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これじゃ浪速の“逃”拳だ。亀田ジムは先週末、WBA世界バンタム級王者の亀田興毅(27)が同王座を返上し、
1階級下のスーパーフライ級に転向すると発表した。
WBAから同級スーパー王者のアンセルモ・モレノ(28=パナマ)と王座統一戦を行うことを命じられていたものの、
2010年12月のベルト獲得から“並列状態”が3年続いた。このため、10日に統一戦の興行権の入札が実施され
る予定だったが、亀田サイドから6日に王座返上の申し入れがあり中止になった。
本来は興毅のV8戦として行われるはずだった。それが、亀田側が「韓国からの要望があり、すでに試合をやる
ことが決まっていた」ことを理由に先月19日に済州島でV8戦を開催。試合は約1年ぶりのリングの韓国選手に
ダウンを奪われる辛勝判定防衛だった。
興毅は近い将来、スーパーフライ級に転向して4階級制覇をめざすことを公言してきた。「年を重ねるにつれて
減量もきつくなるので、このタイミングで。いずれバンタム級に戻るつもり」ともコメントしたが、このタイミングでは
「モレノから逃げた」と言われても仕方がない状況だ。
しかも、肝心の4階級制覇もどれだけ評価されるかわからない。ターゲットにしているWBAのスーパーフライ級
王座は、3日に亀田大毅(24)と対戦したリボリオ・ソリス(31=ベネズエラ)が計量失敗で剥奪され空位になって
おり、近く王座決定戦が行われる。
3本のベルトのうち2本は王座決定戦で獲得している興毅にしてみれば、絶好のチャンスだ。ただ、仮に4階級
制覇を達成しても、ボクシング界では「決定戦で王者になると、すぐに(世界ランク1位との)指名試合をしなければ
ならないから、それを回避するために、すぐ返上するつもりらしい」との臆測も飛び交っている。
再び“逃げた”となれば…。またまたバッシングの標的となりそうだ。
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