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第83回センバツは1日、第10日第2試合が行われ、鹿児島実(鹿児島)と東海大相模(神奈川)が対戦。東海大相模が2−0で鹿児島実を降し、準優勝した昨夏大会に続く4強入りを果たした。
東海大相模は二回、鹿児島実・野田のボークで先制。七回には渡辺の犠飛で貴重な2点目を奪った。鹿児島実は、2試合で22得点の東海大相模打線を前に野田がよく耐えたものの、打線のつながりがなかった。
○履正社(大阪)10−3智弁和歌山(和歌山)●(第10日・準々決勝)
強力打線のぶつかり合い。最初の1点が履正社を勢いづけ、智弁和歌山のリズムを狂わせた。
四回の履正社は3、4番が空振り三振に倒れ2死。「簡単に3人で終わらせたくなかった」と言う大西が左翼線に二塁打を放った。智弁バッテリーは坂本を右打席に迎え、タイムで間を取る。
ここで左腕・青木は内を突いて坂本を追い込み、外角速球でファウルを打たせて2ボール、2ストライク。どんな形でも勝負できる布石は打てた。しかし6球目のチェンジアップが高く浮いた。坂本がたたきつけたゴロは左前へ抜け、先制の1点が入る。スライダーを武器とする青木の術中にはまらないよう、低めを捨て高めを意識し続けたことで、バットがスムーズに出た。
制球が不安定ながらも、スピードに変化をつけて内外角に投げ分け、履正社打線を苦しめていた智弁バッテリーに動揺が走る。「あれから雰囲気が変わった」と坂本。智弁の捕手・道端が「ワンバウンドするような球を放らせたかった。スライダーの方が良かったかも」と悔やんだ1球だったが、この時点で試合の歯車は動き出していた。
五回2死からの履正社の2点目はサイン違いによる捕逸がもたらした。さらに「ミスに付けこんでいこう」というベンチの声に呼応するように、大西、坂本らの5連打などでリードを8点まで広げた。
相手のほころびを見逃さずにたたみかけ、「自分たちの野球をすれば、強い相手にも勝てることがわかった」と坂本。初の4強進出を決め、自信にあふれていた。
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