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「UFC137」が現地時間29日(日本時間30日)、米ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベントセンターで開催された。
メーンイベントでは破竹の10連勝でUFCにカムバックしたニック・ディアスが、元ライト級&ウェルター級のUFC2階級王者BJペンに判定勝利。
序盤はジャブを的確に当て優位に立ったBJだが、ディアスは2Rの打ち合いでボディーフックをめり込ませ、これでBJを失速へと追い込む。ディアスはそこからレフェリーストップもあわやの勢いでBJを打ちすえ、優位を決定的なものとする。
最終3RはBJも意地を見せ打ち返したが、判定は29−28、29−27、29−28の3−0でディアス。大きく目を腫らしたBJはマイクを向けられると「私が戦うのはこれが最後になると思います。もうトップレベルでは戦えません。娘が生まれるので、こういう人生はこれでおしまいにします」と話し、こちらもミルコに続いての引退宣言となった。
第8試合に出場したミルコ・クロコップはUFC通算戦績4勝5敗、現在は連敗中であり後のない状況。この試合を持ってUFCでの契約を満了するため、背水の陣をしきでロイ・ネルソンと対戦した。
しかしミルコは初回からテークダウンを奪われ苦しい展開を強いられる。何とか立ち上がり得意の左ミドルを打ち込むなどするのだが、ネルソンは下がらずミルコにプレッシャーを与えていく。2Rにネルソンを追い詰め、左フックとクリンチアッパーの猛攻で見せ場を作ったミルコだが、タフなネルソンはこれで倒れず後半盛り返し、マット・ヒューズポジションからパウンドとヒジを落としてミルコを削る。
これで消耗したミルコは3Rになると覇気を欠き、タックルへ出るも切られてしまい、ネルソンにバックマウントからのパンチを集められて万事休す。レフェリーが試合を止めると勝者を称え、「これが最後」と言い残してオクタゴンを後にした。
第6試合では元修斗&SRCフェザー級王者の日沖発がUFCデビュー戦で判定勝利。
185センチと長身のジョージ・ループと対戦した日沖は、1、2Rとテークダウンを奪い順調に試合を進めるが、マウントポジションに移行したところでループの抵抗にあい、そこから先を思い通りに展開できない。
最終3Rにはループがテークダウンを奪って逆襲に転じたが、何とか1、2Rの貯金をきかせて日沖が2−1での判定勝ち。辛勝の形となったが、UFC初戦を白星でクリアした。
通訳をつけず単独で勝利者インタビューに臨んだ日沖は、英語で「タフな試合でした」と振り返る一方、「日本のMMAは死んでいません」とファンに語り、自身のファイトの次戦での改善を約束していた。
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