薔薇好きパパの気まぐれ日記

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3月11日に日本を襲った未曾有の大災害、東日本大震災は、その2日後の日本学生ハーフマラソン選手権が中止になるなど陸上の学生長距離界にも大きな影響を与えた。各大学が東北地方出身者を擁するが、中でも東洋大は酒井俊幸監督、そして主将の柏原竜二を始めとする選手8名が福島県の出身。震災、そして原発事故に見舞われた地元を憂いながら競技を行っている。

「それでも自分たちは競技を続けさせてもらっている。そのことに感謝しなければならない」とは酒井監督の言葉。今年の東洋大は例年にない特別な想いで、10月10日出雲駅伝から今季の学生3大駅伝に挑む。

■福島出身の柏原「震災後、練習に身が入らなかった」
 東日本大震災直後、酒井監督はチームを一度解散し、関東より西の地域出身の選手を地元へ帰省させた。東北や北関東の出身者は合宿所に残ったが、安全を考え、一歩も建物から出ない日もあったという。

「まずは生命の確保が第一でしたので、親元へ帰すべき選手、チームに残す選手と分けました。合宿所に残っていても不安でしたが、震災直後の余震で高速バスや新幹線が止まったというニュースを聞き、帰省させた者も無事に帰れたか連絡を取りあったりしました。片時も気の休まる時はなかったです」と酒井監督は振り返る。幸い、東北出身者の中で自宅が津波で流された者はいなかったが、誰もが何らかの被害を受けた。原発事故の影響で実家が立ち入り禁止区域内に入った者もいる。冷静になれという方が難しかった。

「一番、自分を見失っていたのは僕だと思う」と柏原は言う。昨年、周囲の期待を一身に受ける中、不調で苦しんだ。そんな時に地元に帰ると、誰もが温かく接してくれ、自分が楽しんで走ることが一番だと教えられたという。今年こそは恩返しをしたいと思っていた矢先の大災害に、何も考えることができなくなってしまったのだ。
「うちは原発から50キロくらいのところ。家族全員が大丈夫だと聞いたのですが、やはり動揺しました。練習にも身が入らなかったです」

 チームが再集合したのは3月末。大学の新年度は通常通りに始まったが、それでも雰囲気は落ち着かなかった。しかし柏原は「監督がこんな時だからこそ、走れることに感謝しようという話をされました。自分たちが走れるのは当たり前のことじゃない。ならば、きちんと気持ちの入った走りをしないといけないと思うようになったんです。そこから少しずつ練習でも気合が入るようになりましたね」

 柏原は言葉ではなく、行動でチームを引っ張るタイプ。その姿を見て、他の部員も練習に集中し始めた。そしてチームは少しずつ落ち着きを取り戻していった。

■主将・柏原を中心にリベンジを誓う 下級生の台頭にも期待

 そんな中迎える今季は、東洋大にとって箱根駅伝の連覇が途切れ、捲土重来(けんどちょうらい)を期す出直しの年だ。

「(前回の)箱根を勝った早大と比較した時、うちはレース直前だけは順調に進みましたが、年間で見た時にいくつかの穴があったんです。その差が(早大との差)21秒に現れたのだと思っています。まずは足元を固めないと早大とは戦えません。そのため、春から地に足をつけて練習に取り組むことが何より重要でした」(酒井監督)

 今年は夏を迎える前に6月から短めの合宿を組み、徹底して基礎体力の鍛錬を図ってきた。ケガをしない体を作ること、そして夏合宿に万全の練習ができるための下地をここで作ったのである。トラックで自己ベストを出す選手は少なかったが、練習量は十分積んだ。現在の4年生が2年目の秋から競いあって伸びてきたように、夏合宿を終えた今から下級生の台頭を期待する。
「特に今の2年生は前回の箱根2区、3区を走った設楽啓太、悠太を中心に地力のある選手がそろっています。彼らが4年生を脅かし、メンバー争いしてくるようになって欲しい」と酒井監督は高いレベルでの競争を選手に求める。

 柏原は狙っていた世界選手権の座こそ逃したが、「今年は何より走ることが楽しめている。世界選手権に出られなかったのは力がなかったということ。これからも日の丸を付けるチャンスはある」と落胆はしていない。安定した精神状態で淡々と練習をこなしている今年は、昨年の今ごろと比べて、比較にならないほど状態はいい。
 8月7日に行われた十和田八幡平駅伝では上りの区間である5区14.1キロを49分01秒(区間新記録)、10月に入ってからも5000メートルの記録会で13分55秒93と凡庸な記録ながら、終始先頭を走ってトップでフィニッシュ。好調を維持している。

■「勝利への執念を感じてほしい」と酒井監督
 10月10日の出雲駅伝から、いよいよ始まる学生3大駅伝。昨年までは経験を積ませる場でもあったその前半戦だが、今年の東洋大は文字通り、“競争の場”となりそうだ。

「チーム内でメンバー入りを勝ち獲る走りはもちろん、レースでも勝ちにこだわった走りができているか。そこを見て欲しいですね。そして勝利への執念を感じていただければ、夏の鍛錬が成功したと言えるでしょう」と酒井監督は言う。部内での切磋琢磨がチーム力のアップにつながる。その歯車がうまくあえば、結果はおのずとついてくるということである。

 そして柏原は学生最後の駅伝シーズン。「レースが始まるまではあまり意識しないこと。そしてレースが始まったら集中して勝負を楽しめばいい。福島県人はこうでなくちゃっていう走りをしたいですね」
「自分の走りで東北の人が少しでも笑顔になってくれれば嬉しい」そう語る柏原。今年は各大学の東北出身者それぞれが柏原と同じ思いを抱きながら、走ることになるはずだ。

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