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■第91回全国高校野球選手権大会第11日は20日、甲子園球場で3回戦4試合が行われ、今大会4度目の延長戦となった第1試合は明豊(大分)が常葉学園橘(静岡)を8−6で下し、2001年以来8年ぶりの準々決勝進出を決めた。
明豊は延長十二回、一死から途中出場の松本が遊撃内野安打と悪送球で二塁に進み、篠川の三振振り逃げと山野の四球で満塁とすると、遊ゴロ併殺崩れの間に2者が生還して勝ち越した。
2試合13回を無失点に抑えた先発の野口が三回につかまったのが誤算だったが、あとを受けた今宮が最速151キロの速球を繰り出し、五回以降の得点を許さず、3番手の山野もテンポよく2回を無失点に抑えた。
常葉学園橘の先発庄司は立ち上がりにボール先行で苦しみ2点を許したが、二回以降は立ち直って要所を締める投球を見せた。しかし、2回戦の高知戦同様に終盤つかまり、延長に力尽きた。打線も三回に5本の安打を集め、4点を奪って逆転に成功したが、五回以降は今宮の前に散発の3安打に抑えられるなど、庄司の200球を超える熱投に応えられなかった。
■第91回全国高校野球選手権大会第11日は20日、甲子園球場で3回戦4試合が行われ、打撃戦となった第2試合は中京大中京(愛知)が16安打の猛攻で初出場の長野日大(長野)を15−5で下し、2004年以来5年ぶりの準々決勝進出を決めた。
中京大中京は5−5と同点の六回にスクイズを口火に3連続適時打などで4点を勝ち越し、続く七回にも集中打で4点を加え、勝負を決めた。
初回に打者一巡で5点を奪った中京大中京だったが、先発の堂林が2巡目に入った三回からつかまり出し、五回途中に10安打5失点で降板。しかし、代わった2番手の森本が好救援を見せて、すぐに打線の援護を呼び込んだ。森本は八回まで1安打と長野日大打線の反撃を封じ、最後は3番手の山田が3人で締めた。
不運なエラーをきっかけに3連打を許し大量点を許した長野日大先発の加藤は二回以降立ち直って、五回の同点まで内野安打1本と踏ん張った。しかし六回の集中打で勝ち越しを許して降板。2番手の西山、3番手の佐藤丞も勢いを取り戻した中京大中京打線を食い止められなかった。一時は5点差を追いついた長野日大は初戦の1回戦の作新学院(栃木)、2回戦の天理(奈良)と優勝経験校を次々下して3回戦に進んだが、同じく優勝経験校の中京大中京を撃破することはできなかった。
■第91回全国高校野球選手権大会第11日は20日、甲子園球場で3回戦4試合が行われ、東北勢対決となった第3試合はセンバツ準優勝校の花巻東(岩手)が5年ぶり出場の東北(宮城)を4−1で下し、春夏連続のベスト8進出を決めた。先発のプロ注目左腕・菊池雄星投手(18)=3年=は五回と九回に最速154キロをマークするなど6安打9奪三振1失点で完投勝利。
花巻東は三回、山田の適時打で先制点を挙げると、四、五回も適時打を放ち、試合の主導権を握った。八回にも二死から死球で出た走者を千葉の適時打で還すなど好機を確実にものにした。菊池雄は長打も連打も許したのは失点した六回だけ。東北打線を抑え込み、2試合連続の1失点勝利を挙げた。
東北は佐藤朔が八回途中8安打4失点と先発の役目を果たしたが、少ない好機で菊池雄の前にあと一本が出なかった。
■第91回全国高校野球選手権大会第11日は20日、甲子園球場で3回戦4試合が行われ、第4試合は都城商(宮崎)が2度の優勝を誇る智弁和歌山(和歌山)を4−1で下し、28年前に出場した81年と同じく準々決勝進出を決めた。
都城商は一回、智弁和歌山先発の好左腕、岡田の立ち上がりを攻め、松原、冨永の連続適時打で3点を先制。四回には藤本の右前適時打で加点した。先発の新西は安定感のある投球で、智弁和歌山打線を5安打1失点に抑えて完投した。
智弁和歌山の岡田は立ち上がりが悪く、五回までに10安打を許した。六回から8奪三振を奪うなど終盤は立ち直りを見せたが、打線が新西の前に10三振を喫し、六回と八回の好機にはあと1本が出なかった。
18日の札幌一戦で勝利し、PL学園(大阪)の中村順司元監督(現名古屋商大監督)が持つ歴代1位に並んだ智弁和歌山の高嶋仁監督(63)は春夏の甲子園大会通算勝利記録の更新はならず、来春以降に持ち越しとなった。
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