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地震で信号や街灯が消えた岩手県奥州市=8日午前0時24分
7日午後11時32分ごろ、東北地方で地震があり、宮城県北部と中部で震度6強の揺れを観測した。気象庁によると、震源は宮城県沖で深さは約40キロ、地震の規模(マグニチュード)は7.4と推定される。同庁は3月11日に起きた東日本大震災の地震の余震としている。震度6強は大震災の余震ではこれまでで最大。この地震で東北地方の各地でけが人が出た。
同庁地震火山部の長谷川洋平地震情報企画官は「本震の規模が大きく、今後も震度6強の余震が起きる可能性がある」と述べ、注意を呼び掛けた。
気象庁は宮城県沿岸に津波警報を、青森県の太平洋沿岸と岩手、福島、茨城各県の沿岸に津波注意報を発令したが、明らかな津波は観測されず、8日午前1時前に解除した。
東京電力によると、大震災で被災した福島第1、第2原発では、今回の地震による異常は確認されていないという。
宮城県や仙台市消防局によると、市内で3件の火災を確認し、うち1件は鎮火。ガス漏れが13件あった。このほか、倒れたたんすに足を挟まれるなどして栗原市で7人、登米市で8人がけがをした。
このほか、東北各県などによると、けが人は青森県2人▽岩手県4人▽秋田県3人▽山形県3人▽福島県7人。
福島県二本松市によると、同市内の避難所でテレビが落下し、同県浪江町から避難した男性が足に軽傷を負ったという。青森県の八戸市と階上町では、住民に一時避難勧告が出された。一方、経済産業省原子力・保安院によると、東北電力東通原発(青森県東通村、運転停止中)と、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(同県六ケ所村)で外部電源が途絶。非常用ディーゼル発電機が起動し、冷却機能を維持している。
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