|
全日本大学駅伝 (名古屋市・熱田神宮西門前〜三重県伊勢市・伊勢神宮内宮宇治橋 8区間、計106・8キロ)
大学駅伝日本一を決める、第43回全日本大学駅伝対校選手権大会(以下、全日本大学駅伝)が6日、愛知県・熱田神宮から三重県・伊勢神宮までの106.8キロ(全8区間)で行われ、駒大が2区からトップを譲らず、5時間15分46秒で3年ぶり9回目の優勝を果たした。33秒差の2位に東洋大、3位には前回王者の早大が入った。
一方、初出場の上武大が6位に入り、シード権を獲得する快挙を果たした。
<全日本大学駅伝 結果>
1位:駒大 5時間15分46秒
2位:東洋大 5時間16分19秒
3位:早大 5時間21分06秒
4位:日大 5時間21分54秒
5位:中大 5時間22分21秒
6位:上武大 5時間23分44秒
――以上、6位までがシード権獲得――
スポーツナビでは元東洋大の監督である川嶋伸次氏に今大会を振り返ってもらいつつ、箱根駅伝に向けての展望を語ってもらった。
■駒大の勝因は、失敗をバネにルーキーがいい流れを作った
優勝した駒大は、大八木弘明監督が1、2区の出だしを非常に気にしていたと思いますので、2区に起用されたルーキーの村山謙太がトップに立って、いい流れを作ったことに勝因があると思います。この2区でリードしたことによって、いい展開ができてそのまま逃げ切ることができたのですから。村山は出雲駅伝(10月・島根)で1区・区間13位という失敗バネにして、短期間でしっかり修正してきましたね。
2区には、明大のエース、鎧坂哲哉(4年)もいましたが、調子が悪かったようです。しかし、周りはそれに気づかず、鎧坂のペースに合わせてけん制しあい、知らず知らずのうちに出遅れてしまった。そんな中でも、村山は自ら仕掛けて、トップに立つことができました。大八木監督がレース展開を読み、区間配置もぴたりとはまったからこそ、5区以降は余裕を持って走らすことができたのでしょう。
■東洋大2位、前半の流れが響いた結果
出雲駅伝では優勝した東洋大ですが、今回は2位となりました。全体的に調子が上がってなかったように思います。1区の設楽啓太、3区の設楽悠太(ともに2年)、そして4区の川上遼平(4年)と、よくなかったですからね。おそらく最終的な調整ができておらず、うまくいかなかったのかもしれません。
前半の設楽兄弟がうまく流れを作ることができなかったことで、3、4区は駒大に対して追いかけることができなかった。結局、駒大と最大2分以上離されてしまいました。そんな中、トップの駒大と1分40秒あった差を33秒差にまで詰めたアンカーの柏原竜二(4年)は区間賞を取りましたし、かなりよい走りを見せました。彼にとって、長い距離でタフなコースのほうが結果が出しやすいんですね。
■万全な状態で挑めなかった早大
連覇を狙った早大は、まず1区で12位と出遅れてしまったのが、痛かったと思います。ルーキーの山本修平が1区に回ってくること自体、他選手ができあがってなかったのかもしれません。3区に配置された矢澤曜(4年)と7区に起用された佐々木寛文(3年)らが本来だったら、1、2、4、8区といったポイント区間に回ってこなければダメですからね。ということは、出雲駅伝同様、ケガから選手たちが復調しておらず、万全な状態で挑めなかったということが分かります。
■初シード獲得の上武大、箱根では上位争いの予感
今回の注目は、初出場、初シードを獲得した上武大です。1区で佐藤舜(1年)が区間10位とはいえ、いい流れを作りました。先に述べたように、全日本大学駅伝はポイント区間が何カ所かあるので、一人力のある選手がいても、結果が出せないのです。つまり、監督が予測した通りに走れる選手たちがそろってきたということの現われでしょう。
上武大は今まで、10〜12人が平均的に力をつけるような練習を行い、箱根出場を目標にやってきました。ついに、今季の箱根駅伝予選会ではトップ通過を果たし、今大会では6位入賞。これらの結果は、さらに上のレベルに達してきたことを物語っていますね。箱根駅伝でも確実に上位争いに絡んでくると思います。
全日本大学駅伝は箱根駅伝の前哨戦ともいえる今大会ですが、やはり箱根駅伝も駒大、東洋大の一騎打ちとなりそうです。早大はどこまで修正してくるかにもよりますが、現状を見る限り、この時期に入って調子のよい選手が少ない状態では、連覇は厳しいかもしれません。
|
上武大学のシード権獲得は誰も予想してなかったでしょうね。
箱根予選会後も良い練習ができていたのでしょう。
1区2区は1年生だったんですね。
2011/11/7(月) 午後 3:11 [ BAGGIO ]
なんとなく駒大優勝の予感はありましたね。
青山の健闘には驚きです。
2011/11/7(月) 午後 7:36 [ ゴンちゃん ]