会で米国の軍事的「重し」が軽くなったことは、ロシアの影響力を相対的に高め、今回の事態の遠因になったとも言える。
オバマ政権は、NATOの枠組みで軍事力行使を検討する場合も、英仏などに作戦の主導権を実質的に委譲しておきながら「後方から指揮している」と言い張った、2011年のリビア空爆の時のような対応を繰り返す可能性もある。そうなれば、米国の指導力にさらなる疑問符がつけられるのは避けられない。
中国、露介入めぐり「ウクライナの主権尊重」
2014.3.2 20:56 MSN産経
中国外務省の秦剛報道官は2日、ロシアがウクライナへ軍事介入する姿勢を見せていることについて「中国は内政不干渉の原則を堅持しており、ウクライナの独立、主権と領土の保全を尊重する」と述べた。
また、関係する当事者が「国際法にのっとり、対話と協議によって相違点を政治的に解決することを呼び掛ける」と訴えた。
住民投票、クリミア独立の是非問う 自治共和国の議長強調
2014.3.2 22:09 MSN産経
インタファクス通信によると、ウクライナ・クリミア自治共和国議会のコンスタンチノフ議長は2日、クリミアで30日に行う住民投票では「自治(共和国)の地位を国家に変更する問題」について投票に掛けると述べ、独立の是非を問う投票であることを強調した。
親ロシア派の同議長は「クリミア議会は(ウクライナの首都)キエフの新政府には服従しない」と訴えた。
現地住民の多数派はロシア系で、旧ソ連スターリン時代に迫害された少数民族クリミア・タタール人も居住。議長はタタール人に対しては「これまでになかったような(大きな)権限を与える用意がある」と述べた。
プーチン氏、旧ソ連再興「ユーラシア連合」へ譲れぬ要地
2014.3.2 21:35 MSN産経
ロシアのプーチン大統領が威信をかけて開催したソチ五輪の閉幕間際、ウクライナの政変で親露派の政権が崩壊する事態が起きたのは皮肉というほかない。露上院から軍事介入への同意を取り付けたプーチン氏は、欧米諸国との激しい対立を覚悟で危険な勝負に出ようとしている。
■「20世紀最大の地政学的悲劇だった」
プーチン氏が過去に発言した2つの有名な言い回しが、同氏の思考回路を理解する助けになるかもしれない。
まず、「ソ連崩壊は20世紀最大の地政学的悲劇だった」という言葉だ。ソ連再興にかけるプーチン氏の決意を示すと考えられているが、ソ連崩壊に伴い、2000万人とされるロシア系住民がロシア国境の外に取り残されたことを念頭に置いてもいた。
ウクライナ南部クリミア自治共和国を念頭に、「ロシア系住民の保護」という“大義”を掲げて介入姿勢を強めるプーチン氏には、ソ連崩壊で失ったものを取り戻す意志がうかがえる。
冷徹な現実主義者としても知られるプーチン氏には、「ソ連崩壊を悔やまぬ者には心がなく、かつての形のソ連復活を望む者には頭がない」という言葉もある。この言葉に沿えば、プーチン氏が主唱している「ユーラシア連合」はいわば、旧ソ連諸国を現代流に経済統合する組織といえ、ウクライナ抜きの連合体では経済効果も存在感も乏しい。
■アサド政権擁護とつながる底流
旧ソ連国家保安委員会(KGB)のスパイとして東ドイツに勤務していた1989年、プーチン氏は「ベルリンの壁」崩壊を目の当たりにし、旧東側陣営が解体していく悲哀を味わった。
プーチン氏はソ連崩壊後のエリツィン時代に弱体化したロシアを再興し、大国として復活させることを自らの使命と自任してきた。その際、世界を帝国主義的な「勢力圏」の単位でとらえ、ロシアが枢軸の一つでなければならないと考える。
「ユーラシア連合」は、ロシアがEUと中国のはざまで埋没せず、「大国」として生き残るための構想だ。中東の橋頭堡(きょうとうほ)とみなすシリアのアサド政権を強硬に擁護するのも、地中海への窓口となるクリミア南端セバストポリの黒海艦隊基地を手放すわけにいかないのも、底流は同じといえる。
さらに、ソ連的な安全保障観を引きずるプーチン氏は、欧州との間に「緩衝地帯」を残しておきたいという執着があるのも確実だ。2008年に戦火を交えたグルジアと異なり、自国の安全という観点からウクライナが死活的に重要だと考えていることは間違いない。
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こんにちわ♪
>ウクライナでの軍事衝突はどうやら回避されそうな感じです。そして、アメリカの覇権は衰退しつつあります。
おっしゃるとおりですね。米帝国は悪あがきをしています。諸悪の根源は戦争屋オバマがEUの子分とともに仕組んだウクライナの乗っ取り、クーデターです。オバマはノーベル平和賞受賞講演後、舌の根も乾かぬうちにホンジュラスに軍事介入してクーデターを起こして民主的にできたセラヤ政権を転覆したこと知るべきでしょう。
>中国が「中国は内政不干渉の原則を堅持しており、ウクライナの独立、主権と領土の保全を尊重する」と珍しくまともな主張をしたのが印象的です。
中国の経済的な台頭がロシアをバックアップしていることは評価すべきですね。アメリカも多量の米国債を持ち、経済的にも最大の貿易相手国の中国を敵に回せば米経済は壊滅的打撃を受けるので、中国を抑え込むことは不可能です。
軍事的な米ロの対決は核戦争になって地球が滅びますから、米帝国も手が出せないでしょう。
国連安保理も、ロシアは拒否権を行使しますから意味がありません。
2014/3/8(土) 午後 5:15 [ しきちゃん ]
>日本は日米安保に過大な期待をせず、しっかり自国を守れる国にならないといけません。
現在では日本は米帝国のポチです。鎖につながれた奴隷ですから、米帝国に従う以外に道はありません。イラク戦争だって小泉はアメリカの戦争を支持しましたけど、致し方ないことです。
自国の戦争責任をいい加減にして、靖国参拝や慰安婦問題の歪曲、居直りをやり、隣国と仲良くできず国際社会から孤立すれば、日本は米帝国の隷属がひどくなるばかりです。
こんな状態で平和憲法を破壊して国防軍を作っても隣国との緊張を高めるだけで国防などできませんね。
隣国との友好関係を構築することこそ、日本を米帝国の属国から解放して自国を守る唯一の道ですよ。
2014/3/8(土) 午後 5:22 [ しきちゃん ]
こんにちは
一連のウクライナ•クリミアでの出来事をみて、戦後体制(戦後レジューム)が大きく変わろうとしているように思います。第2次大戦後、クリミア半島のヤルタで戦勝国(連合国United Nations)首脳が戦後処理や国連(United Nation)について会談し、その後、世界は動いてきました。ヤルタ会談から70年がたち、クリミアに再び連合国(United Nations)が集まっていますが、今回は対決です。国連(United Nation)も役には立っていません。なんだか戦後体制の終焉をみているような、そんな感じがします。
2014/3/9(日) 午前 9:39
「戦後レジーム」といっても日本国民は8.15で何も変わりませんでした。天皇はそのままでしたし、政府も軍隊も警察も何ら変わっていませんでした。奴らがやってたことは、自分たちがやってきた戦争犯罪の証拠の書類を焼くことに大わらわだったのです。内務省では毎日毎日書類を焼いて黒煙がもうもうと立ち上がり、東京上空は真っ暗になった。
そして連合軍が軍隊を解散させ、戦争犯罪人の追及と政治犯の釈放をやり、平和憲法を押し付けた。
世界も大戦以降そんなに変わっていませんよ。ただ、核保有した大国どうじが戦争をやれば地球が破滅するから世界大戦は起こらなかっただけです。
国連は正しい訳は『連合国』で、日本は国民を騙すために『国際連合』などという訳をねつ造した。米国だって日本政府は『アメリカ合衆国』などとわざと誤訳して、いかにも民衆による民主主義的な国であるかのように見せかけて国民を騙していますけど、正しい訳は『アメリカ合州国』ですよ。
米国は帝国主義者、『死の商人』たちが社会を牛耳る戦争中毒国家。そして『国連』を私物化して、自分たちの戦争犯罪を誤魔化すのに利用しているだけですよ。
2014/3/9(日) 午後 5:07 [ しきちゃん ]
こんにちは
しきちゃんさんのおっしゃる通りです。どんなに日本に正義があって、アジアの植民地を解放しても、戦争に負けるということは「そういうこと(戦後レジュームによる日本人奴隷化)」だったと思います。特に日本では、政治、軍事、精神、生活、文化、教育、食事などありとあらゆる面で「日本の弱体化」「日本人の弱体化」が行われ、結果、日本の国富国益が長年にわたってアメリカに吸い取られました。近年、アメリカの覇権を支えてきた「強い軍事力」「基軸通貨ドル」「巨大なアメリカ経済」「アメリカ流の民主主義や自由化」に陰りが噴出し、今回ウクライナの件をみてもアメリカ覇権の衰退が進んでいるように感じます。
2014/3/9(日) 午後 6:13