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○東海大相模(神奈川)11−7成田(千葉)●(20日・第14日準決勝第2試合)
連投による疲労が蓄積した両エースに打線が襲いかかり、計33安打が飛び出す打ち合いを東海大相模が制した。逆転され、3点を追う五回、2四死球と送りバントで1死二、三塁とし、大城卓の中犠飛で二塁から伊集院も還って2点。さらに3連打で2点を加え再びリードした。先発の一二三は被安打14で9四死球を与えながらも完投。成田は三回、5安打を集めて逆転したが、中盤以降は3併殺を喫するなど再三の得点機を生かせなかった。
◇東海大相模・一二三、疲労残り制球定まらず
○…苦闘の157球の完投だった。東海大相模の右横手・一二三は14安打を浴び、7失点は今大会ワースト。前日に153球で完投した疲労が残り、9与四死球と制球が定まらなかった。三回に打者一巡の猛攻を受け、四回には高橋にバックスクリーンへの一発を被弾。「三回は制球を乱して焦った。ホームランで目が覚めた」と振り返った。「投球がダメなので、バッターとしてチームに貢献したかった」と、適時打を含む4安打の活躍。興南との決勝に向けて「つぶれても構わないので全力で投げる」と覚悟を示した。
◇成田・中川、敗れるも「悔いなし」と充実の表情
○…疲労と相手の粘りにリズムを崩された。成田の先発・中川は五回、先頭の渡辺にフルカウントからスライダーを投じた。しかし、これをカットされ、困り果てた。過去4戦すべてで完投してきた疲労から直球にキレがない。代わりに多投したスライダーもかわされ「投げる球がなくなった」と動揺したのだ。続く7球目で死球。結局、気持ちを立て直せないまま、この回で3連打を浴びるなどし、逆転を喫した。しかし、その後も粘りの投球を続け、敗れたとはいえ今大会5回目の完投。「エースとして、最後までマウンドを守れた。悔いはありません」と充実の表情を見せた。
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