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アジア大会(11月、中国・広州)の代表選考会を兼ねた陸上の日本グランプリシリーズ第2戦、兵庫リレーカーニバルが25日、神戸市のユニバー記念競技場で開かれ、男女9種目が行われた。女子一万メートルでは北京五輪代表の福士加代子(ワコール)が31分29秒03で優勝。2位の吉本ひかり(佛教大)が31分30秒92の日本学生新記録を作った。女子の円盤投げは室伏由佳(ミズノ)が53メートル32の大会新記録で優勝した。
男子千五百メートルは上野裕一郎(エスビー食品)が日本記録保持者の小林史和(NTN)を破り、日本人選手トップの2位。一万メートルは北村聡(日清食品グループ)の5位が日本勢最高だった。円盤投げは畑山茂雄(ゼンリン)が54メートル98で大会4連覇を飾った。 ◇吉本、学生新で2位…ひかり輝いた新鋭 勝負が動いたのは残り800メートルを切ってから。先頭を走る福士ではなく、ピタリと背後に張り付いた吉本が先に仕掛けた。だが、そこは「トラックの女王」。残り600メートルで福士が抜き返すと、最後はスピードの違いを見せた。インタビューでは「一等賞はいいですね」と笑いを誘ったが、「中盤から後半はきつかった」。新鋭の粘りに、つい本音を漏らした。 福士の先導でレースが進み、4000メートル付近からは外国人選手を含む3人の争いに。一万メートル初挑戦の吉本は「設定も目標タイムもなかった。行けるだけ行こうと思った」と振り返る。ただ、頭の中は冷静。「いかに余裕を持って走れるか。3番手に付けばいい」と待ち続け、残り3周の「一騎打ち」につなげた。 熊本信愛女学院から佛教大に。森川監督の「無理させない」という方針で自重してきたが、3年生になった今春、一万メートル挑戦を解禁した。昨秋の国際千葉駅伝で区間賞に輝いたが、トラックはほぼ無名。ところが、4月は千五百メートル、五千メートルの自己記録更新に続き、この日の一万メートルでは15年ぶりに日本学生記録を塗り替える快挙を果たした。 福士からは「名前の通り『ひかり』輝いているね」と声を掛けられた吉本だが、「まだ3回生。満足したくない」と初々しい。輝きを放つのはこれからだ。 ○…女子円盤投げで、自らの大会記録を10年ぶりに塗り替えた室伏。ただ、この種目は記録を出した00年以降実施されておらず、室伏は「更新する機会がなかったから」と笑ったが、日本記録保持者の貫禄を見せた。この冬は腰に慢性的に痛みを抱え、思うような練習ができなかったという。それでも「若い時のようにやればいいわけじゃない」と技術と経験でカバー。持ち味という遠心力で、体のひねりを生かしきっちり結果を残した。 ◆成績 【男子】▽千五百メートル (1)ジョナサン・ディク(日立電線)3分42秒70(2)上野裕一郎(エスビー食品)3分42秒95▽一万メートル (1)ジョン・ツォー(トヨタ自動車)27分15秒73(5)北村聡(日清食品グループ)28分19秒01▽三千メートル障害 佐々木徹也(中電工)8分48秒70▽走り幅跳び 菅井洋平(ミズノ)8メートル00▽円盤投げ 畑山茂雄(ゼンリン)54メートル98 【女子】▽千五百メートル 野村友香里(中大)4分20秒57▽一万メートル 福士加代子(ワコール)31分29秒03▽砲丸投げ 白井裕紀子(滋賀陸協)15メートル39▽円盤投げ 室伏由佳(ミズノ)53メートル32=大会新 |
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2010年04月27日
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