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「K−1 WORLD MAX 2010 −70kg World Championship Tournament FINAL」が8日、東京・両国国技館で開催された。
大会最大の焦点は、昨年無人の野を行くがごとき強さで王者となった、ジョルジオ・ペトロシアンが連覇を達成するのか否か。
日本からはその野望を止め自らの悲願を果たすべく佐藤嘉洋、そして日本王者の長島☆自演乙☆雄一郎が出場した。
まず先陣を切り登場した長島は“鉄の拳”マイク・ザンビディスと対戦。しかし長島は強打を持つザンビディスのプレッシャーに屈し、ロープを背負わされる展開に。1Rを取られた長島は、しかし2Rにボディへ突き刺す前蹴りを決め、ザンビディスの圧力を落として最終3Rを迎える。ここで勝負に出た長島だったが、豪腕を先に決めたのはザンビディス。まず右フックでダウンを奪うと、ダメージの残る長島に襲い掛かり、連打を浴びせてノックアウトで準決勝へ進出した。
長島が倒れ日本最後の砦となった佐藤だが、まずは初戦のミハウ・グロガフスキー戦をローキックを効かせ順当にクリア。
準決勝では昨年ベスト16戦で悪夢の敗北を喫した因縁の相手ドラゴとの再戦を迎える。
だが、この試合で佐藤は「最高のコンディション」「過去最強」と戦前語っていた通り、前へ前へ出て攻め続ける気迫のファイトを展開。左ローとボディへのヒザを3Rに渡って浴びせ続け、ドラゴの強打に屈することなく判定勝ちでリベンジ、そして決勝への進出を成し遂げる。
そして決勝の相手は初戦でアルバート・クラウス、準決勝ではザンビディスと、MAXの誇る2大パンチャーを相手にしながら、尾を引くようなダメージを負うことなく勝ち上がってきた前年王者ペトロシアン。
ともに6Rを戦い終えた後とあり、さすがに両者とも決勝は消耗が見られる。特に佐藤は2試合で足のダメージがあるか、得意なはずの右ローキックの蹴り数が少ない。
一方、疲れが見えたりと言えどペトロシアンの超絶ディフェンスは健在で、スウェー、バックステップ、前蹴りと佐藤に有効打を与えず、逆に前へ来たところへ左ストレート、右フックでカウンターを打ち込んで試合終了。3−0の判定で勝利を上げ、K−1 MAX史上初となる大会連覇の偉業を成し遂げた。
大会第1試合には石井慧が登場し、急きょ対戦相手となった柴田勝頼を3分30秒、アームロックで一蹴した。
しかし石井は大会前日の対戦相手変更に、試合後「昨日ああいうことがあって、非常にがっかりしています」と失意の念を表し、大みそかDynamite!!への出場も「年末は米国に呼ばれている」「(米国には)試合で呼ばれました」と話し、回避する意向を示した。
第1試合 リザーブファイト 3分3R(延長1R)
○日菜太(日本/湘南格闘クラブ/Toshin Family)
×アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ・ダ・ルタ)
判定3-0 (小川30-25/市瀬30-25/黒住30-25)
第3試合 準々決勝(1) 3分3R(延長1R)
○マイク・ザンビディス(ギリシャ/ザンビディス・クラブ)
×長島☆自演乙☆雄一郎(日本/魁塾/'10日本予選優勝)
3R 0'53" KO (2ダウン:パンチ連打)
第4試合 準々決勝(2) 3分3R(延長1R)
×アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/'02優勝)
○ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス/'09優勝)
判定0-3 (朝武29-30/御座岡28-29/小川29-30)
第5試合 準々決勝(3) 3分3R(延長1R)
○ドラゴ(アルメニア/チーム・ショータイム/'09ベスト8)
×モハメド・カマル(モロッコ/ボスジム・アムステルダム/'10西欧予選優勝)
判定3-0 (朝武30-26/岡林30-26/黒住30-26)
第6試合 準々決勝(4) 3分3R(延長1R)
×ミハウ・グロガフスキー(ポーランド/アカデミア・ウォルキ/'08ポーランド大会優勝)
○佐藤嘉洋(日本/名古屋JKファクトリー/'08ベスト4)
判定0-3 (朝武29-30/岡林29-30/御座岡28-30)
第8試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
×マイク・ザンビディス(ギリシャ/ザンビディス・クラブ)
○ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス/'09優勝)
判定0-3 (朝武29-30/御座岡29-30/小川28-30)
第9試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
×ドラゴ(アルメニア/チーム・ショータイム/'09ベスト8)
○佐藤嘉洋(日本/名古屋JKファクトリー/'08ベスト4)
判定0-3 (朝武28-30/岡林27-30/市瀬27-30)
第11試合 決勝 3分3R(最大延長2R)
○ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス/'09優勝)
×佐藤嘉洋(日本/名古屋JKファクトリー/'08ベスト4)
判定3-0 (朝武30-28/岡林30-28/御座岡30-27)
※ペトロシアンが2年連続2度目の優勝。賞金20万ドル獲得。準優勝の佐藤は3万ドル、3位のザンビディスとドラゴは各1万ドルを獲得。
ワンマッチ
第10試合 70kg契約 3分3R(延長1R)
○山本優弥(日本/青春塾)
×池本誠知(日本/総合格闘技スタジオSTYLE)
2R 2'22" KO (3ダウン:パンチ連打)
第7試合 63kg契約 3分3R(延長1R)
○久保優太(日本/DC LAB.GYM)
×HIROYA(日本/Try Hard Gym)
判定3-0 (黒住30-27/長瀬30-28/勝本30-27)
第2試合 DREAMルール 無差別級 1R10分・2R5分
○石井 慧(日本/アイダッシュ)
×柴田勝頼(日本/Laughter 7)
1R 3'30" アームロック
オープニングファイト第2試合 63kg契約 3分3R
×大石駿介(日本/OISHI GYM/J-NETWORKスーパーライト級王者)
○西山誠人(日本/アクティブJ/M-1スーパーライト級王者)
2R 0'54" KO (右ストレート)
オープニングファイト第1試合 85kg契約 3分3R
○ファビアーノ・ダ・シルバ(ブラジル/極真会館)
×ヤン・カシューバ(カナダ/バンゲリングベイ・スピリット/unit-K)
判定3-0 (29-27/30-26/29-27)
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